本気度がわかる?バスの並び順の話
J2で迎えた横浜FCの2024年シーズンは、早くも第2節までを消化。残念ながらいまだに勝利がない。
特に開幕戦は気温も内容もお寒いゲームだった。だが、こればかりはシーズンが進むにつれてアツくなってくれることを、信じて祈るしかない。
その開幕戦の試合前、「HAMABLUE号」と対戦相手のチームバスの並び順を見て「おや?」と思った(タイトル写真)。
通常はアウェイが前
昨年までは「HAMABLUE号」の前にアウェイチームのバスが停まっていることが多かった。
関係者出入口に横付けする形である。クールダウンや身支度を終えた選手たちが直接乗れるようにしていて、全員揃ったらすぐに出発できるようにしているのかなぁ?と思っていた。
飛行機で来ているチームなんかは、帰便スケジュールがタイトな場合もありそうだし。
神奈川ダービーは話が別
しかしながら、この原則を外すパターンがある。
マリノスとの横浜ダービー、川崎戦・湘南戦を含めた神奈川ダービーの時だ(※1)。
同じ神奈川でファン・サポーターやスポンサーを奪い合う直接のライバル同士。生存競争と意地をかけてクラブ全体が一丸となる一戦。
だからこそ、バスの並び順といえども「この相手には前を譲れない」という姿勢を見せているのかもしれない。
もう一つの例外
では、なぜ今年の山口戦はダービーでもないのに「HAMABLUE号」がアウェイのはとバスの前に出ていたのか?
クラブが方針転換したのか?というと、そうでもなさそうだ。
過去の写真を漁ってみたら、神奈川ダービー以外にも「HAMABLUE号」が前に停まっている試合があったのだ。
横浜FCが20周年を迎えた2018年以降、ワタシが足を運んだホーム開幕戦である。
選手や監督によっては平常心で臨みたいという気持ちを「開幕戦もリーグ戦の●分の1でしかない」とコメントで表現することがある。
しかしながら、初戦に勝って盛り上げたいというのもまた、人情というもの。
ダービーだからとか、開幕戦だからとかではなく、「絶対に勝つ」というクラブ全体の意気込みが強い試合は、こういう形に現れるのかもしれない。
次のホームゲーム・山形戦ではどうなるだろうか。キックオフ前に駐車場をまた覗いてみよう。
注釈
※1:Y.S.C.C.、SC相模原とは公式戦の対戦歴なし。
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