脳と腸の話

幸福を感じる幸せホルモンのセロトニンが脳でなく腸からの出ていることは周知の事実。

最近、私がスパイス料理を始めたのも、スパイスで適度に腸を刺激して活性化させて、もっと幸せになるためです。

さて、今朝、ラジオを聞いて驚いたのですが、それは腸の奥深さについての話でした。

立ち上がったサルは人間になるためにまず腸を進化させたそうです。

なぜ腸を進化させたかということについては言及しなかったのですが、サルは人間となり、大陸間の長い距離を移動しても飢えで死なないようにあらゆる食物から成分を分解して栄養素やエネルギーを得るために腸を進化させたのだろうと解釈しました。

言うまでもなく、腸は膵臓、肝臓、胆嚢に指令を出して分解酵素、分泌などの作業を行い命を維持している重要な臓器です。

そのため、危険な食べ物を食べたり、毒物が入ったりすると命に関わるので、すぐさま口、肛門から吐き出すように、進化の過程で高感度のセンサ機能も実装させました。

そして、腸はさらに進化を遂げます。

生命に関わる重大な判断力を持つために、脳幹から延びる迷走神経で脳を直接コントロールするようになります。これは気分と言う暗号で脳に自分の思いを伝えているのだそうです。幸せホルモンのセロトニンが腸から分泌されていることからもこの説にはうなずけます。

そして、驚いたのはここ。

実は顔の表情を作る表情筋は腸の延長で組織されているそうです。つまり、表情は内臓の活性状態を見せているのだそうです。むかつくとむかつく顔になっていますし、幸せを感じると(腸からホルモンが出てる)自然と笑顔になります。なるほど〜

人間は頭で考えて動いているように見えて、実は体が先に動いて後から脳が判断しているのですね。

脳は騙せるという脳科学のさらに一歩先を行く、体の心理学説にうなずきっぱなしでした。

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