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営業は農耕型と狩猟型

クリエイター営業勉強会の中でお話したことなんですが、営業には大きく農耕型と狩猟型があります。

農耕型は、農業のように種を蒔いて芽が出たら収穫する方法。狩猟型はその名の通りターゲットを直接取りに行く方法です。

かの有名な詐欺事件を起こした豊〇商事や、鬼教育の営業を叩き込まれる光〇信なんかは完全な狩猟型ですね。

あとバブル時代の銀行も、先の2社よりも穏やかですが狩猟型。「うちで口座作りませんか?」はその典型的な言葉だと思っています。


一方の農耕型は、今は普通になったので例を挙げるほどでもない感じですね。

しいて言うならメルマガやDMで接触する機会が多い相手が農耕型です。

Web界隈だとこっちが多く、フロントエンド・バックエンドみたいな言葉が生まれます。

後は相手の予算に応じてどんなことができるかを提案する。そういう意味ではクリエイター職は農耕型かもしれません。


営業畑にいた人ならご存知の言葉だと思いますが、どちらが正解かと言われればどっちも正解です。

あいまいな回答なんですが、時と場合によるので何とも言えないという感じ。

明確に分けるのであれば、初対面のお客様には農耕型ですし、すでに興味をもって問い合わせされる方には狩猟型で応じます。

結果的に失敗することもあるのですが、最近聞いた話だと「クリエイターさんはその匙加減がわかってない人が多い」とのことでした。


曰く、お客様はサービスを購入するつもりで相談を申し込んだのに、話してみたら金額と内容だけ伝えられて「なんかあったらお問い合わせください」と言われて終わり……。

いやいやいや!意味わかってる!?という話でして、自分がみすみす仕事を逃しているだけならまだしも、相手に失礼じゃない!?と言う感じです。

どっちが正解とかはないですし、相手がこちらに興味を持っている以上、狩猟型でひと狩り行っちゃっていいんです。というか(言い方悪いですが)狩られるのを相手は待っています。

なのにそれをみすみす逃すだけではなく、失礼にも説明だけで終わらせようとする……。

コミュ障か!と突っ込みたくなるのですが、その辺難しいよね……という感じです。


農耕型も狩猟型もどっちも大事ですが、使いどころを間違えてはいけません。

結果的に成果が出なくても、それは仕方ないことだと思います。

とりあえずこの2つがありますが、どっちが正解とか思わず、お客さんのことを学び続けることが大事なのではないかなと思います。


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