淳【元証券マンのテクニカル株チャンネル】

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【七面鳥の話 改訂版】

こちらは丁度1年前のGWに書いた「七面鳥の話」という『投資苑』でも紹介されている有名な逸話になります。 これを読んだ多くの方から「自分の良くない癖を改善することができた」、「自分で決めたルールに則ってトレードすることの大切さが身に沁みた」などたくさんの嬉しい感想をいただきました。 しかし逸話を紹介しただけで詳しい解説をしていなかったので、いまいちこの教訓を活かしきれていない方もいらっしゃると思います。 そこで今週は改めて「七面鳥の話」と、その解説を新たに付け加えたいと思います

    • 【日本銀行の金融政策決定会合について】

      4/25と4/26の二日間、日銀は金融政策決定会合を行いました。 ご存知の方も多いかと存じますが、改めて会合の時によく聞かれる用語について分かりやすく解説をします。 ①政策金利 前回の金融政策決定会合まで、日本の政策金利は民間銀行(三菱UFJ銀行など)が日銀にお金を預ける時の金利のことを指しました。 2016年1月以降、この政策金利はマイナスだったのでお金を預ける側がお金を支払うという、まさに「異次元の金融緩和政策」が取られていました。 しかし、前回の金融政策決定会合で政策

      • 【損して初めて損切りの大切さに気付く】

        今週、日経平均は2,500円ほど下落しました。 日経平均は史上初となる4万円を付けるなど今年に入って非常に強いブル・マーケットが続いていましたが、一転して4月は主要指数揃って今年初のマイナスを記録しそうです。 相場に楽観的なムードが漂っている時は、ついリターンにばかり目がいってしまうものです。 そのような時は一旦株価が下がってもすぐに戻るので、損切りなんて必要ないと感じることでしょう。 むしろ損切りをしなければ利益となったのに… と思うこともしばしば。 しかしだからと言っ

        • 【トレーダーの仕事とは】

          今週、日経平均は「行き違い線」や「出会い線」が交錯するなど激しく上下する展開となりました。 これまでのように、トレンドが発生し一方向に動いてくれる簡単な相場とは打って変わって、かなりの難易度だったと思います。 新たに発生した地政学リスクなどの影響から来週以降も厳しい相場がしばらく続く可能性がありますが、このような相場環境の時は一体どのような戦略が望ましいのでしょうか? 答えは「何もしない」ことです。 よほどチョッピーな相場や逆張りを得意としている方は別として、ほとんどの

        メンバー特典記事

          【日本銀行の金融政策決定会合について】

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          4/25と4/26の二日間、日銀は金融政策決定会合を行いました。 ご存知の方も多いかと存じますが、改めて会合の時によく聞かれる用語について分かりやすく解説をします。 ①政策金利 前回の金融政策決定会合まで、日本の政策金利は民間銀行(三菱UFJ銀行など)が日銀にお金を預ける時の金利のことを指しました。 2016年1月以降、この政策金利はマイナスだったのでお金を預ける側がお金を支払うという、まさに「異次元の金融緩和政策」が取られていました。 しかし、前回の金融政策決定会合で政策

          【日本銀行の金融政策決定会合について】

          【トレーダーの仕事とは】

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          今週、日経平均は「行き違い線」や「出会い線」が交錯するなど激しく上下する展開となりました。 これまでのように、トレンドが発生し一方向に動いてくれる簡単な相場とは打って変わって、かなりの難易度だったと思います。 新たに発生した地政学リスクなどの影響から来週以降も厳しい相場がしばらく続く可能性がありますが、このような相場環境の時は一体どのような戦略が望ましいのでしょうか? 答えは「何もしない」ことです。 よほどチョッピーな相場や逆張りを得意としている方は別として、ほとんどの

          【ウィリアム・ギャンに学ぶ投資で成功するための27ヶ条】

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          ー 医者は医業を営む前に4年間医学部で学ぶ。弁護士は弁護士業務を始める前に3年間ロースクールで学ぶ。それなのに、十分なトレード資金があるというだけで、なぜ無教育の個人がトレーダーになれるのか・・?
               ウィリアム・ギャン 今年に入って約2ヶ月間続いたブル(上昇)・マーケットは一度終わりを告げようとしており、ここからは資金を減らさない戦いになることが予想されます。 そこで今回はギャン理論の考案者でもあるウィリアム・ギャンの投資で成功するための27ヶ条

          【ウィリアム・ギャンに学ぶ投資で成功するための27ヶ条】

          【勝って兜の緒を締めよ】

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          2月22日に史上最高値を更新した日経平均株価の勢いはその後もとどまることを知らず、週明けには4万円に到達する可能性が高いです。 このチャンスをモノにし、資金を一気に増やした方も多いと思います。 それはもちろん素晴らしいことですが、あえて厳しいことを言わせていただくとブル(上昇)・マーケットではそれが自分の実力かどうかはわからず、むしろマーケットのおかげという場合がほとんどです。

          【1989年の高値は支持線へとなり得るか】

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          2024年2月22日木曜日、日経平均株価は34年振りに史上最高値を更新しました。 投資家のみならず日本中が歓喜に沸きましたが、トレードという戦いは明日からもまた続きます。 余韻に浸るのはこれぐらいにして次のシナリオを想定しなければなりません。 私は昨年5月に起きたバブル後の最高値更新時はもちろん、今年に入ってからも新高値更新の度に「買い」の見解を示してきました。 当然、今回も買いの見方で間違いありませんが、これまでとは違う点が一つあります。 それは前回高値、つまり1989年

          【1989年の高値は支持線へとなり得るか】

          【遂に日経平均株価に点灯した警告シグナル】

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          今週の金曜日、日経平均は史上最高値更新というところまで迫りました。 高値更新に期待が高まるところですが、ここまで強気一辺倒だった日本株市場に遂に早期の警告シグナルが点灯しました。 そのシグナルとは、マーケット・ブレドゥスを測る代表的な指標である“騰落レシオ”を見ると一目瞭然です。

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          【遂に日経平均株価に点灯した警告シグナル】

        記事

          【ハイリターンを上げた人ほど最終的には損をする?】

          先週、日経平均は1,300円以上下落しました。 今年に入ってから非常に強いブル・マーケットが続いてきただけに、トレーダー達は久し振りに大きな下落を経験することとなりました。 とは言え、要所要所では逃げ場も提供してくれていたので(4月2日と4月4日は絶好の戻り売りのタイミング)本来であれば上手く逃げることが出来た相場だったと思います。 しかしこれまでの強気相場のせいで「下がっても売らずに持っていればいずれ戻る」という危険な考えを抱いてしまった方も多かったのではないでしょうか。

          【ハイリターンを上げた人ほど最終的には損をする?】

          【マイナス金利解除に伴い、改めて相場サイクルについて その2】

          今週、日本銀行は17年振りに利上げを行いました。 それに伴い2016年から続いたマイナス金利、YCC(イールド・カーブ・コントロール)、ETFの買い入れも終了となりました。 一方、アメリカではFOMCが開催され、予想通り金利は据え置きとなりました。 しかし年内には3回程度の利下げがあるとの見方が優勢です。 そこで今回は、アメリカで2022年から開始した逆金融相場と、次の市場サイクルである逆業績相場について解説をします。 (復習)相場は金融相場→業績相場→逆金融相場→逆業績

          【マイナス金利解除に伴い、改めて相場サイクルについて その2】

          【マイナス金利解除に伴い、改めて相場サイクルについて】

          来週、日本とアメリカでは金融政策決定会合が開催されます。 特に日本銀行は、今回の会合で2016年から続いたマイナス金利を解除する見通しです。 利上げとなれば2007年以来、約17年振りの出来事となります。 日本の株式市場も大きな転換点となりそうですが、なぜここまで金利の動向が注目されるのか。 改めて相場サイクルと共に解説をしたいと思います。 1.相場は金融相場→業績相場→逆金融相場→逆業績相場の順に動く 株価を決める二大要因は「金利」と「業績」です。 まず、金融相場では

          【マイナス金利解除に伴い、改めて相場サイクルについて】

          【ウィリアム・ギャンに学ぶ投資で成功するための27ヶ条】

          ー 医者は医業を営む前に4年間医学部で学ぶ。弁護士は弁護士業務を始める前に3年間ロースクールで学ぶ。それなのに、十分なトレード資金があるというだけで、なぜ無教育の個人がトレーダーになれるのか・・?
               ウィリアム・ギャン 今年に入って約2ヶ月間続いたブル(上昇)・マーケットは一度終わりを告げようとしており、ここからは資金を減らさない戦いになることが予想されます。 そこで今回はギャン理論の考案者でもあるウィリアム・ギャンの投資で成功するための27ヶ条

          【ウィリアム・ギャンに学ぶ投資で成功するための27ヶ条】

          【勝って兜の緒を締めよ】

          2月22日に史上最高値を更新した日経平均株価の勢いはその後もとどまることを知らず、週明けには4万円に到達する可能性が高いです。 このチャンスをモノにし、資金を一気に増やした方も多いと思います。 それはもちろん素晴らしいことですが、あえて厳しいことを言わせていただくとブル(上昇)・マーケットではそれが自分の実力かどうかはわからず、むしろマーケットのおかげという場合がほとんどです。

          【1989年の高値は支持線へとなり得るか】

          2024年2月22日木曜日、日経平均株価は34年振りに史上最高値を更新しました。 投資家のみならず日本中が歓喜に沸きましたが、トレードという戦いは明日からもまた続きます。 余韻に浸るのはこれぐらいにして次のシナリオを想定しなければなりません。 私は昨年5月に起きたバブル後の最高値更新時はもちろん、今年に入ってからも新高値更新の度に「買い」の見解を示してきました。 当然、今回も買いの見方で間違いありませんが、これまでとは違う点が一つあります。 それは前回高値、つまり1989年

          【1989年の高値は支持線へとなり得るか】

          【遂に日経平均株価に点灯した警告シグナル】

          今週の金曜日、日経平均は史上最高値更新というところまで迫りました。 高値更新に期待が高まるところですが、ここまで強気一辺倒だった日本株市場に遂に早期の警告シグナルが点灯しました。 そのシグナルとは、マーケット・ブレドゥスを測る代表的な指標である“騰落レシオ”を見ると一目瞭然です。

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          【遂に日経平均株価に点灯した警告シグナル】

          【乗り遅れたらロールリバーサルを狙え!】

          今週の木曜日、日経平均は再びバブル後の最高値を更新しました。 このニュースレターでは何度かブレイクアウト手法について解説しているので上昇の初動を捉えられた方も多いのではないでしょうか。 しかし乗り遅れた方も安心してください。 ブレイク後のロールリバーサルを狙うという方法があります。 ロールリバーサルとは・・・

          【乗り遅れたらロールリバーサルを狙え!】

          【ジェラルド・ローブに学ぶテープリーディング】

          10%ルールやテープリーディングで有名な投資家ジェラルド・ローブ卿の『投資を生き抜くための戦い』を読んだのでその内容、特にテープリーディングについて少しだけご紹介させていただきます。 テープリーディングとは、歩み値(ある銘柄が何時何分何秒に何株約定したかを時系列で表したもの)を分析し株価の動向を予測することです。 私自身、テープリーディングはスキャルパーやデイトレーダーのみが行うものという固定観念がありましたが、実際にはローブ卿は長期投資にもテープリーディングを用いていたと

          【ジェラルド・ローブに学ぶテープリーディング】

          【日経平均は一相場終えたのか?】

          今年に入って大きく上昇を続けた日経平均は今週の火曜日に一旦天井を打ちました。 1/24(火)の高値36984.51円から現在1200円以上下落しています。 まだまだ上昇基調なので調整を経て反発する可能性はあるものの、天井を示唆するサインがいくつか現れています。

          【日経平均は一相場終えたのか?】

          【新NISAのつみたて投資枠でローリスクハイリターンを実現する方法】

          今年から新NISAが始まりました。 私はNISA口座すら持っていないのですが、つみたて投資枠を使ってS&P500やオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)などのインデックスファンドに投資するのが流行りのようです。 インデックスファンドとは、ベンチマークに連動することを目指して運用が行われる投資信託のことで、低コストでマーケットと同様のリターンを得ることができます。 また別のタイプの投資信託でアクティブファンドというものもあります。 アクティブファンドとは、ベンチマークを

          【新NISAのつみたて投資枠でローリスクハイリターンを実現する方法】

          【祝!日経平均バブル後最高値更新】

          今週、およそ半年振りに日経平均がバブル後の新高値を更新しました。 私の方で11/19の記事にて、このブレイクが起きた時にどうすれば良いかについてはお伝えしていたので参考になっていましたら幸いです。 しかし今回のようにブレイクは急に起きますし、1/9ないしは1/10の初動からエントリーするのは難しいかもしれません。 ダマシではないかと考え躊躇した方もいると思います。 実際、この半年の間に私は何度もダマシに遭ってきました。 昨年6月に高値を付けた後の7月、11月、12月の戻り高値

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          【祝!日経平均バブル後最高値更新】