見出し画像

横展開を考えたワケ

私は物書きの仕事をしています。

以前、ライターの上流工程は何かという話をしましたし、木曜日には雑談配信で直接ではありませんがその話もしました。

その時に私が話したのは、今のスキルを活かして縦ではなく横に仕事を展開することでした。


お恥ずかしながら、私にはものを書く以外のスキルがありません

最近は仕事を信頼できるライターさんに振り分けてディレクションもしていますが、基本的には物書き。何か書く仕事を得ないと死んでしまうわけです。

縣さんとタッグを組んでいるのがその典型例で、双方が補完しあえる存在であることを理解したうえでパートナーとして活動できています。

また、ほかにもデザイナーさんやWeb漫画家さんとのタッグも組んでいることが、私が物書きを続けられている理由です。


動画を見ていただければわかりますが、すめしさんの生き残り方とは違う方向を選んだわけです。

同じ世界で求められる存在になることが「すめし流」とすれば、私や縣さんの場合は別の世界を作りつつ守備範囲を増やしていく流儀。

もとから飽き性というのも関係していますが、私は横展開をする方向で生き残ることを決めました。


ここからはちょっとしたオフレコ話なのですが、パートナーが増えるとお客さんが減ります。

「Why?」と思った人もいるでしょうが、マジで減ります。

その理由は簡単で、自分とパートナーの仕事でできることが明確になるため顧客がこちらに依頼するかどうかの判断基準が多くなる。結果、検討できる余地が増えるんです。

つまり「うちはこんだけできますが、お望みのプランはありますか?」とできる。顧客は「求めてるものがないから他を当たろう」となるわけです。

しかし、依頼してくれる方も当然います。

「それ探してたんですけど、久保田さんに依頼したら全部お願いできる感じですか?」「Yes、高〇クリニック」と答えられるので成約率も高くなるんです。

相手は余計なコストをかけないで済むので、その分予算調整とかも融通が利く…という感じですね、うん。

手の内さらけ出したよ(笑)


とはいえ、このパートナーを探すのがまあ大変です。

縣さんやデザイナーさんとは偶然出会うことができましたが、物理的に人に会う時間が作れない人もいるでしょうね。

下手したら時間だけではなくてお金もかかるので、私は万人には勧めません。やりたい人がやればいいと思います。

私の横展開論は誰でもできる方法ではないと思っていますし、形になった成果物も違うと思います。

もし横展開したいのであれば、できるできないは脇に置いて自分がやりたいことを突き詰めたらいいんではないでしょうか。

あえて上に行かない生き残り方。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?