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Laphroaig Cairdeas 2022 Warehouse1 (ABV 52.2%)

アイラフェス2022年のボトル。
名の通りラフの#1倉庫で熟成させた樽を使用しており、この倉庫が海辺に近いことからその影響を大きく受けると言われています。
8月の日本帰国時に家で飲み、その時は普通のラフ10カスクストレングスのイメージと似ていたので美味しいけど特徴が無くあまり面白くないなーと放置していたのですが、12月の日本帰国時に再度飲むとピートが1980年代前半のそれに似ていると感じた為、これは面白いと思い日本の家からマレーシアに持ってきました。

香りは甘いラフ10カスクストレングスのそれですが、それよりも潮っ気が強く泥感強めのピートとオイリーなバニラ/キャラメル/ハチミツ、ラベンダーとツンとくる感じがプラム、そしてヨードは少し弱いように感じました。
潮っ気強めの泥感強めの草系ピートですが全体的に穏やかなラフという印象です。
ただ私はオクトモアやラフを好むのであまりアテにはしないで下さい。

味わいは口当たりがヨードとハチミツの甘さとスパイスで始まり徐々にピートが強くなってくるのでいつものラフ10カスクストレングスの雰囲気かと思いきや、中間から潮っ気の強い泥臭さがメインのピートが押し寄せ、そのままバニラとハチミツとキャラメルをまといながら非常に長いフィニッシュに続いていきます。
いつものラフ10カスクストレングスではなく特徴がしっかり出ているのでこれは美味しいですし面白いと思います。
ラフ好きにはたまらないボトルです間違いなく。
これはすぐに無くなりそうです。笑

加水すると甘味が強くなりまったりしますが少しウッディさが出ます。
味わいは全体的に甘味とウッディさが強まる、例えるならレガシーより少し弱い感じ、それとストレートで感じた中間のピートの爆発がだいぶ弱まります。
このあたりはラフ10カスクストレングスと似てますね。

ロックにすると香りは更に弱まりまったりします。草っ気の泥臭いピートが残るイメージ。
味わいは甘味マシマシの潮っ気の強い泥臭いピートが中間から嫌味なく押し寄せるのでこれは美味しい。

オススメはストレートとロックです。
この感じならハイボールもいけそうですが、通常のラフ10ハイボールで十分な気もします。

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