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ホテルサービス その476 - 常温 -

私達に欠かせない食には「冷と温」それに加え「常温」と言う食べ方があります。

その常温で食べるのが「Fromage」
フランス語でチーズのことです!

ダイニング提供fromageは数種類。
フレッシュタイプ
白カビタイプ
青かびタイプ
シェーブル(山羊乳)
ハードタイプ

私がサービスしていた時代も約20種類のfromageをワゴンで切り分けていましたを

そのfromage!なんか少しでも学があると思われたい一心でフランス語を使ったとです(^^)

Pié d'Angloys『ピエタングロワ』と言う種類のウォッシュタイプのフロマージュ。

食べませんかと囁くものですから買いました。

チーズ熟成の仕上げに表面を真水で洗うのがウォッシュタイプチーズ。

塩水熟成
ハードリカー熟成
あのDRCの搾りかす熟成もあります🍷

今回はカマンベールチーズに慣れた方なら特に入りやすい塩水ウォッシュタイプチーズ。

ここからが本題❣️

日本のプロセスチーズ以外は全て生きたチーズだから…食べる温度が決まっています🌡️

チーズは発酵食品であるため常温にさらせば発酵も進みそれが美味さに変わる。

日本人は冷蔵庫より取り出したチーズを直ぐに食べるためどんな良いチーズでも全て同じ不味さしか感じていないのです。

そこで私の食べ方はというと❣️

購入した日より最低2週間は野菜室で追熟を行い頃合いを見て食べる日を迎えます。

賞味や消費期限の日本基準は完全無視。
自分の鼻が絶大なる品質保証なのです。

そして食べる日には🧀
冷蔵庫より2時間前に取り出し
濡れナプキンを被せ室温に馴染ませる

すると……ご覧の様に
トロけるチーズ本来の味わいを愉しめます。

《室温2時間でこの状態は最高に美味い》

これもMaitre d'hotel ぞ知る技能の賜物!

食べ物は恵!全ては美味しく食べる事が生産者に一番の心遣いになるのですよ。

FROMAGE = CHEESE = 常温2時間!
覚えましたか(^^)

明日はヨロシクについて…
書いて参ります✍️

HOTEL DIRECTOR

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