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【ビジネス】「人間がつくったもの」に付加価値が付くのか?

Generative AIが普及した世界で、人間がつくったものに価値があるのか?

AIによって多くのことができてしまう世界

昨年度から画像生成系AIのStable Diffusionが話題になり、今年になってからはIT系のニュースではChatGPT/GPT-4の言語系のAIの話で持ちきりです。

よくAIの話を出すと「デザイナーやホワイトカラーの仕事がAIに奪われる」と言いがちですが、個人的には職種の役割が変わるということだと思っています。もちろん、大昔に馬車が自動車に取って代わられたように、技術のブレイクスルーによって完全にAIに置き換わってしまうことはあるでしょうけど、それでも馬車でも自動車でも「運転手」という職種は残っているわけで。

もちろんこれが自動運転でまた奪われる可能性はありますが、もしかすると実用化を早めるには人間で担保しなければいけない領域は残るかもしれません。そうなると運転手の持つ役割やスキルの活かせる場はAIで対処できない緊急時の対応だったり、車内を快適に過ごせるようにするコンシェルジュのような役割になるかもしれません。(これもデジタル化や通信網の発達でリモートで可能になるわけですし)

人間がつくったものとしての価値

Generative AIでそこそこのアウトプットが出せてしまう時代、そしてこれからみんなが色々活用する中で、またAIが学習してより一層人間や人間以上のアウトプットを出すようになった世界で、「人間がつくったもの」の価値がどのようになっていくのかな?とふと疑問に思ったのですよ。

モノづくりでも、作っているモノは同じ種類でも職人による作品や、メイド・イン・ジャパンだと誰が作った、どこで作ったか、で付加価値を付けられてそれ相応の対価で取引されるわけですが(実際本当に作っているかどうかもありますけど)、AIメイドなのか、人間メイドなのかで、出てくる結果(アウトプット)に付加価値が付けられたりする時代が来たりしないのかなと思ったりします。

出てくる結果(アウトプット)がさほど変わらないかもしれませんが、AIによって作られたものではなく、ある専門領域の知見者や有名人によって作られた画像や回答、誰々によるキュレーションのような感じでブランディングすることができたりするかもしれません。

その辺をChatGPTにも聞いてみた

では、そのGenerative AIの当の本人(笑)、ChatGPTさんにも伺いました。

Q:最近のGenerative AIの発展はすごい勢いであり、AIが生成する画像や回答は、同じように人間が作ったものと差が変わりにくくなり、さらに今後技術が進むと人間が作ったものを見分けが付かなくなるようになることは想像に難くないです。
そんな時代が将来訪れた際、人間によって作られたもの(画像や質問に対する回答)が、AIが作ったものに対して付加価値は付けられるものでしょうか?

製品作りだと有名な職人が作ったもの、メイドインジャパンなど誰が作った、どこで作ったか、が付加価値になりますが、将来、「AIではなく人間によって作られた」こと自体が付加価値になったりするでしょうか?

A:将来、AIによって作られたものが人間によって作られたものと同じように見えるようになる場合、人間が作ったものに対する価値や評価は変化する可能性があります。一方で、AIが生成するものにも付加価値がある場合もあります。

たとえば、AIが生成した画像や音楽などは、その美的価値や感性に対して評価されることがあります。また、AIによって生成された回答が、その正確さやスピードによって評価されることもあります。

しかしながら、人間によって作られたものには、そのクオリティーの高さや独創性、感性、創造性などが重要な付加価値として考えられることがあります。このような付加価値は、AIが生成するものにはない可能性があります。

したがって、AIが生成するものに対する付加価値と、人間が作ったものに対する付加価値とが異なると考えることができます。将来、AIと人間が協力して創造的な作品を生み出すことが期待されるようになるかもしれません。

ChatGPT

もっともらしい、お利口な回答をいただきました(笑)。
もう少し突っ込んでみました。

Q:人間がつくったものはブランディングでAIがつくったものと差別化できるということでしょうか? もし、差別化できる場合、そのようなビジネスやマーケティングには、あなたならどのような名前をつけますか?

A:ブランディングにおいて、人間が作ったものとAIが作ったものを差別化することは可能です。人間が作ったものには、その製品やサービスが生み出すストーリーや背景、品質管理、クリエイティブな側面などがある場合があります。これらは、ブランド価値や消費者の好みに影響を与える要素となります。
(中略)
人間が作ったものをブランディングする場合、製品やサービスの特徴やコンセプト、ブランドのミッションやバリューなどを考慮して、ブランド名を付ける必要があります。以下は、いくつかの例です。

1.クラフトマンシップを表現するブランド名
人間が手作りで製品を作る場合、クラフトマンシップや職人技が重視されることがあります。このような場合、ブランド名に「craft」や「handmade」などの単語を組み合わせることがあります。
例:「Artisan Craft」「Handmade by [ブランド名]」「Craftsman's Choice」など

2.ローカル・トラディショナルな雰囲気を表現するブランド名
製品やサービスが、特定の地域や文化に根ざしたものである場合、その雰囲気を反映するブランド名が選ばれることがあります。
例:「[地名] Style」「Local Flavors」「Traditions of [地名]」「Cultural [ブランド名]」など

3.品質や信頼性を表現するブランド名
製品やサービスが高品質であることや、信頼性があることをアピールするために、そのような特徴を反映するブランド名が使われることがあります。
例:「Quality First」「Reliable [ブランド名]」「Trusted [ブランド名]」「Premium [製品名]」など

以上のような考え方で、ブランド名を付けることができます。

ChatGPT

なんか良い感じかもしれません。1,2は何となくありそうですが、3の品質や信頼性はどうでしょうかね?AIの方がどんどん正確性が高まってくるかも知れませんが、アウトプットがどのように出てきたか?という過程に価値を感じるなら、「誰々さんが言うなら信用できる」…みたいな話があるのかもしれません。

将来、人間によって生み出された画像や回答自体が重宝される時代が来るかもしれませんね!!


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