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Kilchoman Machir Bay Cask Strength 2021 Edition (ABV 58.3%)

core rangeのマキヤーベイと同じく50ppmのフェノール、シェリーとバーボンのヴァッティング構成も恐らくほぼ同じと思われます。
シェリーはアクセント程度。
2021年リリース予定でしたがコロナの影響で物流がカオスになっていた為、2022年末にリリースされたとのこと。
new releaseと記載しているのに2021Editionだったので質問したところ上記の回答でした。
マレーシアでは春先に見かけるようになり、通っている酒屋で6月頃にラスト1本になってからずっと売れてなかったのでディスカウントしてくれたら買うよと伝えるとディスカウントしてくれたので買いました。
それでもマレーシアの酒税は高いので1.1万円もしましたが。
販売本数は知りませんが2万本くらいはリリースしていると思います。

香りは普段のキルホーマンらしい土っ気のピートと潮っ気。
それを酸味の効いたリンゴとレモンの柑橘が支えています。
意外に穏やかな為ABV40%台と良い意味で勘違いします。
味わいは口当たりがスパイシーでハチミツですが若さ由来のアルコールの刺激がドカンときます。
香りで油断して飲むと一気にやられると思います。
アルコールの刺激と味わいが結構邪魔してくるので中間のピートとレモンとオレンジを感じれるものの隠れ気味。
フィニッシュにネガティブなアルコールが出てきますがこれは時間を置けば和らぐものと思います。
チョコレートと焦げ焦げピートとレモンが短く伸びます。

加水すると香りは柑橘色が強くなりよりアルコール感が和らぎます。
ピートは相変わらず主張してます笑
味わいはアルコールの刺激がだいぶ和らぎ、各要素がわかりやすく表に出てきます。
つまりこの延長線上にcore rangeのマキヤーベイがいるということですね。
その為、ストレートで飲んだ時と全体のストーリーは同じでより飲みやすく各要素が感じ取れるようになります。
もうちょっと口当たりが甘くなると予想していたのですが少し甘くなっただけでスパイシーが結構ありますね。

ロックにすると香りは落ち着いた土っ気のピートと穏やかなオレンジの柑橘。
味わいは口当たりがトロッと甘いいつものバーボン熟成のキルホーマンロックですね。
奥行きもしっかり残っています。

オススメは加水かロック。
ある意味、core rangeのマキヤーベイがいかに飲みやすく仕上げられているかがわかるボトルだと感じました。

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