見出し画像

インド、チェンナイ 2

お気に入りの本屋の一つでもある、Tara Booksを訪ねる事がチェンナイに来た理由の一つ。
去年からお店と連絡のやりとりをし、作業スペースまで見せてもらえる約束もした。
Tara Booksは全て手作りでシルクスクリーンから製本までしている本屋さん。
やはり私はデジタルよりも手作業が好きなんです。



Tara Booksで本や、カードや、ノートブック、ビデオなどを見せてもらい、その後本を制作している場所へ。


シルクスクリーンは1枚につき3人がかりで作業。
一人が紙をセットして、一人がインクですり、一人が乾かすための板においていく、という流作業。
もちろん一枚一枚ちゃんとすれているかも目でチェックしていた。

タミール地方の紙工場から届いたたくさんの紙の種類や、BPCインク、シルクスクリーンをつくる機械(といってもそれも手作りの箱のようにも見える)、ドイツ製のプリント機もあった。
知っている絵柄のミスプリントが置いてあった。
伺った時は新作の「Seeds」を刷っている最中。
出来上がりサンプルを見せてもらったけど、凝った工夫もある本だった。
Tara Booksの本は話の世界観も好き。
 1冊本をつくるのに大体2ヶ月かかるそうなので、Seedsは2月か3月に発売予定。
日本語翻訳作業も進んでいるそうで、日本語版は半年後くらいかな〜。と言っていました。

本屋でも作業場でも大興奮で、たくさん質問して、気づけば4時間くらい滞在していました。
Tara Booksのみなさま、とても優しかったです。

Bookstore のあたりのエリアは緑も多く、静かで、美しかったです。
今度はあのあたりのエリアに滞在してみたい。

制作場のリーダーの方がランチの場を紹介してくれました。
南インドミールズ
地元の人でにぎわっていて、行列でした。


Wifiが一切繋がらない部屋に観念して、
ホテルのレセプションをリビングのように使いこのnoteを書き終えかけた今、いきなりムスリムの人達が同じテーブルを囲うようにして私の周りにドシっと座りだした。

パソコンカタカタ打ちながら、なんか囲まれた?と思った矢先に

日本人ですか?とキレイな発音の日本語で話しかけられた。

街で何やら日本人らしき人がいると聞いて探してたという。

まさかこのホテルに日本人は泊まらないだろうと思ってたらいたからびっくりしたといわれた。

自分達は子供もいるし荷物も多いし、友達がこの近所にいるから仕方なくここに泊まってるんだけど、部屋がひどくて昨日ホテル側と喧嘩したばかりなんだ。
Wi-Fiは繋がらないしお湯は出ないし写真と違うし。。
あなたの部屋は大丈夫?あなたはインド初めてじゃないね?と聞かれた。

よかった、私だけじゃなかったんだ。

Wi-Fiはネズミがかじって使えない。
シャワーのお湯は出ません。
名前が違うのも電話番号違うのは苦笑い

と言うホテル側の返答に、一同無言真顔になった。
あきらかにみんなムっとしている。
それに動じないホテルスタッフ。

こんなの日本だったらありえないよね!?と私からではなく彼等に言われ、笑った。

あ!そうだ!
プーナの友達が、チェンナイにいるならココナッツオイルであげたバナナチップスを食べてみな!と言ってたんだけど、どこで買えるか知ってる?
と聞いたら、彼等の内一人がこの辺りで一番有名なバナナチップスを買いに行ってくれた。


びっくりしたけど、こおいう一瞬の出会いは旅の醍醐味と言える。

https://note.com/jivanamana716/n/n0a8c3f629104


この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

サポート頂きありがとうございます。いただいたサポートはAmana & Tathinaのクリエイティブ活動、画材購入などへ使わせて頂きます。