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【白血病は突然に】 <番外編> パニック発作の抑え方

こんにちは、「根本雅祥(ねもとまさよし)」といいます。「ソルトコントロール」という方法を使って、塩分管理の支援サービスを提供しています。

この<番外編>では、僕が白血病の治療を通して得た気づきや情報などをまとめています。

これまでに書いてきた記事はコチラで見られます↓

それでは、どうぞ!


パニック発作の抑え方

質問箱に「パニック発作を克服した方法を教えてください」というものがあったので、ぼくなりの返答を書きたいと思います。端的に言ってしまうと、「意識をそらす」ことがポイントです。


初めてのパニック発作

ぼくが初めてパニック発作を起こしたのは「胸水(肺に水が貯まること)」になったときです。「スプリセル」という分子標的薬の影響だったのですが、本当に息が吸えなくなり「マジで死ぬかも...」ってなりました。

どれくらい辛いかというと、ジッとしていても心拍数が「110」くらいあり、立ち上がって少し歩くと「140」くらいになります。しかも、息を整えようとしても息が大きく吸えません。例えるならば「24時間365日、マスクをしながらジョギングしてる感じ」です。

ぼくはこの体験をして以来、ちょっとでも息苦しさを感じるとパニックを起こすようになりました。例えば、湿度の高い日に外を歩いているときとか、少し混んだ電車に乗ったときとかによくなっていました。(頻度は減りましたが今もなります。)

さすがにこの状態が続くのはまずいと思い、試行錯誤を続けた結果、ひとつの結論にたどり着きました。それは「意識をそらす」ということです。


根本流の解決策

「意識をそらす」というのは、「息苦しいということを頭の中から消す=他の何かに集中する」ということです。

人はイヤなことがあったりすると、頭の中で無駄にグルグルと考えてしまいます。でも、これをやってしまうとイヤな気持ちが学習され、頭の中に残ってしまいます。

パニック発作の場合、「息苦しくなる→苦しいことをグルグルと考えはじめる→本当に苦しくなって倒れる」みたいな感じです。これを何度も繰り返していると、パニック状態が学習され、よりパニックを起こしやすくなってしまいます。

そこで僕は、息苦しさを感じたら次の2つのことを秒速でやることにしました。それは「ガムを食べること」と「スマホゲームのマリオカートをやること」です。特にマリオカートは最強で、強制的に画面に集中しないといけないので、10分くらいやっていると息苦しさを忘れてしまいます。

人によって「意識をそらす(何か別のことに集中する)」方法はいろいろとあると思うので、パニック発作の兆候がある方はぜひ自分なりの方法を探してみてください。


最後に

ここでは自分でできる対処療法をお伝えしましたが、まずは主治医に相談してくださいね。ぼくも主治医には連携して、いつでも精神科に行けるようにしていました。

軽い発作であればいいのですが、重い発作はやはり専門医に相談するのがベターです。一人で悩まずに、専門家の力を借りていきましょう!


おわり


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