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【コーチング】聞くことの大事さ Part2

認定コーチを取得したので、それまでの学びなどをまとめていこうと思います。

ここで扱う内容は、コーチ・エィ アカデミアさんのクラスとしては「目的を持って聞く」というモジュール名のクラスになります。

【コーチング】聞くことの大事さ Part1 からの続きです。

聞いてるつもりでも、聞けていない

よくあるのが、何か別の作業をしながら話を聞いている場合です。マルチタスクで聞きながらもメールチェックしたり、文章を書いたり出来る人もいるかもしれません。しかし相手からみたらついでに聞いてるような印象となり、聞いてもらってないと思われてしまうかもしれません。

また、よくありがちなのが、相手の話を聞いてるうちに、自分のことを考えてしまうことです。自分ならこうするな、この話を聞くと自分に不都合があるかも、自分の方が優れてるな、など自分を守ったり、意識的にマウントを取ったりしてしまうことで、ちゃんと相手の話を聞けなくなることもあります。

あとは元々の聞き手・話し手お互いのベースラインが異なる場合。文化や経歴の違い、言葉の使い方や意味の齟齬など、何か対話が噛み合わない事象が起きると聞くことに専念できなくなります。

もちろん雑音や他の人の会話が聞こえてしまうという環境の問題や、話す側が話すスピードが速いとか言葉がはっきりしないなど、聞くことを妨げる要因は様々です。

自分が見たいように・聞きたいように受け取っている

では、聞く環境を整え、相手に向き合い、注意深く意識して聞いていれば聞けているのでしょうか?しかし本質的に聞くことができるには「レセプター」が必要なのです。

コミュニケーションするには発信し、それを受け取る受容体が必要です。これがレセプターです。人間の脳にもレセプターがあり、情報を受け取っていますが、実はレセプターは入ってくる目や耳の情報を全て受け取れてるわけではなく、受け取りたい情報だけを受け取っているのです。つまりレセプターがなければ、どんな有益な情報も認識できないのです。

しかもレセプターは常に受け身であるわけではなく、自分の欲しい情報を認識していれば自ら取りに行けるようアンテナを出します。

話し手・聞き手両方がレセプターを持ってないと話したことはいつまでも聞けていないのです。これが互いの間に溝を生み出すことになります。関係性を作り出すということは、お互いのレセプターを開いていくということなのです。

聞く能力に働きかけ、聞く能力を変えていく

レセプターを開いていく方法として、相手に対して関心・興味を持つことが重要になります。

しかしこれがまた難しいのです。初対面だと真っ白な状態ですので、相手を知りたいという興味・関心はまだ持ちやすいでしょう。これがある程度関係ができている人だと、無意識のうちに「レッテル」を貼ってしまい、ピュアに相手の話を聞くことはなかなか難しいのです。

レッテルを貼ってしまい、そのレッテルを通じてしか相手の話を聞けなくなると、相手の新しい面を発見できなくなってしまいます。

よって、どんな親しい人でも、相手のことが分かったつもりにせず、レッテルは一旦脇において、まだ知らないことはあるのではないか?と関心・興味を持ってコミュニケーションをしていく姿勢が大事なのです。

次回も聞くことについて、続けます。

おまけ

コーチ・エィではオンラインでのクラスコーチでの学びを自分でログとして残していき、場合によっては一緒に参加しているクラスの人に共有して、新たな気づきにして学びあっていきます。そのログから抜粋して自分の学びや気づきもこのnoteに書いていこうと思います。
(当時書いたものなので、noteの記事と書きっぷりが違うことはご了承ください)

・意識をすると聞こえるものがある。普段は自分の見たいように見て、聞きたいように聞いている。
・話したい相手を思って問うてみる。表面上しか知らない。本当のことを知らないと気づく。友人でさえ、同期でさえ、家族でさえ。
・アンコンシャスバイアス、偏見。必ずある。意識しておく。まっさらな気持ちで。
・付き合いが長くなるほどこういう人だと判断してしまう。新鮮な興味と関心を持つのは簡単ではない。

HAYASHI自身の「目的を持って聞く」クラスの学びログより

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