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トルコUrlaからYenifocaへ


(旅メモ)

UrlaのFahrettin Altay 駅からメトロに乗りHalkapiner駅でブルーラインに乗り換えてAliaga 行きの終点一つ前の駅Bicerova駅まで移動。(約1時間半)
手配していたTaxi のドライバーMehmetと合流。
Taxiを飛ばして約40分でYenifocaの丘の途中にある友達の家に到着。

Mehmetはとても親切なおじさんだった。

今回の旅行の予定の一つであるこの友達の家。今年の一月にPuneのBuddha Groveにて友達家族不在の今、自由に滞在してよいよというオファーを頂いた。
同じ日に同じ場所でレスボス島の友達からも同じオファーを頂いたミラクルに、これはもうこのオファーに乗るしかないと思い企画した今回の旅。

その後、父が倒れ入院、手術、看護、母の初期認知症疑惑等があり、諦めかけていたが、2度目の8時間以上かかった大きな手術を乗り越えた父が、ホリデーに行ってきなさい。と背中を押してくれた事で実行に踏み切った。
父の3度目の手術が私の成田出発日と重なった時もまた相当迷った。
友人が、家族のケアももちろん大切だけど、実行しなかった事をいつか大好きな両親のせいにしないように。と言った言葉にも同感だった。
もし後悔とストレスを残して両親のせいにするなら何の為に今、家族の為に動いているのか、元もこうもない。
あとは自分のルーツである両親がいなくなるかも、ひとりぼっちになるかもと言う根底から震えさせられるような感覚と恐怖を、知識としてではなく初めて体感として味わい、眠れなくなった日々、半年以上の緊張感の日々で自分自身に休息が必要だともわかっていた。
姉も留守の間リモートワークに来て様子を見とくから行っておいで、でも早く帰ってきてねー。と言ってくれたので旅に来れた。

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ここはリゾート地
夏のハイシーズンはもっと賑わっているだろう。
ビーチにレストランとテーブルがたくさん並び、テーブルと椅子の違いで店の区切りを見分けるほど延々と席が並んでいる。
少し離れたところにはリゾートバー、レストランが点々とあり、そこを利用する人達は目の前の美しい海を堪能できる。

私は毎日、家の屋上テラスから海を見渡し本を読んだり、瞑想したり、絵を描いたりして過ごす。
もっと大きな紙や絵の具を持って来なかった事を後悔するが、毎日大海の前で一人で過ごせる贅沢に一日はあっという間に過ぎていく。
6年ぶりにして初めてMeeraの日本語訳の本をようやく読み始める事が出来、読みながら風景が未だに新鮮に浮かんでくる自分にびっくした。
本の内容の年代には私はいなかったが、Meeraの最後の約10年弱を共にインドPuneで過ごしたので、年代は違えど彼女や風景にとても馴染みがある。
本を読み進めるにつれてワクワクしてきて、彼女のグループに参加したいと思った。長年グループに携わってきたけど、彼女が居なくなってからこのワクワクを失っていた自分がいた。
久しぶりに感じたこの感覚に自分で自分に興奮した。

忙しくしていると、自分を感じたり、人のささやかな思いやりに気づかない事がよくある。
今回この友達の家に来て、トイレットペーパーが置いてあったり、飲み水のボトルや、マットレスが外のテラスにあったり、それらが全て私の滞在の最初の数日をいかに楽にさせてくれたか。
何も言われなくてもその配慮を感じた。

Yenifocaは、元々あったFocaから出来たNew Foca的土地で、新しい感覚もあり、若者にも好まれている場所らしい。


週に一度Wednesday Market が開かれる。

道にオリーブとイチジクの木はたくさんあるが、イチジクの収穫は終わっていると見える。


友達が大好きなレストランにランチに訪れた。
朝ごはんメニューもまだあるというのでオーダーした。
なんと美しい。
野菜や細かいオリーブの組み合わせ。
インドターリーかと思った。


後から聞くとトルコの朝ごはんではなく、クルドの朝ごはんだった。
クルド人のFaith夫妻のレストラン。
美味しいものはハートを開く。
オーナー夫妻と仲良くなり、インスタフォロー交換した。
移動前にもう一度きたい。

レストラン情報 
Firuze Kahve-Kahvaltı
Mustafa Kemal Atatürk, Savran Sk No:19, 35680 Foça/İzmir


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