Jirorhythm

伊藤二郎【音楽 マラソン スコッチ Webフロントエンドエンジニア】 毎朝4時起きで書…

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伊藤二郎【音楽 マラソン スコッチ Webフロントエンドエンジニア】 毎朝4時起きで書道から始まる日々に感謝。空海がヒーロー。 音楽業界〜Web制作〜外務省(2023年4月末退官)。 ワールドミュージック、マラソン、スコッチ、本、スニーカーなどについて綴っていきたい。

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自己紹介

 福岡生まれで子供のころからとくに取柄もなく育ち、昆虫図鑑を見ること、漫画を描くことが好きだったが、小学3年か4年のころに始めた野球を結局はすごく好きだったのだと思う。最近、検索してみて閉校になったことを知ったが、和歌山市立雄湊(おのみなと)小学校にあった野球クラブチームは強力だった。和歌山市でナンバーワンのチームだった。年に7回あった大会で4回は優勝、2回は準優勝、1回はベスト4だった。和歌山城が見えるグラウンドだった。もう50年以上前のことだけど当時のことはよく覚えている

    • アフリカの太鼓(Djembe)との出会い

      もう2年以上前の話だが、ジャンベフォラ(アフリカの太鼓の神様)と言われ世界中で活躍したママディ・ケイタ(ギニアからベルギーに亡命)という太鼓叩きが亡くなったことを鹿児島の知人から知らされた。鹿児島でニュースになったらしい。 【R.I.P.】世界的ジェンベ奏者、ママディ・ケイタ急逝 ママディは本当に素晴らしい太鼓叩きだった。 ママディとの最初の出会いは今は無き六本木のWAVE館地下の映画館『CINE VIVANT』のスクリーンを通してだった。 劇場公開日が1993年9月1

      • 初めてのハワイのマラソン:マウイ・マラソン(2006)

        ハワイ諸島には知られているところで8つのマラソン大会があった(今では開催されていない大会もあるし、幻の大会、Maui Paradise Marathonもあった。)。それらの全てのマラソン大会を走ったが、いずれも素晴らしい大会ばかりだ。島に個性があるようにマラソン大会にも個性がある。オアフ島とは異なる存在感を持つマウイ島。ホノルルマラソンはいつかは走ると思っていた。オアフ島もいつでも行ける。それに沖縄もそうだが、本島よりも離島好きである。初めてのハワイ諸島のマラソンは、オアフ

        • 父からの贈りもの

          父が3月に旅立った。 まだ父について書くことができない。 ずっと深い大きな溝があった。 父は子供との付き合い方が下手だった。 あるとき、新聞の切り抜きを送ってくれた。 僕は65歳。まだまだこれから。今もマラソンを走り続けている。 マラソンも人生もこれから加速する。

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          初マラソン 2005 adidas DUBLIN MARATHON

          初マラソンの朝は冷たい雨だった。ダブリンの10月31日は寒い。雨の準備も出来ていないままスタートを待った。今なら薄いゴミ袋の底に穴をあけて被るとか100円ショップでカッパを買っておけば済む話だ。 こういうことも初マラソンの記憶としてはかえって良いものかもしれない。 歴史あるトリニティ・カレッジがスタートとゴールだ。 とにかくスタートだ。走り出すとすぐに違和感。ロンドンでもリバプールでもマンチェスターでも街中を走って備えていたが、ジムのトレッドミルの上を飛び跳ねているばかり

          初マラソン 2005 adidas DUBLIN MARATHON

          今日の一冊:今日の芸術/岡本太郎

          毎日、自分をできるだけ正しい方向に向かわせてくれる力となってくれている読書。読むというかちらっと目を通す一冊についてサクッと感想を書いてみようかなと思った。書評ではなく、独り言だな。まとまりがなくてもいい。とにかく始めてみよう。本日が第一回。大尊敬する岡本太郎さん。 岡本太郎さんからはほんとうに勇気と力をいただいている。昔は毎日、まず岡本太郎さんの本のいずれかに目を通して力をもらって一日をスタートしていた。 ’70年の大阪万博の『太陽の塔』のインパクトは凄すぎた。当時、丁

          今日の一冊:今日の芸術/岡本太郎

          月待ち信仰 月夜にスコッチ

           好きな京都について書いてみたいと思う。好きは好きでも猛烈に「京都に恋している」。いつも思っている。京都のことを。 好きなものがある、いるということはとても心を豊かにさせてくれる。僕には京都という絶対的に好きなものがあるという核が自分を落ち着かせてくれている。一生片思いで終わることが決定している遠い存在の京都だけど。 きっかけは、明らかに『京都人の密かな愉しみ』というドラマを知ってから。このドラマの魅力を書き出したら、いくら時間があっても足りないが、今回は、季節柄、月夜に思い

          月待ち信仰 月夜にスコッチ

          世界の音楽との「出会い」

          大阪のレコード店で出会ったインドネシアのダンスミュージック ダンドゥット(DANGDUT)の女王、エルフィ・スカエシ(Elvy Sukaesih)と言ってもまずは誰もわからないだろう。インドネシアの美空ひばりと言ってもピンとこないな、きっと。それに正しくもない。インドネシアは多様な民族の集まる国だから国民を代表する歌手はいない。ひとつの大衆音楽の女王である。 大袈裟だが、このレコードと出会わなかったら、自分の人生は変わっていただろうと思う。ただ、それはわからない。でも、出会

          世界の音楽との「出会い」

          初めてのマラソンを走るまで

          知っているつもりで何もしらない。 何の気無しに見ていた2005年ヘルシンキ世界陸上の男子マラソン。日本からは尾方選手(元野球部)が力走し銀メダルを獲った。尾方選手は素晴らしかったけど、僕に強く印象づけたのはイスラエルの選手だった。名前も記録も覚えていないが、年齢が50歳だったということ。 50歳でマラソンって走っていいのか!? いくらイスラエルという国の規模としては決して大きくはない、つまりエリートアスリートはそれほど多くいるとは想像できない国であったとしても。 50歳でお

          初めてのマラソンを走るまで

          中古レコードと古本

           神田の古書店街が好きだ。 古い本と古いレコード。本もレコードもすぐにデッドストックになるので古いものが流通されるというのはとても有難い。 とくに「ワールドミュージック」のレコードは新しいリリースというのは、ほぼ無いから、昔発売されたレコードに巡り合うと心が躍る。 自分はレコード会社時代は発売するかどうかをプレゼンしたり決定していた側でもあるので、古書店に並ぶレコードが発売された当時の担当者はどんな思いでそのレコードを発売にこぎつけたのか。果たしてこのレコードが当時の日本でど

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