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#3 元RTA世界王者GAMIが『ジセおじ』になる最短チャートを作成する

ただの『おじさん』が次世代のイケおじ『ジセおじ』になるために必要なことは何だろうか?と4月1日に変わり果てたおじさんの自分に語り掛けました。

コロナ渦下において、2020年4月緊急事態宣言が発出され、私の勤めている会社の店舗が休業を余儀なくされた頃、暇つぶしに見始めたyoutubeで私が大学卒業した後位に流行っていたドラクエ8の動画を懐かしいなぁ、、、と思い見始めました。

動画を見れば見るほど関連動画へ飛ばされていき、いつの間にかある*RTA走者のLIVE配信動画に辿り着きました。
(*RTA=リアルタイムアタックの略省で、現実にタイマーを入れ一切休憩なく最後のエンディング終わりまでのタイムを競うもの)

なんとドラクエ8RTAの当時の世界記録というものが9時間18分という記録でラスさん、通称8おじと言われる方が達成しており、その記録を破るのは非常に困難だとその界隈では言われていました。

当初、ドラクエ8を毎日のようにワタラさんと言われる当時世界2位9時間24分の記録を持った走者と、ますにゃんさんと呼ばれる当時世界3位(後に世界1位)が競い合うかのように走っていました。

その姿に触発され、PS2を実家の段ボールの中から探し出し、連射コントローラーを買って見様見真似で始めていました。ドラクエ8はドラクエシリーズのRTAでは非常に長いジャンルで上手くなっても10時間程はクリアに時間を要する、かなりハードな分野でした。

色々なRTA走者のタイムのRAPを参照に、それぞれの走者の良いところを取り入れて、さらに自分でここをもっとこうした方が良いんじゃないか?と思ったところは自分なりにアレンジしてオリジナルRAPタイマーを作ります。

RAPタイマーにはタイムを切って途中の通過タイムを計測して、記録が出無そうだったらリセットして再びやり直し、延々と記録更新を目指して戦っていく、言わば己との闘いです。

言葉だけじゃ理解し辛いだろうから私が配信していたチャンネルを貼り付けておきます。↓(今でもたまに走っています笑)
https://www.youtube.com/channel/UCDGb2BZKXyLolwZauH-90GA

そんなこんなで季節は廻り、会社が休みの日にはRTAの記録狙いという、とても不健康な生活を送っていたのも、おじさん化した元凶の一つであると思いますが、、、笑
だが、2022年5月にドラクエ8バグ有永遠の巨竜RTAというジャンルで世界一位9時間36分と言う記録をなんと達成しました!それも1から全部自分が作ったオリジナルチャートで達成したこともあり、喜びは言葉では表現できないものでありました。

オリジナルチャートの中身を少し説明しますが、その時に誰もやっていなかった、LV1で先に雪崩のイベントバグを起こした上、終盤の町に入り、防具や道具をあさり、序盤を有利に進め中盤も独自ルートで世界を回り、世界回りの効率化をしたりする斬新なチャートでした。

前置きが長くなりましたが、ドラクエ8のバグ有永遠の巨竜RTA世界1位のオリジナルチャートを作成した私が『ジセおじ』になるためのRTAのチャートを作成することに決めました。

チャート作成のためにまず必要なことは『ジセおじ』というゴール設定なのですが、実際にはゴールの『ジセおじ』という概念はまだこの世には無く、自分がその概念を育てなきゃいけないということになりました。

仮の『ジセおじ』というものに関してのゴールをイケおじと重ねてチャートを作ることにしました。

総合的なジセおじになるには、、、

①外面的若々しさを手に入れる
ー服装にファッショントレンドを取り入れる
ー健康・体重管理をする
ースキンケアを学び実行する
ー色々なアクティビティに挑戦し経験を増やす

②最新のテクノロジーを使いこなせる

③同年代の男性のリーダー的存在になる
ー道徳的であり常に紳士である
ー女性、若者、子供に敬意を払える
ー旧来の男らしさ女らしさの概念にとらわれない

主にこのようなチャートが作れます。
まず最初は①の外面的若々しさを手に入れることで自信を取り戻すことがミッションだと考えました。

しかし普通の一般的なおじさんだったらこのタスクを見てどう考えるでしょうか?
これらを得るための方法論を考えて実行する段階で挫折すると思いませんか?
ヘタしたら見ただけで頭が痛くなる人もいると思います。

なぜかと言うと、『実行することが人間にとって不快なこと』だからです。

実は人間って四六時中考えて思い悩んでいるんですよね。
ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、人間は1日に35,000回の決断をしているとのことで、考えることだけで人間はエネルギーを使いすぎているのです。

でも実はこの考えている状態が人にとってコンフォートゾーンと呼ばれる心地よい快適な状態で、実行するという判断を下すことが不快な領域へ行くことになるので、腰が重いわけです。

だから人間は無意識の内に何もしないという決断を一日中していることにもなるんですよね。

テクノロジーがここまで進化した現代人は決断疲れをしていると良く言われるのも理解できる気がします。

私が子供のころは携帯電話もなかったり、ゲームもオフラインのゲームばかりで、本当に目の前のものだけに集中できる環境だったのに、今や小さい頃から携帯電話を持たされ、色々な人の無理やりコミュニケーションを間接的にとらなければいけない状況なので、本当に選択や決断を多く迫られているのが現代人の現代病と言っても良い特徴だと思います。

ただそこに負けていたら進まないので、一つだけこの決断疲れというものを克服する、コンフォートゾーンから抜け出す方法がないか考えてみると、あったんですよ。

実は2022年5月に歯医者にかかってからずっと続けているデンタルフロスという習慣が。

習慣っていうものは良いものでも悪いものでも習慣になっているために、決断するというものがないんです。自然とやっている。当たり前にやっている。これが習慣と言うもので考える余地がないんですよね。

フロスもお風呂場で毎日必ずやることが習慣化されていたので、やらないと気持ち悪い状況、つまりやることがコンフォートゾーンという状況になっていました。

フロスはやることで歯周病も治るし、歯周病・虫歯予防にもなるし、歯茎もピンク色に綺麗になるし、口臭も少なくなるし一石五鳥位になる良い習慣だと思っています。

フロスをするにあたって、なぜそれが習慣化できたか?と言うと
これが人間が行動を起こす最大のモノだと考えているんですが、、、

『恐怖』です。


恐怖って言うのは圧倒的恐怖で、もしその状態を放置したらこうなるという未来を提示された時に人は動かざるを得なくなります。

私も医者と歯科衛生士に
『このままだと近い将来歯がなくなるよ。』
と言われた言葉に恐怖して、その瞬間から動き始めれたのです。

その経験があったので、鏡に映ったおじさんの自分を見たときに、恐怖を感じれてすぐに行動を移すことができたのです。

長くなってしまったので今回はここで終わりにしようと思いますが、これだけ覚えておいてくれたらきっと、誰もが変われる一歩を歩みだせると思います。

『恐怖』


この二文字を頭に刻み込んで『ジセおじ』の道を一緒に踏み出していきましょう!

次回以降、元RTA世界王者GAMIが『ジセおじ』になる最短チャートを私のここ4~5カ月の経験と体験と共にお話していきたいと思います。


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