見出し画像

警察担当記者は警察とズブズブになるほど偉くなる【ルポライター安藤海南男「さよならマスゴミ」#7】

前回の記事はこちら↓

 ひとさまの世話になることほど、みじめな気分になることはない。では「一人で生きていけ」と言われれば、それはそれで難しい。独力で自活できる方法といえば、医者や弁護士のような士業に就くか、資本家にでもなるしかない。だから、吹けば飛ぶようなしがないサラリーマン記者は、日々受ける屈辱を受け流し、自尊心をすり減らしながら会社という「看板」の陰で息を潜めるしかないのである。

ここから先は

1,247字
この記事のみ ¥ 200