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【コーチング】アサーティブネス Part4

認定コーチを取得したので、それまでの学びなどをまとめていこうと思います。

ここで扱う内容は、コーチ・エィ アカデミアさんのクラスとしては「アサーティブネス」というモジュール名のクラスになります。

【コーチング】アサーティブネス Part3からの続きになります。

アサーティブな伝え方

アサーティブに自分の意思を伝えるポイントは2つあります。

何を伝えるか?:言葉、内容のようなバーバルなメッセージ
どう伝えるか?:しぐさ、表情、声のトーンのようなノンバーバルなメッセージ


この2つがマッチしている必要があります。
人にお願いをするとき、目線を合わせず小声で伝えられる場合と、目線を合わせて堂々と伝えられるのでは、伝わる印象は大きく変わります。

特にノンバーバルなメッセージはアサーティブに伝えるうえでは意識しましょう。

アサーティブなノンバーバルの特徴としては以下があります。

  • 視線:適度なアイコンタクト、目線の高さを合わせる

  • 距離感:適度な距離感(手を伸ばすと届く程度)

  • 姿勢:話す相手に正対している

  • 身振り手振り:適度にある

  • 表情:にこやか、真剣などTPOに適切である

  • 声:トーンが落ち着いている、安定している

  • タイミング:相手にあわせる、相手を遮らない

アサーティブに伝えるテクニック

アサーティブに主張を伝えるためのテクニックを紹介します。

  1. 壊れたレコード

  2. 自己開示

  3. 許せる範囲の妥協

  4. フォッギング

  5. ネガティブ・インクアリー

  6. ネガティブ・アサーション

壊れたレコード

自分の主張を受け入れてもらえるまで、壊れたレコードのように同じメッセージを何度も繰り返して伝える方法です。伝わったことが確認できるまで伝え続けるのも選択肢の一つです。

A「お願いした資料作成、納期を守って欲しいのですが」
B「忙しくてね。でも暇なときってないよね」
A「そうですね。でも、納期は守って欲しいのですよね」
B「まあ努力しますけど、本当忙しくてね」
A「納期は守って欲しいのです」
B「分かりました…」

自己開示

相手と関わるうえで、自分の内側に起こっている反応をそのまま表現する方法です。感じていることをそのまま伝えることでその場に生じたミスコミュニケーションを完了させることができます。

A「あなたって、八方美人よね」
B「そういう風に見ていたんですね…悲しくなりました」

許せる範囲での妥協

アサーティブであることは自己主張をするだけではありません。
時には自分の許容範囲で妥協をする必要もあります。自分ができることを提案して、相手の望む状態に向けての最善の方法を一緒に選択していくのが特徴です。

A「今日中にこの資料をまとめて欲しいのだが」
B「今日は予定がありまして、早く帰るつもりでした」
A「今日中でないと困るんだよね」
B「その資料は何時お使いになるのでしょう?」
A「明日の10時の会議に必要なんだよね」
B「では明日朝に作成して、9時30分にはお渡しできると思います。如何でしょう?」
A「それなら大丈夫だな」
B「かしこまりました。それでは今日は失礼いたします」

フォッギング

人から批判を受けたときに、その内容に影響されて感情的になってしまうことはあるでしょう。
ここでは批判を受けてもアサーティブな態度をとり続けるテクニックについて紹介します。ポイントは否定しない、防衛的にならない、反撃や仕返しをしない、です。

1.事実に同意する
A「君は、私の出したメールへの返信が遅いんじゃないか?」
B「そうなんです。今は繁忙期でメールの処理が追いつかないですね」

2.正しいかも知れないことに同意する
A「こちらはメールの返信を待っているんだぞ」
B「そうですね。メールではなく、チャットなら早く返信できるかもしれませんね」

3.原理原則に同意する
A「メールの返信が遅いとこちらも次の動きがとれない。Bさんも困るでしょ?」
B「確かにそうですね。Aさんのメールは早めにチェックするようにしてみます」

ネガティブ・インクアリー

人が自分に否定的なことを言ったり、批判をしたりしたときに、それに対してより詳しく質問することで、自分自身が余計な影響を受けることを回避する方法です。不安に思ったことを口にして事実確認しておくことで、気がかりや未完了を減らせます。

A「君はいつも話を発散させるよね」
B「それは会議のこと?それとも君との会話のときだけ?」
A「会議のときかな」
B「どんなところでそう感じたの?」
B「まあ何となくかな」
A「ちょっと喋りすぎてしまうからかな?それとも使う言葉が分かりにくい?」
B「そうね、喋りすぎてる印象はあるかな」
A「そうか。少し聞き役になって、他の人にも喋ってもらってからのほうがいいかな」
B「それはいいかもしれないね」
A「他に気になるところとかある?」
B「いや。アイディアをいっぱいだすこと自体は良いことだと思うよ」

ネガティブ・アサーション

自分が明らかにミスをしたとき、一旦それを認め、受け入れて、次のステップにいち早く進むための手法です。失敗の事実を隠さず、否定せず、正当化もせずに自ら受けた批判を繰り返すことが特徴です。

A「今日いきなり打ち合わせのキャンセルは困ります」
B「申し訳ない。緊急の会議が入ってしまってね。でも前から調整されていたもんね。先方には私から謝罪を入れて、予定も私が再調整するよ」

おまけ

コーチ・エィではオンラインでのクラスコーチでの学びを自分でログとして残していき、場合によっては一緒に参加しているクラスの人に共有して、新たな気づきにして学びあっていきます。そのログから抜粋して自分の学びや気づきもこのnoteに書いていこうと思います。
(当時書いたものなので、noteの記事と書きっぷりが違うことはご了承ください)

- 何故アサーティブネスが必要か?
  - コーチングの場の質を保つため
  - 信頼関係を保つため
  - 選択肢を持つため
- アサーティブネスとは、平然といるための、相手に寄り添うための心構え
- 1対1だと相手からの影響を受けがち。
- 同情するとコーチングは成立しない。ニュートラルに接する。

HAYASHI自身のアサーティブネスのクラスの学びログより


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