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FP2級を取得し、実生活で役立った話

※この記事は約2000文字です。約4分で読めます。

昨年、ファイナンシャルプランナー(以下、FP)2級を取得しました。
勉強時間は、凡そ100時間程度です。

FPは金融や保険関係の方が取得する資格という印象があるかもしれませんが、その資格取得よりも、勉強自体に価値がある資格であると感じました。なぜならお金にまつわる知識、実生活で役立つ場面が多いからです。その辺りの私が経験した事を纏めています。
これから受験を考えている方のご参考になれば幸いです。
※こちらは合格体験談ではなく、受験して良かった話を纏めています。どう勉強すべきかについては、他の参考記事を参考に下さい。
※私はFP協会で資格取得しています。

1.なぜ勉強しようと思ったか

モチベーションとしては単純で、結婚をし、今後のライププランニング策定が必要と感じた為です。また、親も高齢化してきており、相続などの知識もつけておきたい事もありました。

2.利用した書籍

私はまず以下の教科書で勉強しました。FP資格本では王道だと思います。
こちらを2週程通読しました。

凡その全体像を教科書で掴んだ後、以下の問題週をひたすら繰り返します。

3.合わせて勉強するべき資格

FPは基本的に個人のマネーリテラシー、資産形成をどうするかという視点の内容になっていますが、サラリーマンであれば財務諸表の見方など理解しておくに越した事はありません。FPもこれらの内容を多少なりとも含んでおり、合わせて勉強すると理解が深まります。

ビジネス会計検定

簿記検定

簿記検定では財務諸表を作成する能力が問われるのに対し、ビジネス会計検定は財務諸表を理解し分析する能力が問われます。
この2つは裏表のセットになっており、一緒に勉強しておくと色々な場面で役立ちます。

4.日常生活で役立った事

義父に不幸があり、相続などの知識が役に立った
親の不幸の際、相続は誰が幾ら?土地はどうなるの?等普段考えていない事を考える必要があります。FPを勉強しておけば、例え細かい相続の割合など記憶に無くても調べれば直ぐに分かります。また、その際に気をつけておくべきポイントなどもFPの知識で補完が出来ます。

老後資金2,000万円問題
昨年話題になった掲題の件、不安に感じている方も多いと思います。これに対しライフプランを自ら組み、資産運用をどうしていけば良いかを具体的に考える事が出来ます。漠然とした不安を解消し、具体的なアクションを行う事が出来ます。

NISAやiDeCo、住宅ローン減税
老後問題にも関わりますが、所得税をどう節税するかや資産分散の考え方などFPの勉強の過程で学べる事項が多いです。NISAやiDeCoのそれぞれのメリデメなど、個別に勉強しても分かりますが、マネーリテラシーという全体像を持っておく事で比較も出来、理解が深まります。

生命保険の正しい選択
多くの方が生命保険に加入していると思いますが、その細かい内容や種類はほぼ知らない方が多いのではと思います。自分が将来どの様なライフプランを立てているかにより、終身や養老、収入保障をどう組み合わせていくか決まります。ただ、普通に保険の営業と話しているとその全体像も分からないまま契約する事になりかねないので、そこでFPの知識が重要になります。

5.まとめ

ちなみに、私は一発では受からず、初回は午前試験を落としてしまい、2回目でなんとか受かりました。午後はFP3級に受かる力があれば合格出来ると思いますが、鬼門が細かいかつ微妙な知識を要する午前です。午後対策は早々に済ませ、午前対策に全力を注ぐ事が大事だと思います。
また、日常生活に活かすのであれば、2級程度まで勉強しておくべきです。
3級程度だと基礎までしか触れられておらず、実生活で起こる複雑な事象には対処が難しいと思います。

FP資格を通して得た知識は、マネーリテラシーを高め実生活を豊かにし、トラブルにも対処できるものなのですが、その知識は学校で学ぶ事がありません。社会人で何となく理解していく類の知識だと思いますが、総合的に学べるFP資格はそういう部分の補完として非常に有用だと思います。
また、この不確実性が高い世の中で生きていく為に少しでも漠然とした不安を無くし、具体的なアクションに繋げていく事が出来る知識は持っておくに越した事は無いと思います。

皆様も興味があれば、その時が勉強するタイミングだと思いますので、是非受験してみては如何でしょうか。

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