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孫息子の「意見」を聞く~「国立科学博物館CF」について


「国立科学博物館」が、1億円を目指して、「クラウドファンディン」を開始したところ、1日で「3億円」集まったというニュースをやっていた。

孫息子にとって「国立科学博物館」は、幼い頃から、心躍る大好きな場所だ。

先日、久しぶりに、孫息子の家に行った時、このニュースの事を「話題」にしてみた。

すると、彼は、

「これ、ちょっと違うと思うんだよね~」と、憤る感じで言った。

「国立の博物館でしょ、国の予算をもっと、運営費に充てる様に求める署名なら、分かるけど、一般の人に寄付をお願いするって、ちょっと違うと思う。」

私は、「寄付」の金額に応じて非売品の「オリジナルグッツ」を貰えるらしいから、「寄付」しちゃおうかな~って思っていた。

その「オリジナルグッツ」を貰たら、孫息子にあげて、気を引こうなんて、考えていた「ばあばの私」には、「想定外の言葉」に、ビックリすると共に、納得だった。


高校2年生になった「孫息子」は、幼い頃から「動物」が好きだ。

小学生の頃から「仮面ライダーシリーズ」に並ぶ、お気に入り「テレビ番組」といえば「ダーウィンが来た」だった。


現在、高校でも「野生生物研究室」という「ゼミ」に所属し、〇〇スズメ~とかいう昆虫を「自身のテーマ」に選び、昨年の学園祭で、発表していた。(たぶん「セスジスズメ」だったかな~、よくわからない・・・)

夏休み前、上野の「動物園」と、その後に「国立科学博物館」に、学校の友達(たぶんゼミの仲間かな~)で行く事を、楽しみにしていた。

「博物館、どうだった~?」と、聞くと、予想通り楽しかったらしく、

「アンモナイトの化石」の大きさがわかるように、わざと顔を寄せて撮影したという「写真」を見せてくれた。


そして、この夏休み、その「野生生物研究室」の「ゼミ合宿」が、長野で行われる。

「上高地」へ行ったり、「信州大学」も見学させてもらえるようだ。

彼にとっては、絶対、楽しいだろうな~


数年前、孫息子と、こんな会話をした。

「動物が好きっていうことは、一つの大事な個性だから、それを活かした将来を考えたらいいよ。」

「例えば、何かの『罰』で、『動物小屋』を1週間掃除するってなったら、それは、ばあばにとって、本当に『罰」なんだよね。

ばあばは、動物が苦手だから、

でも、あーちゃん(孫の名前)にとっては、楽しいでしょ~、『動物小屋』の掃除は・・」

そう言うと、ニコニコしながら、彼はうなずいた。

「だから,ばあばは、絶対に飼育員のような仕事は、出来ない。」

そう言うと「俺は、飼育員とかやりたい~」と孫息子は言った。

「つまり、ばあばからしたら、自分が絶対にできない事を、あーちゃんは、出来るってことなんだよ。それは、君の強みなんだよ~」

この会話をした時、孫息子は、中学1年生で、私より、まだ背が低かった。

憶えているかな・・・


さてさて、話を「国立科学博物館のCF」戻すと・・・

私自身、「オリジナルグッツ」欲しさに「寄付」を考えるレベルの人間なので、孫息子に言われるまで、このCFの「悶々さ」には、気が付かなった。

しかし、ネットでこの様な記事を読んだ。
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この記事の中に「科学技術を含む文化芸術活動は未来への投資」という言葉があった。

多くの人が、それぞれの思いを持って、CFに参加したはずだ。

その中には、「未来への投資」として、CFに参加した人も多かったと思う。

「プレスリリース」に書かれているように「地球の宝」を「守りたい」と、これだけの「数」が、「国立の施設」に集まったという事に対して、国は、今後どう「反応」するのだろう。

孫息子が、「防衛費を増やすのではなくて、困っているんだから、博物館にお金をまわせばいいんだよ~」と、言った。

※似たような事が、記事の最後に、書かれていたので、その部分だけ貼り付けました。

防衛省は2024年度予算の概算要求で過去最大の7兆円台の防衛費を計上する方向だという。財源や使途の適正さが不明確でも増額に突き進む。一方で、運営に不可欠な電気代の支払いに苦しむ国立の施設がある。武器に金を使うが、学術にはケチる。それでは文化的な国と言えまい。

東京新聞記事「デスクメモ」より

追記:
今回のこのCF(クラウドファンディング)は、光熱費・物価の急激な高騰により、早急に資金が必要になり、腰が重い国に対して、要請していたら、間に合わないような現状が、「国立科学博物館」にあったのだろうな~と、私は、思っています。

そんな中、「地球の宝」を守るために、思考錯誤され、今回のCFに踏み切った、現場の職員の方たちには、エールを送ります!


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