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映画を観るのは吹替派

私は吹替派だ。
だって楽なんだもん。

私が小さい頃は、ビデオは一般家庭に普及されていなかった。映画を観るのは劇場か、何年か待ってからテレビで観るしかなかった。『スター・ウォーズ』には劇場でも吹替があったらしいが、私の住んでいた町では、吹替版は公開されてはいなかった。

ビデオが普及され、レンタルビデオが一般的になったが、字幕が当たり前。人気作品になると吹替のテープも同時に作られたが、レンタルに並ぶのは  字幕:吹替/9:1 くらいの割合だろうか?DVDみたいに言語を切り替えられる訳では無いから、字幕版と吹替版を別々に用意しなくてはならない。そうなるとレンタル店側も、吹替版は最小限に抑える。映画のビデオは、字幕で観るのが当たり前の時代だった。

テレビで映画が放映されると、必ず吹替版だ。テレビの洋画劇場は、だいたい2時間番組で、たまにテレビ初放映になると30分くらい拡大して放映した。120分のビデオテープを3倍速にして、1本のビデオテープに3作の映画を録画してた。

録画した映画は、何回も何回も観た。当時の私の映画スターはジャッキー・チェン。たとえ劇場でジャッキーで観ても、石丸博也さんの声で脳内再生されるのは私だけではないはずだ。

テレビならではの吹替として、声優さんではなく、人気のタレントさんや、俳優さんで吹替される企画もあった。否定的な声も多いが、時々大当たりの吹替もある。

私の中で、一番の大大当たりは、『アンタッチャブル』の根津甚八さんと、『トップガン』の渡辺裕之さんだ。

既発売のDVDは大塚芳忠さんの吹替
既発売のDVDは俳優の塚本高史さん

両作品とも、DVDには別の声優さんで吹替が収録されていたが、思い出の復刻版としてBlu-rayで再発売。もう二度と観られないと思っていたから、迷わす購入した。本当に嬉しかった。

権利の関係や一部未収録等、いろいろな問題があり、DVDにはテレビ放映当時の吹替が収録されるケースは少ない。だから復刻版でリリースされるのは40代以上の映画ファンにはたまらなく嬉しかったりする。

今回のAmazonのブラックフライデーでは、懐かしの吹替が収録されているディスクを購入した。

今回の戦利品

どれも既に所有している作品だが、この買い直しは、作品ではなく思い出を購入する意味があった。まだまだ、思い出を購入したい作品もあるので、ここに書き足すとする。

・水島裕さんの『スター・ウォーズ』シリーズ
・富山敬さんの『ビバリーヒルズ・コップ』
※下條アトムさんの『ビバリーヒルズ…2』も。

テレビ放送でも良いので、もう一度観たいと願っています。

まだまだ吹替未収録のDVDもあります。復刻版での再発売をお願いします。


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