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【対談】代表取締役CEOと取締役副社長の出会いから創業までご紹介

こんにちは。
ジザイエ採用広報担当の渡邉さくら(@3939_99)です!

今回は、ジザイエ 代表取締役CEOである中川 純希と、取締役副社長である太田 知孝、二人の対談記事をお届けします。

二人が出会ったきっかけから創業の経緯について紹介していきます。
ジザイエという会社についてまだ知らない方は、以下のnote記事で紹介していますのでこちらからチェックお願いいたします!


【元リクルート】代表取締役CEO中川純希×取締役副社長太田知孝の経歴を紹介

──まずは、お二人の自己紹介からお願いします。

中川:
ジザイエ代表取締役CEOの中川 純希です。

私は2009年に東京大学理科二類に入学し、2015年に東京大学大学院工学系研究科 修士課程を修了しました。

大学院在学中には米ワシントン大学(Center for Sensorimotor Neural Engineering)へ留学し、サービスロボティクスの研究に従事しました。研究では、脳性麻痺の方々が楽しくリハビリできるシステムの開発などをしていました。

新卒では、株式会社リクルートホールディングスに入社し、リクルートグループ全体の新規事業開発を担う部署(Media Technology Lab)で、複数プロジェクトの立ち上げに従事しました。

リクルートホールディングス退社後は、CtoCのスマホアプリを開発 / 運営する会社を共同創業し、CFO兼マーケティング責任者として、創業時の資金調達を推進、軌道に載せたタイミングで退任しました。

その後、JST ERTAO 稲見自在化身体プロジェクトに研究推進主任として参画し、産学連携・知財管理や社会実装・アウトリーチを管掌し、2022年11月にジザイエを共同創業しました。

太田:
実は中川は、もともと大学・大学院でロボット工学の研究をしていたんだけど、リハビリシステム開発とかも経験してたんです。

中川:
当時は特に、介護・福祉領域に興味がありました。
高齢者や脳性麻痺の子どもが楽しみながらも効果的にリハビリテーションを行えるようなシステムを研究開発したりしていました。

太田:
リクルートに入社したのは、研究開発したシステムをより多くの方へ広める「方法論」を学ぶためって言っていたね。

中川:
そのために、新規サービスを立ち上げる経験をたくさん積めそうな新規事業の部署を希望しました。結果的に運良くMedia Technology Labという、リクルートの中でも新規事業の立ち上げを専門的に行う部署に配属してもらい、たくさんのサービス立ち上げに携わることができました。

渡邉:次に、太田さんの自己紹介をお願いします。

太田:
ジザイエ 取締役副社長の太田 知孝です。

私は、東京電機大学・情報環境学部に在籍しながら、10社以上の受託業務や2社のベンチャー企業のサービス立ち上げなどに従事していました。

新卒では、中川と同じく株式会社リクルートホールディングスに入社しました。リクルートに入社してからは、新規事業の部署で、主にバックエンドのエンジニアを担当していました。

また、社内の新規事業提案(NewRing)にて優秀賞を受賞し、日本最大級のビジネスコンテストでも、企業賞を獲得しています!

中川:
太田は、もともと学生時代からiOSアプリを自作でリリースするくらい、生粋のアプリエンジニアでしたね!

太田:
大学に入ってすぐに独学でプログラミングを始めて、7月にはアプリをリリースしました。

自作アプリの中には、10万ダウンロードまでいったものもあったんだけど…。自信があったものは全然ダウンロードされないのに、あまり手を掛けなかったものは、逆に伸びました。

10万というダウンロード数にしては、あまり収益にならないこともあり、ビジネスの難しさを身をもって感じました。

中川:
それで、リクルートを志望したんだ?

太田:
そう。「ものを売る仕組み」を学ぶなら、リクルートだと思い入社したいと思いました。あとは学生時代から、将来起業したいとも思っていたので。

会社を立ち上げてチームでアプリ開発したら、自分ひとりで作るより素晴らしいものができると思っていました!

中川:
そして僕たちは同じ年にリクルートに入社して、最初の研修のグループで一緒になりました。

渡邉:
同じグループで出会わなかったら、今のジザイエは存在していなかったですね。奇跡的ですね!

当時の印象

──二人は出会った時、お互いどういう印象がありましたか?

中川:

リクルートの入社式が4月1日で、入社式が一通り終わった後に「誕生日おめでとう!」って周りの人が太田を盛大に祝っているのを目の当たりにしました。

当時の同期が100人以上いた中で、30〜40人は太田が元々インターンをしていたLife is Tech!経由で入社していたから、沢山の人からお祝いされて慕われているんだなと感じました。

入社して最初の研修が6人のグループに分かれていて同じグループに太田がいました。話していくうちに、自然と仲良くなりました。

太田:
私も、同じグループで話をしていくうちに、仲良くなった印象なのですが、その中でも特に中川が大学でしていた研究のことや、成果を意識したビジネスアイデアではなく、地産地消や介護のような「世の中を幸せにしよう!」という、人の幸せの実現が原動力の彼に、強く惹かれました。
その後、「Ring」というリクルートの新規事業提案制度に申し込んだ時に、中川の行動力におどろきました。提案の数や、片っ端からアポを取り人に会いに行くところがすごいと思いました。

二人が出会い創業まで

──どのようにジザイエという会社が生まれたのですか。

中川:
私が修士1年のときに関わっていた、ロボット工学の研究プロジェクトで知り合った石黒周さん(現・ジザイエの上級専門役員)に、声をかけてもらったことがきっかけです。

当時私は研究プロジェクトの成果発表を1人で行っていた隣で、同じく発表していた石黒さんと仲良くさせていただきました。

3年間の期間限定のプロジェクトに、修士卒業までの2年間参加させていただきました。

リクルートが落ち着いてきた頃に、プロジェクトの最終成果発表がありました。いってみたら、石黒さんに再会したんです。

そのとき、「このプロジェクトの研究成果を社会に役立てるベンチャーを作ろうと思ってるんだけど、どうですか?」と言われて、僕自身も興味があったので毎週打ち合わせをすることになりました。

詳しく話を聞くと、IoTで開発に近い案件だったので、この案件にはエンジニアが必要だと思い、すぐに太田へ声をかけました。

太田:
突然だったよね(笑)

中川のことを当時からコミュニケーションが飛び抜けているなと思っていました。

石黒さんのお誘いを受けたと聞いた時、きっと中川が飛び抜けたコミュニケーションの力で、普通は新卒1年目の人間が打ち合わせできないような人と打ち合わせられることになったんだろうなと思っていました。

中川はリクルート時代、普通は新卒がメールしても返ってこないような人と、ご飯食べて、こういうことしていきたい、と話していて、凄いな、と思ってました。

中川:
それで、まずは石黒さんが立ち上げていた「株式会社Sケアデザイン研究所」に二人で参加することになりました。今のジザイエの前身になった会社でした。

──株式会社Sケアデザイン研究所からジザイエへ、どのように本格始動したのですか。

中川:
当初、Sケアデザイン研究所では、スタートアップではなくベンチャーとして、石黒さんが国の研究成果を販売・展開していく方向性でした。

メンバーの年齢層も、僕たちより比較的高いメンバーでした。

ですが、私が太田やリクルートの若いメンバー仲間を連れてきたりするうちに、スタートアップとして活動するのはどうか?となりました。

太田:
その後、「IoT手すり」という、手すりで健康状態がわかる製品を2年ほどかけて開発しました。一般の方向けに市場に投入するには販売コストが高くてアプリやウェブサービスを検討することとなりました。

中川:
あらためて「私たちは何をしたいのか?」話し合ったときの結論は、「人の幸せを生み出せるような、研究開発の会社をやりたい!」ということでした。

太田:
改めて立ち返ったけど、私も中川も、介護や福祉、過酷な環境で働く人たちに貢献したい気持ちがありました。

本格始動したのは、JST ERATO国立研究開発法人 科学技術振興機構|戦略的創造研究推進事業)の「稲見自在化身体プロジェクト」がきっかけです。

私たちが、研究開発の会社としてスタートしたいと思っていた4年ほど前頃、東京大学先端科学技術研究センターの稲見昌彦教授が、声をかけてくださったんです!

中川:
すごく運命的なタイミングだったよね。

稲見自在化身体プロジェクトでは、稲見昌彦教授のもとで、自在化身体技術の研究開発を行なっていました。

教授の研究成果を世の中で商品として事業化して、社会に役立てていくためにジザイエの設立へつながりました!

ーー会社を設立して経営をしていく中で、2人の意見が違うことはありますか。違う時はどのように解決していきますか。

中川:
意見が違うことは、常にあるよね。(笑)

太田:
解決策は出ていないことが多いと思います。

中川:

基本的に僕たちの仕事は意思決定を的確にすることで、その時々の意思決定をとにかく素早く、できるだけ正しい方に倒すことだと思っています。

100%正しいという選択肢の場合は、僕たちにボールは回って来ないです。AかBか49:51の割合で判断がつきにくい相談が僕たちのところにきます。

意見が割れた時はどちらかが譲歩して、どちらかが決まった意見に乗ります。PDCAを回してみて判断がよくなかった場合は、次は違う方に変更してみよう!と常に話し合いながら行っています。

それができないんだったら一緒にやる意味もないと思っています。
簡単に判断ができることが常にあるのだとしたら、誰かの真似をしているか、世の中に既にあるものを作っている事になってしまいます。

まだ顕在化していないニーズを僕たちは掘り起こしたりソリューションを開発しようとしているタイミングなので、判断が難しい問題が僕たちにくると思っています。

だから常に解決していないし、常に問題は出てきます。

太田:

意見が違うと言っても描いていることの根幹は同じ。 新幹線で行くか飛行機で行くか手段が違っても北海道に行こうとしてるのは 同じというような感じです。

純希が北海道に行きたいと言ってて自分が沖縄に行きたいと言ってることはないね。

中川:
なので49:51で、 目的は変わらないから49を選んだ結果、遅くなったとしても目的地に着けばそれでいい。 

重要な判断の時は 対話するようにしています。
話す時間が足りなくて 仕事の合間にコーヒーを買いに行く時や、一緒に途中まで話しながら帰ったりしていました。

ーー二人はいいコンビですね!


中川:
僕はM1グランプリが好きなんですよ(笑)

漫才って二人のパターンが多いですよね。
コンビで短い間のボケとツッコミの掛け合いをするためには、そこまでの積み重ねってものすごいいっぱいあると思います。

普段の舞台や予選もそうだし、本番までに練習も沢山必要だと思います。
すごい努力だなと毎回見ていて思います。

ネタを決める側もいれば、ネタに乗っかる側もいます。役割が交互に切り替わるコンビもいるし、本当にいろんなパターンの組み合わせがあります。
僕たちも漫才コンビみたいな感じなのかな。

──ジザイエに入社する面白みはどのような点がありますか?

太田:
僕たちは現在、遠隔就労支援プラットフォーム『JIZAIPAD』を開発していますが、今のジザイエのプロダクトや開発の体制の部分を、候補者の方がいた会社の経験から新たに作り出せることができる所だと思います。

これから『JIZAIPAD』が、他分野に様々な形で取り扱っていただける最初のスタート地点に今立っています。一緒にサービスをどうやって育てていくことができるか、楽しみながら取り組んでいただける環境になっています。
ビジネスを考えたいという人でもいいですし、趣味で作ったプロダクトをサービスと組み合わせたいという人でも大歓迎です。一緒に、無限大の可能性を見つけていきたいです!


中川:
人生の中でこの動きの震源地にいたという経験は、あまりないと思っています。その経験って人生で多くが1回できるかできないかくらいだと思うんですよ。

できる可能性があるとジザイエにいるメンバーは誰しも信じているし、そうなるように僕と太田はその環境を常に整えています。

もちろん同じようなフェーズのスタートアップは世の中にもたくさんあるけど、僕らが自信を持って言えるのは、その環境です。

太田:
新しく入ってくる人の個性や趣味によって、可能性が広がっていくと嬉しいです。ジザイエに入りたいと思ってくださる方は、自分の思いを僕たちに話して一緒に実現していきたいです。

ーーお二人とも、ありがとうございました!


ジザイエでは、社内のメンバーと話せるオンラインでのカジュアル面談も実施しています。
「少し興味が湧いたな…」そう思っていただけたら、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!
https://herp.careers/v1/jizaie 

直近のイベント情報は、ジザイエの公式Twitternoteで発信していますので、ぜひご覧ください。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました✨
次回の記事でお会いしましょう!

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