週末旅をお勧め(番外編):青森県の両半島を満喫
この前の週末旅の高知編の次は夏休みの旅で番外編です。夏休みを利用して五泊六日の余裕ある日程でレンタカーを使い青森県を満喫した旅の記録です。タイトル画像はこの旅行の間にGPSログを記録し地図に表示させたもので青森県をかなり巡った様子がわかります。
【1】今回の旅の目的
青森県は北海道に行く時に列車で通過したことはあるが観光した事はなく、JALグループ就航の空港が二つもある県であり夏休みを利用して全部回って見ようという欲張り旅です。
【2】青森県の旅の計画(移動・宿)
青森は下北半島と津軽半島の大きな半島がありあちこちに見どころも点在しているので周遊の旅を考えた。二つの空港利用も考慮し航空券と宿とレンタカーを別に手配した。
移動:羽田⇒三沢、青森⇒羽田の航空券はJALで予約する
移動:三沢空港借用で青森空港返却でレンタカーを予約
宿泊:下風呂温泉、むつ市、青森市、嶽温泉、弘前のホテルなどを予約
今ならJALのダイナミックパッケージでお安く予約するのですが、この時もステータス修行と青森のJAL CITY青森で使えるクーポンがあり個別に予約をした。
【3】おおよそのルート
1日目:羽田空港(08:20)⇒JAL155⇒(09:35)三沢空港⇒尻屋崎⇒下風呂温泉(泊)
2日目:下風呂温泉⇒大間崎⇒仏ヶ浦⇒恐山⇒むつ市(泊)
3日目:むつ市⇒野辺地⇒青森市内散策⇒青森(泊)
4日目:青森⇒竜飛崎⇒五所川原⇒嶽温泉(泊)
5日目:嶽温泉⇒五能線沿線⇒白神山地⇒弘前市内観光⇒弘前市(泊)
6日目:弘前市⇒十和田湖観光⇒奥入瀬渓谷⇒青森空港(17:05)⇒JAL148⇒(18:25)羽田空港
【4】ドライブを満喫し観光スポットを回る
車の運転も好きなので景色の良い所をドライブしながら予め計画した観光スポットを写真撮影しながら回った。
写真レポートは実際に回ったルートで天候等で計画変更しています。
(1)1日目の行程:羽田空港~三沢空港~尻屋崎~下風呂温泉
夏休みの旅行で基本的に天気は良さそうですが、南の海上で発生した台風の進路が気になる中、羽田空港へ移動し荷物が多いのでキャリケースは預入荷物にし混雑するセキュリティを通りラウンジで休憩しながら滑走路を見ているとJ-AIRのERJ-170の離陸。
えっ、羽田空港の34Lの離陸はないはず!するとGo-aroundして上昇中なのかな?
搭乗時刻が近づいてきたのでラウンジから搭乗口に向かい搭乗口の写真を撮影
ほぼ定刻に羽田空港を離陸し三沢空港に向かう。離陸の時の動画はいつもの様に撮影
飛行中は機窓を楽しみながら写真を撮りつつ三沢空港に向かう。その撮影した中の一枚は翼の下に広がる田沢湖。
三沢空港へは西側からのRWY10を使用するので小川原湖などを見ながらの着陸で動画を撮影
着陸してターミナルビルに向かう時に撮影したターミナルはかなり小さい。三沢空港は正式には三沢飛行場で設置者は米軍で一部を民間が利用する塀用空港になっていて乗客にも外国の人(米軍人関係?)が多かった。
三沢空港のカウンターでレンタカーを借りてから下北半島から津軽半島をぐるっと回って青森空港までの旅行の始まりである。最初はミス・ビートル号の記念広場で、ここから無着陸で最初の太平洋横断が成功し、その飛行機のレプリカが置かれている。
次はラムサール条約の登録されている「仏沼」でだだっ広い草原で時間をたっぷりとってバードウォッチングしたいところですね。
しばし「仏沼」の中を走ったのちに海岸線を北上し物見崎へ。駐車できる場所に車をおいて物見崎灯台を撮影。今日は天気が良いので空も青く海も青くて白い灯台が引き立つ
灯台とは反対の岬をみると四角い穴があいている。
人工的なもの?と拡大して撮影してみたら四角い穴でなく手前の岩が2つの接近した岩場で向うの大きな岩で穴に見えたのだった。
さらに北上し、猿ヶ森にあるヒバの埋没林をみる。800~1000年前に立ったまま埋まったヒバの大木が枯れていくつもある。今では埋没林の周りに新しい森林が形成され、人は誰もいなくツキノワグマのニュースが多くあるので少し怖かったです。
さらに海岸線を北上し猿ヶ京の砂丘を見たいと思ったのですが、そこは防衛庁の管轄で見られないので、この日の一番の目的である尻屋崎へ。ここは岬の突端の一帯が馬の放牧地になっていて道路はゲートがあり馬が出られないようになっている。灯台の近くにはたくさんの馬がいて人も多く良い写真がなかなか撮れずやっと撮影した寒立馬の1枚がこれで、寒立馬と言っても手前の一頭は寝ているけどね
勿論、寒立馬だけでなく岬もきれいで海の綺麗さには感心し弓なりの形もいいですね!
下北半島の西海岸の観光をした後はこの日の宿に向かいますが、その途中に『鉄』活動を少し。大畑線の廃線跡で鉄道の廃線跡はサイクリングロードになるか消滅するかバス停になっていることが多いが橋の上は草が生え再利用はされずにそのまま残っているようですね。
下風呂温泉に到着し旅館にチェックインし歩いて下風呂温泉を散策する。この下風呂温泉にも『鉄』に関する場所がありますが、廃線跡でなく未成線で大間鉄道メモリアルロードと呼ばれ下風呂温泉駅(予定駅)は足湯になっている。
アーチ橋も残っていますが、色が塗られ変な感じで、崩れるので補強するのは良いけどこの色合いは情けないね。
下風呂温泉はイカ漁が盛んで漁港の所には観光用のイカレースの場所がありました。
本日の宿泊は下風呂温泉の「さが旅館」で共同浴場の「大湯」のすぐ隣。建物は立派な感じですが部屋は少し古く大きな地震がくると倒壊しそうで怖い。
でもこの旅館を選んだのは食事の豪華さで、イカのごろ焼きにウニが沢山と大間のマグロにカニに煮魚と焼き魚にアワビの踊り焼きなどあまりにも豪華で量が多く、焼き魚を半分残してしまうなどもったいなかったね。
風呂は温泉でイオウのにおいが強いけどとってもいいお湯で、さらにエアコンがついていましたが窓を開けると海からの涼しい風でエアコンいらずで良かったです。
(2)2日目の行程:下風呂温泉~大間崎~仏ヶ浦~恐山~むつ市
2日目の朝は「さが旅館」の朝食から。食堂にいくと寂しい朝食のお膳があったが、その後にお皿がどんどん追加され豪華に。特に早朝にとれたイカの刺身が絶品で良かったです。
朝食後は下北半島の北の海岸線を走って大間崎へ。大間崎では本州最北端のモニュメントと奥には灯台がある島でその向こうには北海道がかすかに見える。
そして大間と言えばマグロでTVなどでよく出てくるモニュメントはこっちで、こちらの方が撮影している人が多かったね。
この日は下北半島の海岸線を走りむつ市までの予定で、西海岸を走り仏ヶ浦に向かう。その途中に「願掛岩」というのがあり岩全体を撮影してみた。手前の海岸線の四角いのはコンクリートブロックですが左には柱状節理の上が削れて平らになったのが見えます。
仏ヶ浦を観光する方法はいくつかある。船で海から見る方法と駐車場から山道を歩いて下りまた戻ってくる方法である。安いのは山道でこれを選んでみた。駐車場の案内があり車を止めてみると、ここは展望台で下に降りる道はなかった。でも全体の様子が確認できて良かったかも。
海岸線を少し進むと本来の駐車場があり、車をおいて山道を下って直接みてみるが陸地からだと迫力はいまいちですね。
海岸線を散策しましたが結局は観光船で往復する事にしました。その観光船から撮影したのがこれで海の青さと透き通った感じがマッチしていいね。
海岸線を走っていると展望台があり写真を撮影しました。青森というと津軽海峡が有名ですが、この場所は青森の両半島である下北半島と津軽半島の間の一番狭くなっている場所をのぞむことが出来る場所で、山の間に見えるのが津軽半島です。
昼食時間となりましたがなかなか食事が出来る場所がなく道の駅「わきのさわ」があったので迷わず入ります。海鮮丼のお店とかないかな?と走っていましたが食事処がなく、そこでもメニューが限られていました。
食事後は西海岸を走り見晴らしがよい場所で写真を撮影。向こうに見える岬は牛ノ首岬で岬の東側から撮影した写真です。
次の目的地は下北半島の霊場の恐山です。恐山は一種独特の雰囲気でお寺はこういう感じ。
そして付近は火山性の土地で荒廃した霊場にふさわしい雰囲気の場所で、風車がちょっと怖い。
隣には宇曽利山湖があり強酸性の水質で生物が生息してないので澄んだ水面が特徴で、遠くの山の上には人工的なものが確認できる。
2日目の最後の目的地はあの人工的な設備のある場所に行く。ここは自衛隊の施設で昼間と夜の一定の時間だけは入ることができる釜臥山展望台で、いちばん上まで上がると大湊湾の芦崎が綺麗に見える。
宇曽利山湖から見えた自衛隊の施設を撮影したのがこの写真で北にあるロシアの脅威に対するレーダーなどが設置されている。
この場所からの夜景が綺麗だというので事前の場所の確認が完了したのでむつ市内のホテルにチェックイン。早めの夕食を食べた後にふたたび車で釜臥山の展望台に行き夜景を撮影。
(3)3日目の行程:むつ市~野辺地~青森市内散策~青森
この日は海岸線をドライブして青森市内へ移動し青森市街地の散策がメイン。基本的には陸奥湾に沿って青森市に向かうが最初は大湊航空基地の入り口を通る。そこにはヘリコプターが飾られていました。
大湊航空基地の近くにある資料館にも立ち寄る。駐車場に車を置いて資料館である「北洋館」の建物を撮影。
資料館は無料で中には明治時代からの「北方の海上防衛」をテーマとした展示があります。まず入り口を撮影
館内の展示はこういう感じでした
その後は陸奥湾に沿って進み夏泊半島の付け根にある小湊のコハクチョウの飛来地に立ち寄る。湾に伸びた観察の橋がいい感じで伸びている。
そのまま青森に向かっても良いけど夏泊半島の海岸線に沿って進み半島のほぼ先端まで来ました。海岸線に出て撮影した写真で島の様に見えているのは大島で、今では砂嘴によりつながっています。大島の向こうに見える陸地は下北半島と津軽半島です。
昼頃にはホテルにチェックイン。ホテルはJAL-CITY青森で会員特典でアップグレードの部屋はとっても快適。部屋に荷物をおいて歩いていける所を中心に観光。と言っても行くのは決まっていてまずは海岸線に行くと青森ベイブリッジが見える。
橋の右側に青函連絡船が見えます。いまはメモリアルシップとして博物館の様になっていて、この後に行く予定です。さらに海岸線の「青い海公園」にあるピラミッドは観光物産館の建物です。
青い海公園の海側には木製のデッキがあり散策する時に歩きやすかったです。
そして青森で外してはならない(個人的に)は青函メモリアルシップの八甲田丸で、車両接続口を撮影した写真がこれで、国鉄が運行していたので車両をそのまま積み込んで運んでいました。青森駅の先に連絡船へ積み込む線路が敷かれていてその先に連絡船がメモリアルシップとして展示されています。
有料で船内も公開されていて甲板や車両格納庫なども見学できる。まずは甲板に出て活躍していた当時のままで煙突でJNR(日本国有鉄道)の文字も見えます。
そして船内にも載せた車両を固定するための連結器が供えられている。
車両格納デッキには当時活躍していた車両がそのまま展示されています。
メモリアルシップを出て青森の夏の祭りと言えばの「ねぷたの館のワ・ラッセ」に行く。ここはねぶた文化を展示していある博物館で中には本物のねぶたが展示されています。
次は青函連絡船関連で青森駅に入場券を購入して入る。ホームの奥は連絡船への乗り換え出口でここを通って八甲田丸に乗ったのは50年くらい前の事だった。
青森の最後は神社仏閣で善知鳥神社です。「うとうじんじゃ」と読み青森市が善知鳥村(うとうむら)と呼ばれていた頃からの神社です。
(4)4日目の行程:青森~竜飛崎~五所川原~嶽温泉
この日は津軽半島の観光で青森から津軽半島の海岸線を反時計回りに回り嶽温泉までの計画です。津軽半島の東の海岸線では『鉄』活動がメインで、まずは蟹田駅で、津軽線が内陸に入る所が蟹田駅なので、立ち寄って駅舎を撮影しました。駅名も珍しいし駅舎も普通の民家のようなたたずまい。
そのまま津軽線をたどっても良いのですが海岸線を進むことにします。少し走った所で鬼泊巖屋観音堂と言う案内があり車を止めて海岸線に出てみます。津軽三十三霊場のひとつで国道280号線の外側にあります。国道から階段を降りると浜辺です。
鬼泊巖屋観音堂の所の説明では1689年の記録に海岸の天然洞窟に小さな祠があり観世音菩薩が安置されているとあったそうです。海岸線にある大きな自然の岩に小さな洞窟があり、そこに祠がありました。
そのまま海岸線を進むと高野崎です。津軽半島の北側は今別町が少し南にへこんでいて東側と西側は出っ張っています。西側は竜飛岬ですが東側の先端は高野崎でキャンプ場もあります。その高野崎から竜飛岬方向を撮影したものです。
高野崎は岬の突端から2つの赤い橋で小島がつながっており、その橋から駐車場方向を振り返るように撮影したのがこの写真で、下北半島と津軽半島の狭い部分に近くその狭い海峡を通過する船のための灯台があります。
再び『鉄』活動に戻り終着駅巡りで津軽半島最北の駅の難解な三厩駅。
三厩駅(みんまや)は津軽半島の最北の駅で青函トンネルを掘る高倉健さんの映画の『海峡』で高倉健の奥様役の大谷直子さんが到着した時に吉永小百合さんが出迎えに来て「トンネル工事が始まって汽車もやっとここまで来たのです」と言っていた駅です。終着駅なので車止め方向を撮影してみました。向かって左側には建物があり冬の積雪でも雪が積もらないようにして車両(除雪車?)を留置するのでしょう。
三厩駅の近くには青函トンネルの入り口の広場があるはずだと行ってみると新幹線の通過時刻が張ってありちょうど通過する時間帯になっていて、青函トンネルに入って北海道に向かう車両の最後尾です。トンネルの上には右から達筆な「青函隧道」という文字が書かれています。この文字は総理大臣だった中曽根康弘さんが書かれたものだそうです。
そして今日の一番のポイントで「あれは北のはずれ竜飛岬と・・」と歌われた竜飛岬に行く。岬からは北海道が見える。
竜飛崎の有名な所は北海道が見える所と階段国道と呼ばれ先端の国道がつながっていない部分を階段でつないだ部分で上側の階段の始まりには国道の標識もきちんと出ている。
階段国道を歩いて降りた下側の階段国道入口で津軽半島の東側の国道の所で階段の入口にも国道の「おにぎりマーク」が設置されています。
そしてここで昼食にしてもよいのだがまだ10時なので津軽半島の西海岸を進んで適当なところを探すことにする。途中に七つ滝というのがあり立ち寄って写真に撮影。
そして昼食場所として見つけたのは道の駅の「こどまり」。12時より少し早かったのでそんなに混雑してなく少し待つだけで入れ海鮮丼を食べる。
西海岸をそのまま南下し津軽半島から西側に突き出た小泊半島があり、南側に道路があるので先端まで行きたかったのですが、車では行けず手前にあった弁天宮を撮影。
十三湖を回り込み少し内陸側に入って南下し本州最北の私鉄の津軽中里駅に行く
駅舎を撮影した後はホームが見える所に移動するとホームには『太宰列車』が入線していました。ヘッドマークはOsamu Dazaiのアルファベットと真ん中がハンコの様に太宰の文字がデザインされています。これは津軽鉄道の沿線に金木があり太宰治の生誕地だからです。
青森と言えば「ねぶた」ですが有名なのは「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」に「五所川原立佞武多」です。青森は『ね(ぶ)た』ですが他は『ね(ぷ)た』です。それぞれ特徴があり五所川原の展示施設に来て入場し縦に長い山車は吹き抜けのホールに立っていました。高さの20m以上はとてつもなく迫力がある。
高さがあり基本的には下から見た時にちゃんと見えるように作られていますが、この展示館では上の通路からすぐ近くで造作を見る事が出来ます。
台風の影響で天気が悪くなってきているので「鶴の舞橋」を見て宿に移動することにする。橋の向うに岩木山の形が肉眼では見えるが写真ではきれいに映らないね。
宿は岩木山のふもとの嶽温泉にある「山のホテル」。まずはチェックインして荷物をおき、温泉に直行。近くに食事処もないので二食付きで予約していて夕食は食べきれないほどの種類が並んだが、名物のリンゴのグラタンだけ紹介。
(5)5日目の行程:嶽温泉~五能線沿線~白神山地~弘前市内観光~弘前市
この日は岩木山を登った後に白神山地の林道を走る予定であったが台風の影響で回りが全く見えず岩木山登山は中止し白神林道にいく事にする。そうなるとゆっくりの日程で良いので朝食をゆっくりと食べる。
出発前に宿泊したホテルを撮影する。部屋も食事も温泉も良い宿だった。
今晩は岩木山の宿泊地のすぐ近くの弘前に宿泊しますが天気が悪くなるので予定を変更し白神ラインを走り十二湖を散策する事にしました。ルートとしては美山湖の湖畔を通り白神ラインを目指しますが、その美山湖の水をせき止めている津軽ダムを見学。
美山湖の南側を西に進むと白神ラインの入口の暗門渓谷です。白神ラインは東の西目屋村から西の深浦町まで白神山中を貫いている道で途中は三つの峠を越えて行きます。その東の入口は暗門渓谷の所で、この橋を渡っていくのが白神ラインです。
白神ラインを走る前に暗門渓谷の方に少し歩いてみました。入口には世界遺産エリアに入るのを知らせるようなポールが立っていました。ブナ林の中を散策路があり暗門の滝まで続いていますが、雨が降って来たので入口を撮影しただけで次に向かいます。
白神ラインの最初は舗装道路ですが暗門を過ぎてしばらく走ると路面はダートになります。非舗装の道はゆっくりと進むと雨でも緑が綺麗で楽しめる。
西に進み最初の峠は津軽峠でここには路線バスが来るようです。この時は1日に2本が毎日運行されていました。
津軽峠にはマザーツリーと呼ばれる樹齢400年のブナの木があり雨も少しやんでいる状態だったので、津軽峠は少し広くなっていて車を止める場所もあり、そこから少しの散策で推定樹齢400年のマザーツリーがあるというので歩いて見に来ました。森の中にあるので全体を撮影できる場所がなく真下から見上げるようにしてやっと全体が撮影できました。
さらに進むと右側に滝が流れているのが見えました。車のナビには表示がありませんでしたがGoogleの地図で確認すると乱岩の滝と言うそうです。
津軽峠に続く2つ目の峠は天狗峠です。この場所から峠の名前になっている天狗岳への登山道が始まっています。天気がいまいちで景色が良く見えないのが残念です。
三つ目の峠は一ッ森峠で、ここには駐車スペースとトイレがありました。ここからの眺めも良いそうですが雲が多くていまいちでした。
日本海側に抜けて次は十二湖を見に行きます。駐車場に車をおいて散策します。最初の鶏頭場ノ池は気味が悪いくらいの緑色の湖面でした。
十二湖の中で一番有名でリゾート白神の列車の名前にもなっている「青池」ですが、天気が良くなかったので青の発色が良くなかったです。
台風の影響で雨が続きドライブするだけになったが有名な駅だけは撮影しておこうといったのは、青春18きっぷのポスターで使われて有名になった駅で、日本海をバックに小さな木造の駅舎がフォトスポットになっていると同時に夕日を綺麗見る事が出来る駅としても有名です。
そのまま北上し千畳敷を見に行く。寛政の大地震で隆起したと言われる河岸段丘で、かつて津軽藩の殿さまが千畳の畳を敷いて宴会をしたと言われる伝説から千畳敷と呼ばれる岩棚の海岸です。
そのまま雨の中を弘前まで走りホテルにチェックインし駅近くに夕食の買い出しに出かける。弘前にはいくつかのオブジェがあり、これは「向白神」という名前で向白神岳という山があり、それをモチーフにしているのでしょうか?
向白神と道路を挟んだ所にあるオブジェで白神という名前です。別名は「津軽の箱」という名前もあるようでどっしりとした4本の足の上に箱が乗っている形でした。
弘前のねぷたは青森や五所川原のとは違う扇形の山車を引いて練り歩くもので、その扇形の山車が展示されていました。
弘前は「りんご」の名産地でもあるので弘前駅前にあったポストはりんごが上に乗っています。
ホテルに戻り部屋から弘前駅前を撮影しました。ちょうど貨物列車が通過する所でした。
明日は台風直撃で飛行機が飛ばない可能性があり、空港で車を返したあとの新青森駅への移動や宿泊場所の候補を探し、次の日の初便の確認などをして過ごす。
(6)6日目の行程:弘前~十和田湖~八甲田~青森空港~羽田空港
青森旅行の最終日は台風の中の移動で、この日に帰れるかが心配の1日。午前中に空港に移動することも考えたが東京の様子をTVで見ると午後の方がよさそうなので予定通りのルートで行くことにする。十和田湖に行くが霧でまったく見えない。
青森も雨がかなる降り続いていて奥入瀬渓流は台風による増水で奥入瀬激流になっていた。
これでは奥入瀬渓流の散策は難しく八甲田山に行ってみる。八甲田のロープウェイは動いているようだったが、駐車場から建物も見えないような霧であきらめ空港に移動を決断。途中で新幹線の新青森駅に立ち寄り帰りの飛行機が欠航した時の保険を考える。
空港に早く到着しレンタカーの返却も早かったら少し返金があり、それを加えての豪華な昼食は「青森づくし丼」
食事後は空港の撮影をするがターミナルビル全体を撮影できる場所がないか探しましたが、雨が降っていたのであまり歩きまわれず向かいの駐車場からの撮影で済ませました。
撮影後は空港の出発案内板を確認です。台風の影響であちこちで欠航や遅れが出ていて帰りの便が欠航とかになった時は変更が効かないチケットですが前の便に振替が可能なので早めに来ましたが、まだ情報は出ていませんでした。
羽田から青森への便が離陸したのを確認し、帰りの便は大丈夫そうなので雨が降っているが展望デッキに出てみる。
セキュリティを抜けて搭乗待合室から帰りに乗っていくJAL機がスポットインを撮影。雨も激しくなく羽田も大丈夫そうなので一安心。
搭乗ゲートを撮影しました。青森から羽田への最終便ではなくひとつ前の夕方の便で返ります。この予約の選択が良かったです。台風接近もあるし、旅行中に会社から掛かってきた電話で、戻ってすぐに九州への出張になったからです。台風接近で日本全国の航空便が乱れていて、帰りの便も20分遅れですが欠航にならなかっただけよかったです。
搭乗のアナウンスで機内に乗り込み隣のスポットを撮影。青森空港の給油はタンクローリータイプですね。
雨だと水滴が窓についてうまく撮影できないのですがちょうど雨が降ってなかったので青森空港を離陸する動画を撮影
羽田までの機窓からはずっと厚い雲の上で羽田に近づいた頃には夕方の日射しになってきていた。
着陸直前に高度が下がって来たときには東京湾の船が少し見えていたので動画を撮影。※
着陸はD滑走路でしたが駐機場は北ウィングのさらに北側の沖留めスポットでさらに到着が遅れる。送迎バスに乗った時に乗って来た機材を撮影。
まぁ、ターミナルからは遠いけどバスの場合は中央まで連れて行ってくれるのでターミナル内を歩く距離は短くなるのでいいんですけど。
【5】まとめ
・初日の三沢着は少し遅い時間であり駆け足になってしまった。
・2日目は天気もよく仏ヶ浦は最高の写真が撮影できた。
・恐山は独特の雰囲気でした。
・津軽半島もかなりの距離があり駆け足になってしまった。
・5日目/6日目は台風接近で予定を変更せざるを得なかった。帰る日は飛行機が飛ぶのかさえ危ぶまれたので、観光を中止し空港に移動した。
・4日目に突然の電話があり、帰宅翌々日に休日返上の九州出張が決まってしまい、より帰宅を確実にしなければならなかった。
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