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Springbank 18年 (ABV 46%)

背景
マレーシアのbangsarでOctomore12.3が見つからずスピリッツショップをブログを頼りに徘徊していたところこの店舗は来月入荷予定とのことで一安心。
今回の12.3 islay barleyはソレラのPX5年熟成が25%占めているので絶対に飲みたいという強い思いを持っています。
で、店内を見渡すと強者揃いで驚く。

本題
店員と雑談しているとspringbank local barleyの話になり盛り上がった頃合いにこの店はspringbankの1st distributorであると教えてくれた。
で、local barleyは売り切れて無いけど10年と15年と18年はあるよとのことで店の裏から出してくれた。
日本円に換算すると10年で7000円、15年で11000円、18年で18000円なのでマレーシアの酒税を考えると適正価格。というか安め。
10年/12年/15年のボトルは日本の家にあるので持ってない18年を購入したという流れです。
21年と25年は入荷したら教えてくれるとのことなので、いつか連絡がきたらいいなーと願っています。

閑話休題。

2020年ボトリングはバーボン樽88%、ポートワイン樽12%構成。
香りはブランデーのような蜂蜜の甘い香りが占め、若干の潮っぽさと優しいピートが包みます。
蓋をしてそのまま5分落ち着かせると塩っぽさとピートがより隠れ、蜂蜜とレーズンが占めます。更に時間を置くともっと甘くなります。
味わいは口当たりに潮っ気と蜂蜜、土っぽいピートとスパイス、ほんのり酸味、中間にkavalan solist amontilladoで感じたケミカル感、余韻はレーズンとバニラ。
香りから想像したのは華やかな甘い味わいですが、それに反して土っぽいピートが主張するのでキレイにまとまらない、でも全体を見渡すとまとまる。
絶妙な複雑さですね。

加水すると華やかなフローラルな香りが強くなり、蜂蜜とレーズンと潮っ気が均等に主張するようになる。
味わいは口当たりが更に甘くなり、ピートが少し奥に隠れるものの、土とスパイスが残ります。
鼻に抜ける潮っ気は心地良くなりストレートに比べると全体的に華やかでマイルドになりますがspringbankらしさは失わないので加水も凄い。


ロックにすると香りは加水を薄めた感じになりますが甘さは残る。
味わいは弱まった蜂蜜の甘さ、ここでspringbankらしい潮っ気が主役になりスパイスも伴う。
この潮っ気とスパイスはspringbank10年に近い。

ストレート/加水/ロック、その全てがspringbankらしさを出す凄いボトルでした。

以下は店内の写真です。
ファークラスのファミリーカスクは勢いで買いそうになりましたが、Octomore12.3が控えているので我慢しました。
DLのXOPが今月入荷とのことだったのでblack seriesのbowmore1995あれば欲しいと伝えるとblack bowmore?と返され心臓が飛び出るかと思いました。
手に入れれるの?笑
買えないけど…

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