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1984年生まれ。 既婚。マレーシア単身赴任中で週末はラグビー。 お酒のレビューがメイ…

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1984年生まれ。 既婚。マレーシア単身赴任中で週末はラグビー。 お酒のレビューがメインです。 定量的なジャッジはせず、感じた事を文字に書き留めていきます。 百聞は一見に如かず、百見は一経験に如かず。 Sláinte。

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Ardbeg Smoketrails Cote Rotie Edition (ABV 46%)

2023年に免税店向けにリリースされたアードベッグスモークトレイルズの2nd edition。 今回はコートロティカスクで熟成された原酒とバーボンカスク熟成原酒をヴァッティングしたものと思われる。(1st editionはコートロティではなくマンサニージャ) 前回と同じく今回も1000mlボトルでワインカスク原酒が入っているのでとても楽しみです。 私はピート臭くて甘いのも好みなので。 価格は13,000円程でタイのスワンナプーム空港で知人に買ってきてもらいました。 マレーシア

    • Legent Yamazaki Cask Finish Blend (ABV 57%)

      サントリーウイスキー100周年の年である2023年8月1日にリリースしたLegentの限定モノ。 アメリカ/ドイツ/カナダ/一部の空港免税店で販売されており、2024年3月20日にシンガポールのチャンギ空港で偶然見かけたので2本購入しました。 価格は定価USD199.99で、チャンギ空港ではSGD276で同じくほぼ定価。 バーボンの8年熟成でこの強気価格なので期待するしかないでしょう。 一般品のLegentの構成はジムビームで蒸留され少なくとも4年熟成させた後、ワイン樽やシ

      • 山崎蒸留所 見学/試飲

        山崎蒸留所改修工事前(2023年4月末)までの山崎蒸留所見学の思い出。 来月2024年3月の一時帰国時に山崎蒸留所に妻と試飲しに行くので、フロアモルティング後のnew makeが飲めるかも!と期待しています。 フロアモルティング前後のnew makeの飲み比べがあるととても嬉しいのですが…あるのでしょうか? 山崎蒸留所では現在フロアモルティングが実施されているものの全てフロアモルティングの麦芽を使用しているわけではなく一部のみを使用している為、その違いは私みたいな素人にはわか

        • Macallan Classic Cut 2023 (ABV 50.3%)

          クラシックカットは2017年から毎年リリースされており、以前のカスクストレングスシリーズの後継シリーズ。 毎年異なるブレンダーが異なる樽を使用するチャレンジ的な位置付けにある為、毎年評価は割れるようです。 クラシックカットの2020年edition以降はバーボン樽とシェリー樽のヴァッティングなので今回もそう。 マッカランOBで言うところのダブルカスクのカスクストレングスの位置付けかなと。 2019年以前はシェリー樽onlyだったようなので本来のマッカランを好む方からすると20

        Ardbeg Smoketrails Cote Rotie Edition (ABV 46%)

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        記事

          Dictador XO (ABV 40%)

          コロンビアのアグリコールラム。 ディクタドールは独裁者という意味ですがそれに似つかわしくない程なめらかです。 主にバーボン樽とシェリー樽とポート樽を使用し、ロンサカパと同じくソレラシステムを採用しておりこれは25年〜35年熟成をブレンドさせたもの。 1年前に酒屋の新年warehouseセールで20年と一緒に購入し、ちょっとずつ飲んでいたのですが良い感じに減ってきたのでレビューします。 香りは非常にわかりやすく、メープルシロップ、黒糖、バニラ、コーヒー。 20年で感じられた

          Dictador XO (ABV 40%)

          Dictador 20年 (ABV 40%)

          コロンビアのアグリコールラム。 ディクタドールは独裁者という意味ですがそれに似つかわしくない程なめらかです。 主にバーボン樽を使用し、ロンサカパと同じくソレラシステムを採用しておりこれは20年熟成させたもの。 1年前に酒屋の新年warehouseセールでXOと一緒に購入し、ちょっとずつ飲んでいたのですが今回で空になったのでレビューします。 香りは非常にわかりやすく、メープルシロップ、黒糖、バニラ、コーヒー、果実感はさくらんぼと熟したリンゴ。 コニャックというかブランデーが

          Dictador 20年 (ABV 40%)

          Wemyss Bowmore 31年 1988 Candied Violets (ABV 46%)

          1988年蒸留である為、一般的にパフュームボウモアと呼ばれているもので240本ボトリング。 2年前にwemyss bowmore 31yo 1988 peat & peppermintを購入したのですが、予想外に石鹸感があまり感じられず普通に熟成感のあるトロピカルなbowmoreで逆に拍子抜けしたのでこれはどうだろうと思い購入しました。 マレーシアではこの加水タイプは売れ行きが悪いらしく行きつけの酒屋の新年warehouseセールで10万円→5万円までdiscountされたの

          Wemyss Bowmore 31年 1988 Candied Violets (ABV 46%)

          Wemyss Macduff 15年 2006 (ABV 46%)

          シングルカスクのマクダフ。 WemyssはSMWSみたくキャッチフレーズを付けており、これは”a walk in the orchard”。 果樹園を散歩する時の感覚が得られるみたいです。 歩いたことないですが。 この前グレンカダムを飲んだ際にやはりハイランドは美味しいなと思い、通ってる酒屋の新年warehouseセールで購入。 マクダフのボトルを購入するのは初めてでしたが店員に推されたのと、1.5万円くらいまでディスカウントされていたので購入しました。 香りはわかりやす

          Wemyss Macduff 15年 2006 (ABV 46%)

          Wemyss Blair Athol 14年 2008 (ABV 56.6%)

          シングルカスクのブレアソール。 277本out。 WemyssはSMWSみたくキャッチフレーズを付けており、これは”be thankful & rested”。 感謝してゆっくりしてね? ウイスキー飲んでる時点でゆっくりしてますが。 まぁSMWSよりは意味がわかるだけマシか。 この前グレンカダムを飲んだ際にやはりハイランドは美味しいなと思い、通ってる酒屋の新年warehouseセールで購入したもの。 私はクセのあるウイスキーが好みでクリアなブレアソールは今まであまり飲んでい

          Wemyss Blair Athol 14年 2008 (ABV 56.6%)

          スプリングバンク10年/ヘーゼルバーン10年 ロット飲み比べ

          私が通っているKLの酒屋はスプリングバンクの1st distributorであり、新作の入荷は遅いですがコアレンジは定期的に入荷される為、お店に行くとキャンベルタウンの何かしらのボトルが購入出来ます。 が、マレーシアなので酒税が高い為、日本価格と比較するとプレ値です。 バンク10年:約12000円 ヘーゼルバーン10年:約11000円 この酒屋はありがたいことに私含めてお客さんがしょっちゅうボトルを持ち込んで持ち寄り会をするので、気になるボトルはほぼ試飲することが可能です

          スプリングバンク10年/ヘーゼルバーン10年 ロット飲み比べ

          KAVALAN蒸留所 見学/試飲

          KAVALAN蒸留所はラグビーのついでに行きました。 2023年12月9日に開催されたラグビー10人制アジアカップ@台湾の戦績は4勝1敗の13チーム中5位。 私はマレーシアチームで参加しました。 参加チームは上海/広州/蘇州/北京+天津/香港/台湾/インドネシア/フィリピン/マレーシア/シンガポール/タイ/ベトナム/インド+ミャンマー。 約300人の日本人駐在員が集まり優勝したのは台湾で前回大会からの連覇。 閑話休題。 翌日は日本から台湾に観光しに来たお酒好きの知人と合流

          KAVALAN蒸留所 見学/試飲

          桜尾 Sakurao Travel Exclusive (ABV 43%)

          G7広島サミットで話題になった広島産クラフトウイスキー。 これはそのシングルモルトウイスキーのスタンダードモデル。 中身は国内流通品と同じですが、免税店モデルは見た目が黒でカッコよかったのと税抜6000円で購入出来たので日本からの出張者に買って来てもらいました。 香りはジン系の若いライトな柑橘感が強く、個人的には本当にウイスキー?と感じました。 ジュニパーベリーの深みを弱くしたド直球のリンゴ。 意図しているのか不明ですが短熟とすぐにわかります。 味わいは口当たりが香りそのま

          桜尾 Sakurao Travel Exclusive (ABV 43%)

          山崎 Yamazaki Smoky Batch The First (ABV 43%)

          2023年9月末あたりからリリースされた免税店商品で、価格は1.8万円。 ノンエイジにしては高価ですがインバウンド向け山崎ブランドでは安価。 マレーシアに来る同僚がたまたま成田空港のお酒がちょっとしか陳列していないANA免税店で見つけてくれました。 16時過ぎだったので陳列していたのは品出しのタイミングだったからだと思います。 それでも3分で3本売れていたようなので品出ししたボトルはすぐに売り切れたのではないかと。 免税店用ボトルで流通量はそこそこあるはずなので2次市場価格も

          山崎 Yamazaki Smoky Batch The First (ABV 43%)

          秩父 Chichibu 2014 beer cask #11049 (ABV 59.5%)

          UK有名酒屋のThe Whisky Exchangeにて2022年10月25日〜26日に抽選販売された秩父IPAシングルカスク7年熟成。 先日日本に一時帰国していたのでようやく開栓出来ました。 ラベルが3Dで空手家とブロックがちょっと動く。 価格は高価で送料/関税込みで4.5万円くらいです。 秩父樽使用のIPAと言えば、志賀高原breweryのThe Far Eastが真っ先に挙がる。 恐らくウイスキー熟成に使用した秩父バーボンカスク(1st fill)をThe Far Ea

          秩父 Chichibu 2014 beer cask #11049 (ABV 59.5%)

          Kilchoman Fino Sherry Cask Matured 2023 (ABV 50%)

          2018年に蒸溜したへビリーピーテッド原酒を、スペインのボデガが使用したフィノカスクで5年以上熟成した原酒を20樽分ヴァッティング。 2020年以来のフィノカスク熟成のリリース。 ちなみにフィノはマンサニージャと似ていますが産地の違いにより名前が異なります。
どちらもフロールと呼ばれる酸膜酵母を利用したシェリー酒の樽。
細かな内容は割愛しますがオロロソとは異なりシーズニングには向かず、その影響でウイスキーにおいてフィノ樽でフィニッシュさせることはあっても長期熟成に使用すること

          Kilchoman Fino Sherry Cask Matured 2023 (ABV 50%)

          Ron Zacapa XO (ABV 40%)

          このロンサカパXOはソレラシステムで6〜25年熟成されたラム原酒で構成されている。 25年の原酒は23年の原酒にコニャック用に使用した樽で2年追熟を行ったもので、その特徴はブランデーに通じるものがある。 香りは熟したレーズンと黒糖、濃密なラベンダーのフローラルさ、紅茶、つまりはXOクラスのブランデーです。 アグリコールラムはどこにいったのか。 味わいは香りのままレーズンですが口当たりは意外にソフトな甘みとスパイス。 Hennessy XOの場合は甘みがドカンと爆発しますがこれ

          Ron Zacapa XO (ABV 40%)