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これまでの人生に殆ど満足しているけれど、時々感じる「後悔の念」~


どうして、学生時代の部活で「吹奏楽」をやらなかったんだろ~と最近、よく思う。

私は、3歳から「ピアノ」をやっていて「音楽」は、いつも身近にあった。
「ピアノ」は、「ピアノ」でとても奥が深く、素晴らしい楽器だ。

しかし、「のだめカンタービレ」の中で、「のだめ」が「ピアノは、オケに入れない」と言っていた通り、ピアノはオーケストラのメンバーとして属さない楽器だ。

どの楽器であれ、自宅での「孤独な練習」というのはあると思うけれど、「みんなで練習する」とか「みんなで合わせる」という場面が、ピアノには無い。ちょっと、仲間外れにされてる感じだ・・・

「練習」も「演奏」も、ひたすら孤独だ。
「ピアノ」という楽器は、ひとりで完結してしまう「楽器」なのだ。

また「木管楽器」や「金管楽器」は、自分である程度のメンテナンスをしたりする。例えば「マウスピース」や「リード」などを付けたりするのは、自分でやるし、「自分の持ち楽器」で本番も演奏する。

ピアノはその真逆で、「自分の持ちピアノ」で、本番演奏をすることは無いし、「調律」や「メンテナンス」は専門家にしてもらう。「ピアノ」しか知らない私からしたら、「木管楽器」や「金管楽器」は、全く異なる楽器なのだ。

もし私が、これまで「吹奏楽」の経験があって「木管楽器」や「金管楽器」が出来たなら、音楽仲間と呼べる人達と一緒に「演奏を楽しむ時間」をこの歳の今こそ、得ることができたのでは~と、この頃、思うのだ。


還暦が過ぎ、再び「ピアノがある生活」が始まり、それなりに練習をし、楽しんでいるけれど~これまでを振り返る度に、「どうして、吹奏楽やらなかったんだろ~」と時々思う。


娘の「サックス」

娘(次女)は、「サックス」を持っている。

その「サックス」は、大学生の時、私が買ってあげた。

彼女は小学校4年生から、ずっと学校の「吹奏楽部」に所属し「クラリネット」をやっていた。

高校までは、学校にある楽器を使っていたけれど、大学に入学した娘に「自分の楽器を買ってあげよう」と私は思った。

そのまま「クラリネット」を続け、どこかの「大学のオーケストラ」に入って欲しいという思惑が私にはあって「クラリネットを買ってあげる」と娘に言った。

すると娘は「だったら、サックスが欲しい」と言ったのだ。

私は「オーケストラに入れないじゃない~」と思ったけれど、本人の希望通り「サックス」を買うことにした。

大学時代、娘はその「サックス」を背負っては、毎日のように出掛けて行き「大学の音楽サークル」で、楽しそうに演奏活動をしていた。

私が望んでいた「オーケストラが演奏する音楽」とは「違うジャンルの音楽」だったけれど、楽しそうだった。

せっかくその「娘のサックス」があるのなら、どこかの「音楽教室」に習いに行ってみようかと思って、娘にその事を伝えると

「多分、重くて、お母さん持って歩けないと思うよ~」と言われた。

私、小柄だし、確かに、サックスって結構、重いぞ!

あっさり挫けた・・・

毎日「子育て」に明け暮れている母となった娘が、再び「サックス」でも「クラリネット」でも、吹く日がくる事を、私は密かに願っている。


母として「吹奏楽部」を楽しむ

「吹奏楽部」だった娘は小学生の時から、様々な音楽会で演奏する機会があり、その度に出掛けては、彼女が「演奏をする姿」を私は母として観てきた。

娘が中学生の時、吹奏楽の全国コンクールの「地区選考会」を観に行った。

当時の「吹奏楽部」に属する中高生は、みんな「普門館」を目指して、毎日練習をしていた。

「吹奏楽部」の経験が無い私にとって「会場の光景」は、初めて見るものだった。

娘の中学校は、1年生を含めないと人数が足りないような感じだった。だから中学に入学し、数か月前に初めて楽器を経験する部員もいて、夏休みに行われる「選考会」では、素晴らしい演奏という訳にはいかなかった。

それに引き換え、いわゆる「強豪校」といわれるような学校の演奏は、素晴らしかった。

そして「入賞校の発表」の時のすごい「歓声」と、その結果に抱き合って「涙する生徒たちの姿」は、まさに「青春!」という感じだった。

「わーすごいな~、いいな~」その場所の「若いエネルギー」にそう思った。

娘の学校は、コンクールで入賞はしないけれど、そんな「場所」を母として私に経験させてくれた娘に、今でも感謝している。

3学期の終り頃、区が主催する「音楽会」があり、娘の学校の「吹奏楽部」はコンクール選考会の時の曲を演奏した。

曲目は「ブラジル」


1学期からずっと毎日、毎日練習したその曲は、夏休みの「選考会」の時と比べものにならないぐらい「素晴らしい演奏」になっていた。



今も忘れられない、高校時代の友人の「つぶやき」


私は、高校に入学後は、運動系には属さず、文科系のクラブに所属していた。

高1に時は「天文部」で、高2から「コーラス部」だった。

何故、あの時「吹奏楽部」にしなかったのか~

ピアノ以外の「新しい楽器に挑戦しよう」という考えが全くなかった、多分、そんな感じだったのだろう。

私の母校の高校は「男女共学」で「野球部」があった。(この数年、時々「甲子園」の出場校にお目見えするようになった。)

私が在学していた頃、「甲子園」に手が届くことは無かった。
それでも「地区大会」はそこそこ勝ち進むわけで・・・

ある時、「吹奏楽部」に所属している友人が、私の前で「ため息」をつきながら、つぶやいた。

「勝ってくれるのは、すごーく嬉しいんだけれど、こうやって、私の夏休みが、なくなっていくんだよね~」

あ~、
確かに、 
そーだよね!

「吹奏楽部の生徒」は、応援のため「地区予選」からずっと「野球の試合」に同行している。

夏の暑い中、楽器を抱えて移動し、応援席で試合中、演奏していた。

私は、もともと自分の学校の「野球部の応援」なんて全然、行く気も無かったから、友人のこの「つぶやき」を聞くまで、「吹奏楽部」の部員が、ずっと試合に行ってるなんて、想像すらしていなかった。

高校時代に、もし「吹奏楽」をやっていたら、暑い中「野球部」の応援に行くハメになっていたのか~

やっぱり、私、「吹奏楽部」はムリだわ~

暑いのダメだし~

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夏の甲子園の応援が、今年から通常通りに戻った。

暑い中、楽器を抱えて演奏している応援席の「吹奏楽部」の高校生をテレビで観ると、

地区予選からず~っと、試合に出向き「応援」しているんだよね~

と球児たちよりも、「吹奏楽部」の彼らに関心が向く。

きっと、みんなが奏でる「楽器の音」に、後押しされて、君たちの学校の「野球部」は、頑張れるんだ!!

しっかり水分補給して、楽器、頑張って吹いてね~! 

と、テレビの画面に向かって、私は思う。
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先日、占いに行って手相をみてもらったら「若い頃、苦労してますね~」と占い師の方から言われた。

確かに、これまでの人生、いちいち説明するのが、面倒くさいぐらい、「大変な事」は、いっぱいあった。それを「苦労」というのだろうか~。

それでも、私は自分の「この人生」が、とても気に入っている。

そんな、私の「お気に入りの人生」で、最近、人生を振り返り、「どうして、吹奏楽をやらなかったんだろ~」と時々「後悔の念」が押し寄せてくるのだ。

しかし、その度に、45年前の友人のあの「つぶやき」と、なんとも言えない彼女の「表情」を思い出す。

そして、彼女の「つぶやき」を思い出すことで、押し寄せる「後悔の念」を払拭し、やっぱり「この人生でよかった!」と、心から納得している私なのだ~。


最後まで、読んでくださって、ありがとうございました!
















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