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自分のやっていることを数値化してみることの大切さ(時間のセルフマネジメント)

仕事ももちろんですが、家事でも、「なんでもうこんな時間なの?」「あれも今日やっておきたかったのに」という時が多いと思います。
特に仕事については、タスクの優先順位をつけることもさることながら、時間、歩留まりなどの数字を出して進めていくと、効率的になることが多くあります。

努力の仕方を間違えないこと

自分の力を知ってどれくらいやればいいかを見極める

行動量(時間、工数)=成果(売上など)とはいきません。
行動した分から、何割かはこぼれ落ち、最終的な成果となります。時間がかかる業務や、相手がある業務ではなおさらです。
例えば営業職の方、テレアポを必死に頑張っています。私はテレアポが大嫌いです。むしろテレアポのせいで鬱病になったといってもおかしくありません。成果に結びつけるためにたくさんコールするのですが、ある程度進んでいくと、自分の力(=何件電話したら何件アポになったかなど)が見えてきます。

この人の場合、歩留まりから逆算すると、1件の契約を取るために必要なコール(アタック)数は約140件です。逆に言うと、300件電話したら2件以上契約が取れる見込みがある、ということです。
また、1回の架電にかかる時間を10分間とすると、契約を取るための架電数は1,400分≒23時間20分/1契約となります。
8時間×20日間‐23時間=137時間を別のことに使うことができるわけです。そうすると、1日の時間の使い方として、

  1. テレアポ 1時間

  2. 商談準備資料作成など 1時間

  3. 商談その他訪問 4時間

  4. 事務作業 1時間

  5. その他移動など 1時間

となります。上記の2については、商談が無い場合はテレアポや他の事に充てるわけですから、1日の時間の使い方が見えてきます。

時間のセルフマネジメント

自分の力量を理解できると、時間のマネジメントができるようになります。これまで必死に電話していた時間が、「今日は〇〇件のアポが取れたから、残りは明日でも大丈夫」という余裕にもつながります。
併せて、営業の場合は既存クライアントへの訪問頻度を上げる、営業以外の場合は社内他部署との接点を増やすなど、より円滑に業務を進めるための時間を生み出すことができます。
一生懸命に数をこなすことはもちろん大事です。しかし、一生懸命だけでは消耗してしまうことも事実です。自分はどれくらいの活動量があれば成果が得られるのか、一度振り返ってみてください。

努力ってなによという話

じゃあ、効率よくやって、空いた時間はゆったり自分の時間、というわけにもいきません。サラリーマンですから、成果は出して当たり前、それ以上に会社に貢献することでお給料をもらっています。
前述した自分の力を計ることができると、今度はどこに弱みがあるか見えてきます。
アポイントがなかなか取れない人はテレアポのスクリプトを見直してみる、商談に進むけど契約にならない人は資料や商談時の様子を見直してみるなど。
数をやることだけが努力ではなく、自分の弱みを潰して強みを伸ばすことが努力です。
もちろんこれも、考えすぎてストレスになってはいけないので、コントロールしていきましょうね。


本日もお付き合いいただきありがとうございました。

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