見出し画像

Glenscotia Victoriana (ABV 54.2%)

通ってる酒屋からもらったサンプルの内の1本。
2021年のビクトリアーナはバーボン樽熟成原酒をチャーを施したオーク樽でフィニッシュさせたカスクストレングスのNAS。
キャンベルタウンのここ最近のバーボン樽の扱いが素晴らしいので期待。

香りはキャンベルタウン特有の潮とジンジャー、リンゴ、レモン、ヨード、しっかりモルトの甘味も感じます。
NASのカスクストレングスの割に穏やかで、バンク10年以上バンク12年未満でキルケラン寄りという感じです。
味わいは口当たりから甘味と潮が押し寄せ、中間にかけて潮が強くなりケミカルも感じ、背景に程良いスパイシーを感じながら余韻は潮とチャーしたバニラが力強く長く伸び、そして残ります。
全体的にオイリーで潮ですがカスクストレングスの嫌なアルコール感は感じません。
これは素晴らしい。

加水するとバンクと同じで甘味が非常に強くなりバニラも上品な伸びになり潮も上品になります。
ロックはそのままスパイシーさが出てくるのでより複雑になり面白くなります。

これもバンクと同じでストレート/加水/ロック、何でもいけます。

直近のスプリングバンクの入手難度の高さを考慮すると1万円弱でバンクに似たカスクストレングスを味わえるので個人的にはアリだと思います。
マレーシアに住んでいますが日本の楽天で購入して日本の実家に送りました。
いつ飲めるのやら…笑
とは言えキャンベルタウン好きならばそれくらいの価値があると私は感じています。

↑日本に置きっぱなしのヴィクトリアーナ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?