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【仕事】どこまで頑張るか?迷う

アーリーアダプター向けかどうかで変わってきますが。

予算と時間は限られている

事業にしても社内の改善にしても、何をやればよいか?答えの分かっているところに対してはそれなりに投資をかけやすいのですが、新規事業であったり、社内改善にしてもデジタル化やAI化のような新しい話になってくるとなかなか人手も予算も付きにくいです。

正解が分かりにくいのもありますし、そもそもお客様や社内の人に受け入れられるか確約できないため、大型投資は難しいですし、むしろ分からないまま投資してしまって後から全然使い物になりませんでした…は避けたいもの。

そのために最初は安く速く作り、仮説構築と検証で善し悪しを判断しつつ、どんどんと積み上げて行くことで学びやケイパビリティを得つつ、リスクを減らしていって進めていくのが定石です。

アーリーアダプターは手間のコストを払ってくれる

新規事業の場合だと、リーンスタートアップな進め方なら、多くの人に応えるソリューションではなく、少数だけど課題に対して解決できる手段があるなら喉から手が出るほど欲しく、お金を払ってくれるアーリーアダプターを探します。

アーリーアダプターはUI(ユーザーインタフェース)や設定方法などが熟れて無くても、本当に解決したい課題が解決できるなら、学習したり設定したりする手間(コスト)を払って使ってくれる人になります。

まだまだ初期の段階だとiOSやAndroidのアプリを用意するのではなく(ネイティブに組み込まないと実現できないなら別ですが)、Webアプリで十分だったり、マニュアルやチュートリアルもPDFにして置いておくなど、ちゃんとレイアウトされた綺麗なページにする必要もありません。

アーリーアダプターの解決したい課題は、世の中全体を見るとほんの一部の人にしか響かないものですが、それを欲している人がいます。まずその課題を確実に解けるソリューションを提供し、それ以外に大事なリソースはできるだけかけません。確実に顧客がいることがわかってから、その後は解きたい課題の周辺を探索し拡げていくことで事業をスケールしていきます。

社内の改善系はアーリーアダプターではない

これが社内の改善系に向くとアーリーアダプターという考え方で攻めていくのはなかなか難しいです。むしろこれまでの手厚いサポートやガイドがしっかり用意された社内インフラのツールに慣れているため、UIや設定に手間がかかったり、十分なマニュアルがないとなかなか使ってくれません。
勤怠管理や経費精算など、どうしても使わなければいけないツールはどんなにイケてなくても(強制的に)渋々使うしかないので使いますが、その多くはUIが悪かったり、技術的負債(さすがに減ってきてますが、Internet Explorerでないと動かない等)を抱えていたりします。

私が社内に仕掛けている施策は、勤怠管理や経費精算などのような会社で働くには避けて通れないツールではなく、元々人手でやっている「ある業務」をデジタルで効率化するツールです。人手でできるということは最悪「なくても構わない」ものです。
しかし社内をDX(デジタルトランスフォーメーション)していくために必要な仕掛けであり、これまで人手でやっていたことを、よりインテリジェンスに効率的にやれるようなものを用意しようとしています。

社内のツールのため個人から対価を取ることが最初は難しく(もちろん使ってもらえるようになれば部署レベルで社内振替で利用料は取れますが)、使ってくれる人がアーリーアダプターというわけでもありません。
なので、UIや設定の使いやすさ、マニュアル整備をどのレベルまで持っていくべきか?いつもコストやスピード感とのバランスで迷う日々を送っています…

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