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【海外ドラマ】というかアメリカのドラマの感想とかオススメとか!

 いやほら、よく「海外ドラマ」とか言うけれども俺が観てるのはいわゆるAmerican TV seriesなので、それを「海外」と表現すると語弊がある感じがしてアメリカのドラマと表現してます。最近は。J-Popを聴いていることをポップス聴いてますとは言わない感覚に近い(?)かな。
 そんでまあ、そんなことはともかくとして、備忘録も兼ねて最近観た作品の話でもしようと思います。ちな以下の作品はHuluユーザーならすべて観れます。ただし、今回言及する『ホワイトカラー』が3/31までと表示されているので自分は退会するかもしれません。最近Netflixにも加入してしまったし、何より『ホワイトカラー』の見れないHuluに価値を見出せるのかがわからない.....。


Numb3rs

 邦題『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』。何周もしている、自分にとっての古巣のひとつ。
 めちゃくちゃ簡単に言うと、FBI捜査官の兄と天才数学者の弟が協力して事件を解決していく系の話です。ガラケー時代の話ということもあり、数学者様様な雰囲気すら漂うこの作品、個人的にはチャーリー(弟)とラリー(恩師)の関係性が気に入ってる。あと、ドン(兄)のチームもめちゃくちゃ良い。ネタバレしかできないのであまり語れないけど、人間関係にも癒されてます。

Monk

 邦題『名探偵モンク』。コロナ禍に見るなら、たぶんいちばんのオススメがこれ。適切さに欠く描き方ではあるかもしれないけれども、主人公のモンクが強迫神経症で潔癖症という設定なので、コロナ禍的スタンダードに沿う行動規範な部分があり、見ていてソワソワしないで済むという奇跡の作品です。ちなみに、これもガラケー時代のもの。
 モンクがけっこうな変人なんですが、慣れると諸々気になりません。そしてなにより、除菌ウェットティッシュを持ち歩いていてことあるごとに手を拭いている姿に安心します。こちとらコロナ禍なうなんで....。
 モンクの性格というかキャラクター性もハマればハマります。犯罪捜査系ドラマを観すぎているのでこれは裁判では使えないな....とか思ったりもするんですが、探偵モノとしては面白いんじゃないでしょうか。
 あとなによりオープニングがいい!!!これは本当に。よくわからんBGM付きイメージ動画みたいなのを見せられるタイプのオープニングは好きじゃないんですが、モンクはちゃんとしたオープニングソングがあるんですよ。

 唯一、オープニングを飛ばさないで毎回楽しむドラマかもしれません。

BULL

 『BULL / ブル 法廷を操る男』。法廷モノ。といっても、裁判科学を専門にする会社を舞台に、どう裁判を「攻略」するかといったストーリーが繰り広げられる作品で、これがけっこう面白い。
 Huluではシーズン3までしか公開されていないので早く続きも公開してほしいというか、それで言ったら『9-1-1』あたりも早く公開してほしいし、『Law & Order』も全シリーズ揃えてほしい。『The Night Shift』が良い例なんだけど、間が空いてしまうと諸々忘れて観る気にならないのだよね。

 それでBULL。面白いもののシーズン3までしか公開されていないので、まだ1周しかしてません。

NCIS

 次になにを観ようかなぁと彷徨っていたとき、BULLの主役の人=Michael Weatherlyが出ているらしいし長寿ドラマみたいだしということで観始めた本作品。NCISというのはthe Naval Criminal Investigative Serviceのことで、つまり、海軍の捜査組織って感じです。でも捜査官はみんなciviliansということで、軍人ではありません。
 通称Navy Cop(海軍の警察)のNCISですが、何をするかというと、海軍人が被害者になった事件や基地で起きた犯罪の捜査です。必要に応じて海軍の内部調査に近いこともやりますが、海軍人が関係しているだけで一般的な犯罪捜査系ドラマのような感覚で楽しめるかなと思います。

 あと、俺自身、このドラマを観始めてから覚えたのだけど、陸軍(Army)と海軍(Navy)が違うのはいいとして、海兵隊(Marines)なるものの存在もあったりと、そこらへんの知識も増えるかもしれません。

 ガラケー時代から始まったドラマということもあり、序盤はかなりホモフォビアやトランスフォビアがきついし女性にたいする不適切な発言もありますが、後半はそれなりに時代に合わせた内容にはなっているはず(はず)。個人的には、ニック役(シーズン14〜)のWilmer Valderramaがインスタのbioに「Actor/Director/Producer/Activist 🇺🇸🇻🇪🇨🇴」というかたちでActivistということを表明しているのがツボだったりします。最高かよ、と。

 ちなみにこのドラマ、降板の背景を知ってしまうとつらい話があったりと職場環境が心配されたりもします。

HOUSE

 正直あまりオススメではないのだが、扱っている題材はめちゃくちゃ面白すぎる『Dr.HOUSE』。Dr.ハウスこと診断医のお話です。診断医というのはあまり馴染みがないと思うんですが、世の中にはどうしても診断がつかない(が、症状はある)ということもあって、そういう人たちを専門に診る部署が舞台のドラマ。biopsy(生検)はこの作品のおかげで覚えました。
 なお、『NCIS』のなかで「テレビの医療ドラマはいい加減」という話をしていて「『ドクター・ハウス』では72時間の検査が10分で済む」とか言われてしまってましたが、そりゃあもうしょうがないよね。ドラマだもんね。
 すこし話は逸れるんですが、診断がつかない状況の困難さについては、大野更紗さんの『困ってるひと』を読むことが理解の助けになると思います。

 そんでもって、『Dr.HOUSE』。この主人公ハウスがセクハラ、パワハラなんでもありの人なんで、そういう意味でオススメしづらいのですが、それも観ているうちに慣れてきます。というか、この人は許されるみたいな気持ちになってくる(よくないね)。
 LGBTQsにたいする不適切な発言もある一方で、当たり前のように当事者役も出てくるし、常々不適切な発言をする人物以外はふつーに接していた印象で、人種やジェンダーのバランスは一般的な海外ドラマかなと思います。
 あと、オピオイドの危険性(?)を知ることができるという意味では貴重というか何というかなドラマでもあったり。処方箋薬の薬物依存症当事者が主人公のドラマはあんまりないと思うので、痛み止めの飲み過ぎは気をつけなきゃ(日本ではオピオイド系はそんなに簡単には処方されませんが)と感じることのできる大事なドラマ。
 この作品はハラスメントがキツいだけなので、個人的には診断医モノはもっと増えてほしいですねぇ。本当に面白いというか、パズルみたいで答えがわかるとうれしい。あと、西洋医学というか現代医学が患者を「管理」したがる理由がよくわかる!家族の病歴が必要な理由もわかるし、そこらへんは本当に見てよかったと思ってます。

Lethal Weapon

 邦題はそのまま、『リーサル・ウェポン』。映画が有名だと思うんですが、ドラマ版のシーズン1〜2を何周もしてます。刑事モノで、LAPD(ロサンゼルス警察)が中心。とんでも刑事のリッグスと、しっかり刑事のマータフのコンビが事件に対処していきます。はちゃめちゃな本編も面白いし、オープニングが簡潔すぎてそれも好き(何周もするので飛ばす手間がないのは大事です)。
 このドラマ、本っっっっっ当にめちゃくちゃ大好きなんですが、シーズン3で打ち切りになってます笑。理由は笑えなくて、そもそも主人公のマーティン・リッグス役のClayne Crawfordがハラスメントや問題行動を理由にシーズン2でクビになってるんですよね。役柄が役柄なので、役に入りすぎたのか???と思いはしつつ、カメラが回ってないところでそれはダメだぜということで、解雇は受け入れて、ドラマを何周もしてます。
 ただじつは、個人的にはシーズン2の終わり方もものすごく気に入っていて。リッグスの刹那的な生き方には憧れるというか、自分もアルコールとタバコと薬物って感じの人生がいいなぁと思っていたり。ドラマは違いますが、薬物の過剰摂取か、薬物過剰摂取の状態でバルコニー等から転落して死ぬのが夢です。そうやって死ねたら本当に最高だし、うれしい。(そんな人間なので、一般的な方が共感できるドラマなのかは謎。でもエンタメとしても面白いっすよ。)

WHITE COLLAR

 『リーサル・ウェポン』とは対照的とも思える、『ホワイトカラー』。FBIでホワイトカラー専門の犯罪捜査を行う部署を中心に、元天才詐欺師のニール・キャフリーと敏腕FBI捜査官ピーター・バークが難事件を解決していくお話。ここで言うホワイトカラーは主に知的犯罪というような感じで、詐欺や美術品の偽造など、どういったシステムで犯罪を成立させているのかを探るのが難しいような頭脳をもちいた犯罪を専門に捜査しています。forgery(偽造)という英単語はこのドラマで覚えた(『ホワイトカラー』頻出単語ですまじで笑)。
 このドラマは犯罪捜査という意味でも面白いですが、出てくる人間=キャラクターがみんな尊いんですよね....。いや犯罪者にはクソみたいなのもいるけれども。ニールとピーターの関係性とか、ニールとモジー(犯罪者仲間)の関係性とか、ピーターとエリザベス(配偶者)の関係性とか、すべてがものすごく良い。ニールの描き方を見るに、そういうところも主題のひとつなのかなと思います。このドラマの。

 そんな感じで適当すぎるけれどもアメリカのドラマ紹介でした!ちなみに、『NUMBERS』を「何周もしている、自分にとっての古巣のひとつ」と表現したけれども、自分にとって『ホワイトカラー』はhomeという感覚で、『リーサル・ウェポン』は自分にとっての自分笑。そのくらい好きなドラマなので、Huluで見られなくなるならDVD BOXか何かを買うしかないんすよね。他にもたくさん見てるにしても、この3作品のために課金していると言っても過言ではないので。
 あと、この1年でかなりの時間をアメリカのドラマ視聴に費やした結果、リスニングがめちゃくちゃ良くなった(語彙力も増えた)ので、ドラマを見まくるのも勉強になるんだなぁという感じ。むろん英語の語彙力は別途増強予定ですが!なにはともあれ、これからも毎日アメリカのドラマを観る日々が続きそうです。

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