ナオミさんは、朗らかで優しい雰囲気で、一緒にいるとこちらまで気持ちが明るくなります。

彼女は、宗教的な家族で育ち、安息日には、必ずシナゴーグで礼拝をして、料理をせず、電気のスイッチも付けず、パソコンやスマホも使わず、本や聖書を読み家族と静かな時間を過ごしているそうです。その安息日が大好きだそうです。

ナオミさんのご祖母様はフィンランドで産まれたクリスチャンで、ご祖父様は、チュニジア（北アフリカ）で産まれたユダヤ人でした。二人はカナダで出会い、フランスに移住しました。母の代になり、ホロコーストを避けてポーランドからフランスに移住していたお父様と結婚し、後に二人はイスラエルに帰還し、ナオミさんが産まれました。御祖祖父様は、アウシュビッツ収容所を経験したそうですが、今年１０１歳のご存命で、イスラエルに移住できたことが、まさに「彼の救い。」と言っているそうです。

クリスチャンに対する悪い印象は無いの？と聞いた所、私に直接なにかされたわけではないから関係無いし、新約聖書もほとんど読んだことは無いけれど、クリスチャンだったご祖母様の影響で、身近に感じているそうです。でありながら、自分はユダヤ教徒であることがとても好きなので、どんなにキリスト教を学んでも決して自分の信仰が揺るがされることがないと思う、という言葉が印象的でした。

彼女は、モーセ五書以外に、預言書、諸所もよく読んでいるそうで、どのような発見を教えてくださるのかとても楽しみです。

日本にはまだ行ったことがありません。お父様は映画関係のお仕事をされているので、アニメが身近だったそうですが、日本を旅行したいし、何でも知りたいそうです。

来週の月曜日から、毎週一緒に新約を読む約束をしましたが、すごく楽しみ！！ワクワクする！と言ってくださいました。

彼女の信仰を問う以上に、私自身が、彼女に、（全てのユダヤ人に）新約についての良きバイブルスタディをしてあげられることが、何よりも大事だと思う次第です。ナオミさんのために、また、私のためにも、どうぞお祈りをよろしくお願いいたします。