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働く親のための失敗しない幼稚園の選び方

お子さんがいる家庭では、
9月、10月と、そろそろ幼稚園選びをしている方もいらっしゃるかと思います。

私の娘は年長さんでもう卒業の年ですが、
本当はここが重要だったけど全然幼稚園選びのときには気にもしていなかった超重要な判断基準が、今ならわかるようになりました。

まあ、もう卒業なので、せめてこれから選ぶ方々に後悔のない幼稚園選びをして貰えたらと思い、いつもは街づくりのことばかり書いてますが、
今回は「働く親目線での幼稚園を選ぶ基準」を書いてみたいと思います。

誰もが初めての子育てだと、手探りで情報集めするしかないわけで、
私も説明会に行っても、教育方針だとか、園の綺麗さとか、表面的なことしか目に入らず、正直何を基準に選べばいいのか良し悪しも見えてこず、
エイや!で決めてしまった感もあります。

そして、入れた後で、あ~ここが重要だったわ~と後悔とともに気づくけど、今更転園させるほどの労力も面倒なので、そのまま3年が経とうとしているのです。。

さて、前置きが長くなりましたが、以下、私が考える「働く親のための幼稚園選びの基準」です。
ちなみに、0歳から保育園に入れてるみたいな方には当たり前の話もあるかと思います。私の場合は、3歳までは家で見ていたので幼稚園ルートになっていて、「働く親だけど子供を2-3歳まで家で見ていて、これから幼稚園やこども園に入れる」というパターンの方に一番参考になるかと思います。

1.働く親が多いのか、専業主婦が多い園なのか

保育園は厚生労働省管轄で子供が0歳から長時間でも預かってくれる「保育」機能がメインで、まさに働く親のためにありますが、幼稚園は文部科学省管轄の「学校」扱いで、9時~14時など短時間を小学校前に過ごす教育機関であり、送り迎えができたり、お弁当をつくってくれる専業主婦が家にいる前提で始まっています。今の時代、共働きが半数以上かとは思いますし、こども園など幼保一体になってきて働く親目線の園もかなりありますが、専業主婦がいる前提の園が今でもあり、どちらに向いているのかが、実は超重要だと思います。共働き家庭でも、ママが育休を長くとって、0歳から保育園ではなく、3~4歳から幼稚園やこども園にと考える方も多いでしょう。詳しくは基準の2以降で出てきますが、働く親には必須の話も、専業主婦前提で考えられている園では、全然違ってきてしまうのです。

2.給食室があって自前で給食を出せるかどうか

働く親なら、毎日のお弁当づくりは避けたいはずです笑。とはいえ、子供には栄養バランスのいい食事もしてほしい。そこで重要なのが、給食室があるかどうかです。給食室がないと、給食は出ますが、どこか外部に委託したお弁当を子供に出すことになり、すべてが作りたての手作りというわけにもいかず、冷凍ものも使うしかありません。
ちなみに、私の園は、専業主婦がいる前提なのでしょう。お弁当が基本で、給食は給食室がないのでおまけ程度の扱いです。そして、「子供はお母さんの手作りお弁当が大好きです。なるべくつくりましょう!」みたいなことがプリントに平気で書いてあります。悪かったな!お弁当つくりたくなくて笑 
給食室があれば、みんな給食ですので、お弁当づくりの手間もないし、お弁当つくらなくても肩身の狭い想いをしなくて済みます。

3.延長保育はあるのかどうか

幼稚園の基本は、14時くらいまでです。なので延長ができないと詰みます。そして働いている親ならせめて17時くらいまで、場合によっては19時とかまで預けたいところです。しかし専業主婦が多い園は、そもそも延長する子供も少なく、夕方まで預けると、子供が遊び相手もいなくつまらない想いをすることになります。。また、夜ごはんも園内なら、尚更、2の給食室の話も重要になります。

4.放課後の習い事を園内でやっているかどうか

延長保育をしているときに、英語やダンス、ピアノなど、色々な習い事を先生を呼んで園内でやってくれているところもあります。働く親としては、子供に習い事をさせたくても、送り迎えができずに断念するという方も多いはずなので、園内でやってくれると最高です。

5.エアコンがあるかどうか

今の時代に笑っちゃいますが、エアコンのない幼稚園があります。夏は、子供は夏休みでいないのが前提の設計だったんでしょうが、私は夏休みでも仕事があるので毎日延長保育で預けたい。当然、エアコンくらい完備だろうと思って、私も気にもしていませんでした。でも実は娘の園にはエアコンがなく、夏になると、冷風機と扇風機、首に保冷剤をまいてやりすごしています。これは笑えない。。まあ、少し我慢すれば涼しくなった昔はそれで良かったかも知れませんが、今年は10月まで酷暑が続き、今後どんどん暑くなっていくという時代では、エアコンは必須です。生徒だけでなく先生の職場環境としても最悪で命に関わる話なので私も猛烈に抗議していますが、本来、そんな抗議なんてなくてもエアコンくらいついていてほしいものです。エアコンは、当然あるものと思わずに必ずチェックしましょう。

6.IT化がどこまで出来ているか

これも園によって差が出るところで、日々の連絡がLINEで来たり、園の子供の様子をInstagramで毎日発信してくれたり、通園バスに乗る乗らないをアプリでできたりする園もあります。これが、私の園では、連絡はすべてプリントで来るし、バスに乗らないときは電話連絡だし、幼稚園での日々の子供の様子は月1くらいで更新されるHPと先生からのお手紙でしか分かりません。
IT化すれば、業務効率も上がって、親も満足度が上がるし、先生たちも楽になるでしょう。しかし、たぶんサービス残業で夜なべして、小さいお手紙を先生たちが手書きで書いているのです。いや、手紙もらってもよく分からんから、写真や動画でパパっと教えてくれと思います。
IT化が遅れているということは、先生たちの業務負荷が大きいことも意味していますので、過重労働で辞めていくブラックな環境の裏返しになっていたりもします。子供に向き合うよりも、アナログな事務作業に追われているのは、先生も子供たちにも不幸なことです。

7.スクールバスがあるかどうか

これは、あった方が送り迎えの手間が省けますという話です。でも、結局延長が多いと自分で迎えに行くことになるので、夕方のバスとかもある幼稚園だと最高なのにと思います。


さて、働く親目線での幼稚園選びの基準を、私の主観ではありますが色々と書いてみましたが、いかがだったでしょうか?英語教育に力を入れているとかは、正直、上の基準に比べたらおまけみたいなものじゃないかと思います。最低限上の条件を確認して、その上で、色々なプラスαの要素を検討するのがよいかなと思います。初めての幼稚園選びをする方の参考になれば幸いです。



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