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生木に含まれる水分(含水率)

どうも、小倉丈一郎です!
新潟県三条市出身、26歳
現在は奈良県宇陀市の森庄銘木産業で
樵(きこり)の仕事をしています。

新潟で林業家として独立するために
奈良へ移住して林業を学んでいます。

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【含水率とは】

含水率とは木材に含まれる
水分量のことです。

木材の含水率は、ある水分状態での
木材の重さから全乾(水分が抜けきった状態)
での重さを引き、その値をさらに全乾での
重さで割って100を掛けた値です。

伐採直後の生木は多量の水分を含みます。

特に針葉樹の杉は、水分が抜けきった
状態での重量の2倍(含水率200%)の
水分を含むこともあるそうです。


【自由水と結合水】

木材に含まれている水分は、細胞内部の
空間にたまる自由水と、細胞壁と化学結合した
結合水があります。

伐採した生材からはまず自由水が抜けて、
含水率28~30%に達すると自由水がなくなり
結合水のみとなります。

その後結合水が抜け始めますが、
この時結合水が占めていた細胞壁内容積が
減っていき、木の収縮が起こります。

なお、この収縮は自由水が抜ける段階では、
起きません。

乾燥が進むと木材の置かれた温度や
相対湿度と均衡して、15%前後の平衡
含水率になります。


山からは以上でーす!
またあした!

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