見出し画像

【コーチング】コーチング・プロセス Part4

認定コーチを取得したので、それまでの学びなどをまとめていこうと思います。

ここで扱う内容は、コーチ・エィ アカデミアさんのクラスとしては「コーチングのプロセス」というモジュール名のクラスになります。

【コーチング】コーチング・プロセス Part3の続きになります。

目標設定のポイント

目標設定では、コーチング期間で実現・達成する目標を設定します
同時にエバリュエーションの計画もしておきましょう。エバリュエーションの計画とは、達成度の測定・評価方法とその時期になります。

目標設定では、実現したいこと(What)を明確にして、どのように評価するか(How)を決めていきます。目標設定がうまくいくと、相手は目標というターゲットが明確になり、そこに意識が向くことで具体的な行動を起こすようになります。

コーチングにおいて、目標設定は非常に重要なプロセスです。もし目標設定に時間がかかっても、相手が自分自身で目標を具体化して決めるというプロセスが必要です。これにより、本人の自律性を促し、コーチングの結果への責任を引き受ける姿勢になります。

コーチング・セッションのポイント

コーチング・セッションについて、その実施期間、頻度、形式、場所、実施時間の設計については正解がありません。加えて、セッション設計に影響のある要素は無数にあります。
重要なのは、与えられた条件の中で相手が確実に早くゴールにいくためにベストだと思う設計を、相手と一緒に検討して決めていくことです。

以下は設計におけるパターンの一例です。

  • 期間:半年、1年 など

  • 頻度:週1回、隔週1回、月1回 など

  • 形式:対面、電話、オンライン会議 など

  • 場所:オフィス、貸し会議室 など

  • 時間:1回30〜60分

また、以下は設計に影響を与える要素の一例です。

  • 目標設定の難易度

  • 目標の内容

  • 相手の状況や環境

  • 相手の希望

  • 自主的な依頼か、企業からの依頼か

  • コーチングの費用

ちなみに、コーチングは、コーチのスキルが高いから必ず目標設定の達成具合や、チームや組織の活性度が高まるというわけではないそうです。コーチングの実施料が少なければ効果は薄いそうです。
よって、コーチのスキルがまだまだであっても、コーチングの実施量を増やせば、高められる可能性があるそうです。

エバリュエーションのポイント

エバリュエーションでは、以下の点を振り返ります。

  • 目標の達成度

  • 達成までのプロセスで得た学びと成長

  • 残課題や今後の成長テーマ

  • コーチングそのものの効果

などです。
また、エバリュエーションのタイミングにもいくらか選択肢があります。

事前エバリュエーションでは、コーチングによる効果や変化を明確にするために、コーチング開始時に評価を集めておきます。(これにより、コーチングの中間地点や最終地点との比較ができます)

中間エバリュエーションでは、複数回のコーチング・セッションの中間点で行います。これの目的は軌道修正のためで、中間にくるまでに生じたギャップを明確にして、新しい目標を立てるのか、もっとストレッチな目標にするのか、目標自体を再設定するのか、などを相手と検討します

また、エバリュエーションの場はコーチへのエバリュエーションの場でもあります。

エバリュエーションの実施時期については少し気をつける必要があります。実施時期は明確な日付を決めておくのが良いでしょう。コーチングの進捗次第や成り行きに依存したかたちでエバリュエーションを実施しようと思っていると、ズルズルと実施する時期が遅くなっていきます。相手のコミットメントを高めるうえでも明確に実施時期を決めておきましょう。

エバリュエーションの注意点

感想や憶測のみを扱わない

「〜だと思います」
「〜だと感じます」
「〜したつもりです」
という感想や憶測ではなく、事実であるかを聞き分ける必要があります。

他者評価も集めるが、他者評価を先にしない

自己評価だけのエバリュエーションは不十分です。相手の行動を間近で見ている人達からも情報を集めましょう。その場合、先に他者評価を相手にしないようにしましょう。他者評価の情報を先に相手が聞いてしまうと、その情報に合わせて自己評価を変えてしまう可能性があります

多面的にエバリュエーションする

エバリュエーションによる振り返りによって、さらなる成長するためのきっかけの場の意味も持っています
今後の成長テーマを明らかにするため、ポジティブ、ネガティブのどちらかだけにフォーカスを当てるのではなく、多面的にエバリュエーションすることが必要です。

コーチング自体のエバリュエーション

一通り、成果や成長について振り返りができたら、コーチングそのものへのエバリュエーションをしましょう。コーチングプロセスにおいて、コーチングする側の進行やスキル、関わり方、あり方などがどのように相手の成果や成長に寄与できたかについてフィードバックをもらいます。

もう少し、続きます。

おまけ

コーチ・エィではオンラインでのクラスコーチでの学びを自分でログとして残していき、場合によっては一緒に参加しているクラスの人に共有して、新たな気づきにして学びあっていきます。そのログから抜粋して自分の学びや気づきもこのnoteに書いていこうと思います。
(当時書いたものなので、noteの記事と書きっぷりが違うことはご了承ください)

■目標設定のときに意識するポイントとは?
・実現可能か?実現するために必要なリソース(時間、金、人)、実現するために話すべき人など。→GAPを埋めていくイメージ。
・目標を細かく分解する。大きいと忘れがち。小さくすると達成感が得やすい。
・本当に達成したいことか?やらないといけないからやるだと主体性がでない。
・具体と抽象の行き来。チャンクアップとチャンクダウン。
・振り返りができるかどうか?具体的数値。難しいのは数値化できないもの。感情やモチベーション。

HAYASHI自身のコーチングのプロセスのクラスの学びログより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?