人と組織が育つ本/JMAM(日本能率協会マネジメントセンター) 出版部

ビジネス書、実用書、児童書・子育て書、資格書などを刊行するJMAM(日本能率協会マネジ…

人と組織が育つ本/JMAM(日本能率協会マネジメントセンター) 出版部

ビジネス書、実用書、児童書・子育て書、資格書などを刊行するJMAM(日本能率協会マネジメントセンター)出版部のお知らせ、編集後記。日本橋から日本全国、そして全世界に「おもしろい本」「役に立つ本」を届けます! https://www.facebook.com/JMAM.book/

マガジン

  • 「感じる知性」を取り戻そう!

    色々な方と語り合う中で生まれた感覚を紡ぐことで1冊の本をつくる――こんな趣旨ではじめた「本の企画、一緒に考えませんか?」会議vol.1の記録。 テーマは、「答えが出ない問い」への向き合い方。出羽三山の宿坊「大聖坊」の13代目・星野文紘先達の言葉を中心に、山の思想とビジネスの交差点を探求していきます。

最近の記事

3つの「C」、書きこなせていますか?

こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日紹介する書籍はこちら! 第1章「ライティングの基本」では、本書の要となる「3C」が紹介されています。 この3C、何を意味しているか分かりますか? 正解は Correct / Clear / Concise  です。 日本語では 正確/明確/簡潔 となります。 読み手が内容を取り違えることなく、正しく情報を受けとるための文章にはこの3Cが不可欠であると本書は説きます。 英語に限らず、すべての言語における技術文書でも共通す

    • 人の「器」は測定可能か?

      こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日紹介する書籍はこちら! 人の「器」とは何でしょうか? よく「あの人は器が大きい」「器量が良い」といった表現が用いられます。 本書における「器の発達」は、「人間としての器 (人間性や度量) の成長と具体的な能力(スキル) の成長」と示されています(4P はじめに)。 「人は成人してからも知性や意識が発達し、生涯にわたって成長し続けられる」という「成人発達理論」を組織マネジメントに援用したロバート・キーガン博士による「なぜ

      • 「悪い私」を抱きしめるために

        こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日紹介する書籍はこちら! 本書では「内的家族システム」(Internal Family System)という概念を紐解いていきます。 IFSとは端的に言えば「心を扱うスキーム」であり、セラピーです。 40年に近い歴史を持ち、心理療法のひとつとして臨床の現場で発展を遂げてきました。 目次構成はこちら。多くの「エクササイズ」が目を惹きますね。 第1部 内的家族システム 第1章 私たちはみんな多重人格  エクササイズ(1) 防

        • 【出版記念イベント開催】マーケター力は全ての仕事に通ずる!~著者に学ぶ、実務へ活かすマーケティング思考~【グローバルで通用する「日本式」マーケティング】

          マーケティングを仕事に活かしたい全ての人へ 『「日本式」マーケティング』出版記念セミナーを開催! ■イベント概要 企業が成果を上げるうえで重要な要素の一つである「マーケティング」。 一言にマーケティングと言っても、その活用分野は多岐にわたり、直接的にマーケティングを担当する組織以外でも、その知識の必要性は増してきています。 例えば、採用活動では、採用マーケティングとして自社のPRやどのような人材が市場にいるか調査・分析する視点が求められ、セールスでは市場にマッチした製品ア

        マガジン

        • 「感じる知性」を取り戻そう!
          11本

        記事

          超負荷マネジメント業務には「赤/青/緑」の3モードで対処する

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日紹介する書籍はこちら! 目次はこちら。 第1章 なぜ「観察」が重要なのか? 第2章 何を、どうやって観察するのか? 第3章 赤のモード(闘う/逃げる)を観察する 第4章 青のモード(固まる/動けなくなる)を観察する 第5章 緑のモード(安心する/つながる)を観察する 第6章 ブレンドされるモード 第7章 部下育成や対話への活用 第8章 観察力を高めるエクササイズ 第1章 なぜ「観察」が重要なのか? まず、本書では現

          超負荷マネジメント業務には「赤/青/緑」の3モードで対処する

          「ウチだからこそできる」自社オリジナル教科書作成のすすめ

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日紹介する新刊書籍はこちら! 本書は、人材育成家である著者によるTOP営業パーソン育成マニュアル。 「人材育成家」としての加藤じゅういち氏は、リクルート入社後、あらゆる業種・業界の求人広告を作成することでその業界特性を理解する目を育成。 独立後は営業支援を行った顧客企業に対し、新規営業売り上げを300%向上させるなどの確かな結果を築いています。 本書では、そうした人材育成において、タイトルにある「自社オリジナル教科書」の重

          「ウチだからこそできる」自社オリジナル教科書作成のすすめ

          女性として、人間として、法と人に向き合った人物の生涯

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日紹介する書籍はこちら! NHKの2024年度前期朝ドラマ110作目「虎に翼」は、日本初の女性弁護士であり、後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)をモデルとしたオリジナル作品。 そして本書は、その三淵嘉子(1914~1984)の評伝です。日本法制史のエキスパートである著者によって、多角的にその人物像が掘り下げられています。 本書の目次はこちら。 はしがき 第1章 三淵嘉子の生涯① 学生時代・弁護士編 第2章 裁判

          女性として、人間として、法と人に向き合った人物の生涯

          生成AIを取り巻く環境を把握する

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 先日、OpenAIによる生成AIがついに動画も生成するという発表がなされました。 実際にビジネスの現場でも、テキスト生成AI等を活用している層が増えているのではないでしょうか? 本日紹介する一冊はこちらです! 目次 第1章 AIの概要 第2章 生成AIの誕生と現在までの系譜 第3章 現在の生成AI(ジェネレーティブAI)の動向 第4章 インターネットリテラシーと権利関係 第5章 AIに関する基本理念・社会原則・ガイドライ

          エンジニアだけではもったいない!製品開発のためのドキュメント作成~運用マニュアル

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日紹介する書籍はこちら。 本書はその名のとおり、ウェブサービス等の製品開発においてドキュメントを作成するエンジニア、プロダクトマネジャー等に向けてドキュメントの作成~保守の流れを詳細に解説しています。 本書に登場する「Corg.ly」とは、犬の鳴き声を人の言語に翻訳するサービス名。そのチームメンバーがサービスローンチに向けて奮闘する姿が、仮想ケースとして各章を通して描かれます。 目次構成は以下のとおり。 PART I ド

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          現在の「グローバル」と「マーケティング」を定義する

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日紹介する書籍は、現在の日本を取り巻くリアルな「グローバル」においての、効果的なマーケティング施策を解説する一冊です。 目次構成はこちら。 第1章 2050年はアジアの時代-華人の価値観― 第2章 新事業・新バリューチェーンの創造 第3章 マーケター力=思考力×対人力×人間力・マーケターのスキル 第4章 はじまりはいつも仮説 第5章 ヒットの法則15原則―成功の5軸×3原則― 第6章 ブランドと社会価値・存在意義 第7章

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          「知識創造」って…何のこと?

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 本日ご紹介する書籍はこちら、「マンガでやさしくわかる知識創造」です。 と、このタイトルを見て「ああ、知識創造!しかもマンガで!今すぐ読みたい!」と思えた方はかなりニッチな人ではないかなと思いました(著者の皆様、編集者の方、ごめんなさい)。 私自身、「……知識創造?マンガで?」というのが正直な反応。そもそも「知識創造」なる言葉を固有名詞としてとらえたことがなかったので、 この本で何が語られるのか、読み始めるまでイメージが湧きま

          組織を変革と共に成長させる技法とは?

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 唐突ですが、「組織」とはなんでしょうか? 辞書によって大同小異あれど、その定義は「同じ目的に向かって活動を共にする人間集団」的な内容になると思います。 多くのビジネスパーソンが所属する「会社」は、その代表ですね。 そして、VUCAの時代と呼ばれる今、「組織」の成長はおろか保持・継続することのハードルが上がり続けています。 本書は、VUCAにおける「組織」を変革し、成長させるための、極めて実践的な叡知が詰まっています(大げさか

          「城」はいかにして築かれ、いかにして崩されるのか?

          新年あけましておめでとうございます! noteコーディネーターの玉岡です。 新年と言えば初詣、初詣と言えば神社ですね。 神社に比肩する、日本のシンボルと言えば? そう、「城」です。 今回はこの書籍を取り上げます。 『武士目線で語られる 日本の城』 本書の著者は、数々のNHK大河ドラマにも資料提供を行う、日本中世史の専門家です。 構成はユニークで、なんと荻生徂徠の地の文に、解説がつくという形式。 本書は次の八章で展開されます。 第一章 「城」とは何か 「縄張」とは、城

          「城」はいかにして築かれ、いかにして崩されるのか?

          今の「学び」の姿をめぐる一冊

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 皆さんは、小中学校時代のこと、覚えてますか? 本格的に自分が社会と交わりはじめる機会である初等・中等教育は、人格形成においても非常に重要な時期です。 また、そうした子どもに対し教育する側の責任も大きなものです。 本書は、全国での非常にユニークな学校教育の取り組みを取り上げた一冊です。 全5章で構成される本書は、各章でそれぞれの教育機関を取り上げます。 特徴的なのは、次の構成です。 「はじめに」では、(一般的な学校の姿に対

          どんな社会でも変わらない、成果を上げ組織を成長させるマネジメントの心得。【成果が出る!人が育つ! マネジャーの仕事100の基本 エンゲージメントを高めるチームマネジメント】

          みなさん、こんにちは!JMAM 出版部 イベントプロデューサーの西舘聖哉です! 弊社では、組織開発に関わる方や学びを深めたい方に読んでいただきたい書籍を数多く出版しています。 今回は、組織運営の中核を成す「マネジャー」をテーマに、書籍『成果が出る!人が育つ! マネジャーの仕事100の基本 エンゲージメントを高めるチームマネジメント』から、これからのマネジャー像を読み解いていきます! キャリアを積み重ねていくうえで、誰もが通る可能性のあるマネジャーというポジションはこれからど

          どんな社会でも変わらない、成果を上げ組織を成長させるマネジメントの心得。【成果が出る!人が育つ! マネジャーの仕事100の基本 エンゲージメントを高めるチームマネジメント】

          「DX化」を100段階で把握する

          こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。 突然ですが、みなさんはここ最近「DX」という言葉を目にしていますか? デジタルトランスフォーメーションという言葉が社会を席巻し、解説書やセミナー等が急増した時期は、コロナ禍によるリモートワークの浸透と同じようなタイミングでした。経済活動の再稼働に伴い、DXに関する車内広告等を目にする機会も減ってきたように感じます。 しかし、改めてDXの定義から実装方法、課題設定までを説明することは大変難しいものです。社内で「DX推進タスク