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仕事のやりがいは社会的欲求と承認欲求が大事と思ったこと。

先日、会社でモヤっとしたことがありました。

部長Aからのメールで、関連会社からマスクが販売されることとなったと連絡がありました。そのマスクは、現在ネットで販売されているマスクの相場とあまり変わらない、1箱40枚入りで3,500円ほどのマスクでした。

まぁ、現状マスクが買えるだけでもまだましか・・・、と思われるでしょうけれども、実は親会社の営業達にはマスクが無償で配られていましたが、コロナウイルスの影響で在宅勤務になり、マスクの在庫が大量にありました。

いやいや、マスクすでにあるやん。

てかつかってないやん。

つっこみどころ満載です。

私の会社は物流大手の子会社で、業務を請け負う会社であり、また顧客の情報を扱うので、セキュリティやら守秘義務の問題があり、さらに紙を大量に扱わなければならない仕事なので、在宅勤務が現状追いついていない仕事なので、毎日出社しなければならないのです。

ただ、仕事をとってくる親会社の営業は、新規開拓もできない状況なので、在宅勤務になっている。そんな状況なのです。

マスクが買えることはありがたいのですが、すでにマスクがあり、使う人間がいない、そんななかで先のメールです。

ある同僚Bが全返信で上司にメールしました。

「会社でマスクを売る前に、すでにあるマスクを配るのが筋じゃないでしょうか?危険な中通勤してきているわけですから。」

もっと丁寧な感じでしたが、ザックリこんなメールでした。

親会社にストックされているマスクは、資産なので、そこからいただくことはおそらく無理だろうなと僕も思いましたが、同僚Bの心情も理解できました。おそらく同様の思いを抱いている人間もいるだろうと思って、部長Aからの回答を見守ってましたが・・・。

しかし、翌日になっても、このメールに対してその部長Aは何も返信せず、周りのほかの同僚たちも、「あいつ何言ってんの?」「あいつのメールが全員の総意と思われたくないよね」等の揶揄が、陰で横行していました。

同僚Bは確かに普段から仕事は遅く、自分の苦手な業務を避けているので、できないヤツのレッテルを張られているのですが、社会情勢に詳しく、ITリテラシーの高いやつでもあるのです。

そもそも論ですが、何か意見が出たことに対して、その意見に向き合わずにスルーする、陰口をたたくってシンプルにいじめじゃね?って思いますよね?

私はかなり憤りを感じましたが、その同僚Bにこっそり「マスクがもらえるかどうかは別にして、心情は理解できる、応援しているよ」と声をかけました。

その同僚Bは少し目を赤くしていました。

本当は表立って部長Aやほかの同僚たちに声を上げたかったのですが、会社という組織の中で孤立することは避けたかったので、心苦しかったのですが、同僚Bに声をかけるだけにとどめました。

同僚Bの主張は、会社の仕組みにおいて通らないものかもしれませんが、意見を出したことに対して何もリアクションしない組織に未来はあるでしょうか?

仕事では数字や論理が重要視されますが、働いているのは人間なので、もちろん感情があります。

その感情を汲み取ることができないと、人は動きませんし、反発が生まれます。

論理や数字と感情は分けて考えなければならないのです。

「このマスクは親会社のものだから、資産管理の関係で配ることはできないけれど、君の言いたいことはわかる。すまないが会社が販売しているマスクを検討してくれ。」と返信があれば、周りの印象も変わっていたし、同僚Bの納得も得られたでしょう。

今回の出来事から、改めて思ったのは「仕事のやりがいとは、まずは組織の中での仲間意識が見出せるか、自分の意見が承認されるか」が大きなキーとなっていると感じました。

マネジメントする際は、部下の承認欲求を上手にコントロールできるか、チームの雰囲気がまとまっているかを気を付けたいところです。

皆さんはどんなことを気にしながら仕事をされていますか?ぜひコメント欄で教えてください!

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