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「キャリア」という概念~キャリアプランについて~


みなさんは、自身の「キャリア」について考えたことはありますか?
もっとざっくばらんに言うと、「こういう人生を送りたい」とか「こういう仕事したいな」「こういう生活が夢だ」とかです。
人材関係の仕事をしていると、よく質問するとがあります。
「あなたの今後のキャリアプランを教えてください」「これまでのキャリアを今後どのように活かしていきたいですか」
新卒の学生さんも、転職を考えている方も、必ず質問されることです。
その実、私自身、「キャリア」という言葉について深い理解があるわけではありません。今回は「キャリア」、「キャリアプラン」についての考察です。


「キャリア」ってなに?

キャリアには職業上の地位や経歴・履歴を中心とした捉え方と、もっと広く、人の生活や生涯をを見渡し、仕事はもちろん、それ以外のさまざまな人生の役割を含めたトータルな捉え方とが存在します。
(中略)
また、キャリアには外的キャリアと内的キャリアという捉え方もあります。

日本キャリア開発協会 HPより

「キャリア」という言葉には、履歴書に書くようなこれまでの学歴、職歴など、私たちが歩んできた「目印」が含まれます。しかし一方で、「なんのために」「誰のために」「なぜ」働くのかといった、自分自身の内面にしかないような内容も含んでいます。
当然、誰もがたくさんお金を稼いで、十分な休日を楽しみ、趣味を楽しみながら人生を送りたい。でも現状に満足していない、さらなる豊かさを求めて「進学」「就職」「転職」「就業」するわけです。
よりよい場所に行きつくため、他社に向けて発信できる内容が「キャリア」であると思います。
私なりの考え方ですが、例えばこんなふうなのはどうでしょうか?

Q.あなたはなぜこの学校へ入学しようと思ったのですか?
A.高い進学実績(就職率)を誇る貴校で学ぶことが私の今後の人生を豊かにすると信じているからです。入学後は勉学に励み、〇〇大学への入学を目指しています。また、部活動も積極的に行い、生涯ともに研鑽していける仲間を作ることができればこれ以上ないことだと考えています。

こんな質疑応答があります。これは就職活動、転職活動でも同じです。

Q.あなたはなぜ当社を志望しているのですか?
A.かねてより興味のあった〇〇業界で、御社の△△という部分に非常に共感を受けました。そのことから、私が目指す〇〇分野のプロフェッショナルになるには御社で実績を積むほかないと考えたからです。加えて、家族との時間も大切にしたいと考えております。フレックスタイムでの就業を希望しているのですが、子供の習い事や保育園の送迎など、私がこうありたいと考える生活スタイルに、御社の働き方もマッチしていると考えております。

どちらの回答にも、企業や学校といった「外的要因」と、自分がこうありたいという「内的要因」が含まれています。

自分がどうありたいか

あなたの人生は、他でもないあなた自身のものです。
誰しも一度は、「俺の人生ってこうだといいな」と、ふと思うことがあると思います。
これが、「キャリア」を考える第一歩だと思います。

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