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①2016イタリア滞在許可証取得

*初出執筆当時:2017/01/05あたり
関連noteの説明はこちら


*初出執筆当時:2017/01/05あたり。追記は 「*」をつけてます。

滞在許可証(il permesso di soggiorno)申請体験記!(una storia di richiedere il mio permesso di soggiorno ! ... esatto?)

いろんな場面で、ネットにある留学情報に助けられたので、自分も少し何か残してみようか、という企画第一弾(続けるかどうかは不明)。余談も書いてしまうよ笑 事務関係中心の記録です。

1. イタリアの滞在許可証と情報探し

イタリアの場合、滞在許可証はイタリアに着いて8営業日以内に申請に行かなければいけません(一つの都市に8日以上滞在:*2016年当時)。日本で申請するビザとは全く別物です。自分の思い出記録を兼ねて(!)個人の例をダラダラと順繰りに書くので、ものすごーく見づらいです笑

ちなみに、正確で簡潔な情報は日本語で探すなら(*当時は)naverのまとめが最新版のソースをまとめてくれてました。ところどころリンク貼ってます。イタリア語のページもありますが、大事なのは条件検索で1年以内と1ヶ月以内のものを確認することだと思う!!

2. 最初の書類、il kit(イル・キット)の準備

書類は郵便局にある、ということで、il kit (イル キット)という書類セットを取りに郵便局にGO!!!(場所は地図で確認してたけど、途中でわからなくなって通りがかった親子に教えてもらたった。もう一つ先の信号まで行かないと行けなかった・・・)

郵便局に言って番号札とって順番待ち。ネットでなんていう種類の番号札取ればいいかを確認しそびれたので、とりあえずなんでも受け付けてそうなやつを選んだ。
係の人がいるときは、多分聞いたらどの札取ればいいか教えてくれると思う。あと、他の人の体験記にはamicoってやつを選ぶ、とも書いてあった。けど、行った郵便局にはなかったからまあこれで良かったんでしょう。

窓口で「キットください」って言ったら後ろの棚から出してきてくれた。キットの冠詞をフランス語と間違えてたからpermesso di soggiornoって言うまで「ん?? なんのことだ?」って顔をされてたけど汗 「提出するときは大きい郵便局に行ってね。病院の近くよ」と教えてもらって帰宅。この時「病院」のイタリア語オスペッダーレが瞬時に分からなくて何度も聞き返してしまった。多分、in vicino l’ospedaleって言ってたんだけどね。

寄宿舎に戻って書類書き。辞書と、中に入ってる書類と、学校から教えてもらった滞在許可証について書いてある移民局?の公式ページ(見づらいけど記入例とかのPDFが上がってる)と、ネットにある書き方例を見ながら記入。書き方例は最新のものの方が良い!と思ったから検索かけた時に1年以内の結果としてでた記事を参考に。(*当時は)naverでも最新版がまとめられてた。そして自分のものはコピー取るのを忘れました・・・。

3. キットの提出

書き終わったので郵便局へ! の、前にタバッキに寄って収入印紙(marca da bollo マルカ・ダ・ボッロ)を16ユーロ分購入。おばちゃんに値段言おうと思ったら「セーディチ」が出てこず、逆におばちゃんが「セーディチ?」と聞いてくれた。まあちっこいアジア系のやつが来たから滞在許可証やろうと検討つけてくれたんやと思う笑

中央の郵便局にもアミーコの札がなかったらから適当なやつをとって順番待ち。必要書類を出して、滞在許可証の申請したいんです、って言ったらやってくれました。シェンゲンエリアの入国はフランクフルトだったから、入国場所をどうしていいのかわからずそのまま行ったけど、イタリアの最初の入国場所でよかったらしい。あれ、そういえば自分で結局ヴェネツィア、って書かなかったけど大丈夫か? 書いてくれたんかな?? 
振り込み用紙に金額書くときに、間違えて送料(30ユーロ)とカード発行手数料(30.46ユーロ)の合計金額書いちゃったけど、窓口の人が「あー、違うのよ、えーっとね・・・」って確認してくれて書き直しもやってくれました。

控えに署名をして、kitの封筒に窓口の人が書類入れてくれて、お金を払います。最近(*当時)事務手数料が無料になったらしく、思ってたよりだいぶ安くすみました(後日談あり)。イタリア語の数字、聞き取れるか心配やったけど、どうにか聞き取れてた。ただまあセントの計算が遅い上に小銭の見分けがまだついてないので、えーっと。。って探してたら「2ユーロあったらそれが一番良いよ」っていうのも教えてくれました。ありがとうございます・・・ 領収書と一緒に申請書の控えと警察署(クエストゥーラ)に行く日時のかいた紙をもらってひとまずは申請終了です!
この日時、郵便局では機械が自動で指定してくるので、2週間+1日後の日付になります。もし最初から予定がわかってるなら逆算するのもありやね。(*と、当時は思ってましたが2024年現在はどうなんだろ…)

4. 警察署(クエストゥーラ)へ!

指示された日時(10月11日)がきたので警察署に。なんだかんだと待たされるとか、いろいろ聞いてたので予定時刻の1時間前に到着。本当は朝一に行くのがいいとかネットで見てたけど前日、課題が終わりませんでした。順番待ちの番号フダの機械壊れてたし、並ぶ場所がわからなくて聞いてみたりして列に並び、簡単な? 指紋の採取が行われました。
英語のできる人がいろいろ確認してくれたのでホッとする。申請をした時には携帯のSIMをまだ買ってなくて携帯番号がなかったので、この時に携帯の番号を伝えました。SMSで許可証ができたよ! ってお知らせが来るので、必要なんです。そしてここで、入学許可証の他に、入学金の振り込み明細か在学証明のようなもの、イタリアの銀行の残高証明かクレジットカード(VISA)のコピーがいると告げられ、寮に一度帰ることになりました・・・。やっぱり関係しそうな書類は全部持っていかなあかんね。

さて、戻ってきてからしばらくしたら突然名前を呼ばれて別室へ。事前調査不足でしたが書類の提出、指紋採取→別室で写真の撮影と本格的な指紋採取があったのです。これ終わったと思って帰ってたら危ないよね・・・行ったん寮に帰ってる間に指定時間は超えてたから・・・

別室に行く時に、同じ寮にいる博士課程の人がいたのでちょっとおしゃべり。署員の人には、「ここで待っててください。今から写真と指紋採って、許可証は1ヶ月後にできますよ」と言われる。そして部屋に入ったら明るい署員の方たちが「住所は?パスポート出してね、ここにサインしてね」って指示をくれて、写真撮影。
相当緊張してるように見えたのか(いや実際緊張してたけど)、リラックスしてねーそこ頭ぶつけるから気をつけてー。と言われつつ。指紋の採取では、手を機械にのせられながらも「力抜いてねー」と言われる。

そしてまさかのここで「ピアノ弾くの?」という質問! どうやらその人もピアノを弾いてたらしく、それでわかったらしい。でも今まで手を見た、触っただけでピアノを弾くかどうか聞かれたことがなかったからかなりびっくりした!ピアノ弾きたくなってきた・・・

無事に全ての指の指紋採取が終了、出生地を言う時に、なぜか綴りが言えなくなる事象発生。慌てすぎて、かつ英語のアルファベット読みとイタリア語のアルファベット読みが混ざってしまってもう大変なことに笑 でもいろいろ優しくしてくれたので、最後はおもわず日本語で「ありがとうございました」と言ってしまった笑

5. ようやく完了する手続き

持ってきた追加書類、日本で入学金を振り込んだ時の控えを持って行ったけど「ごめん、日本語だとわからないから、学校で書類を作ってもらってきて! 別の日に持ってきてくれたら大丈夫よ」と言われ、翌日も警察署に行くことが決定する。ギリギリ2個目の授業には間に合って授業を受け、事務に行って書類を用意してもらいました。後、この時初めて気づいたけど、入学金受け取ったよーってメールだけもらって正式な領収書学校からもらってなかったわ。あれま。

番号札の機械が壊れているのを前日に見てた+今日使う窓口がめちゃくちゃ並んでたのも見てたので、警察署が開く時間には到着。それでももう少し早く来ればよかったと思った。授業は早めに終わってたから可能だったけど図書館寄ってました・・・。

列に並んで待つ事1時間笑 

昨日と同じ人が窓口にいたので、とてもスムーズに、「Perfetto!」っと言ってもらって無事に自分がやらなければいけない部分は終了!SMSが来るのを待つだけですね。ちなみに、許可証ができたかどうかは警察のホームページでも確認ができるみたいです。さーあと1ヶ月も待たないといけないのかーーーー。って感じですが、申請は終了しているので、安心して? 出来上がるのを待ちましょう・・・。

6. 他の留学メンバーのこぼれ話

カードが届くまでの余談。同じプログラムのEU圏以外からのメンバーも申請をしないといけなかったので、そのことも少し。
まず、郵便局で出された日付は警察署で変更できる、と言われたので変更に行ったらそれはできないと一蹴され、ひとまずは予約なしで警察署に行ったそうです。そしたら、写真と指紋採取は予約がいるから別の日に、と言われたようで、再度予約し直してました。
そしてびっくりポンな出来事が起きていました・・・無料になったはずの手数料、いつの間にやら戻ってました。
なんでやねん! ただ、なんだかんだ言いつつ指紋採取の日には別に今払わなくていい、って言われた見たいです。結構コロコロ変更が起きるみたいで、私の場合は最初の出頭日が法律の変わる数日前だったから全く何も言われなかったんじゃないかと予測する。

7. 申請方法で受取までの日数変わる説

余談その2。なぜか私より後に申請した先輩の方が先に滞在許可証が完成する。多分、彼女の場合は用紙の記入を手伝ってくれるところで記入してて、かつその時にいくつかのデータを事務の人が入力してたらしいので、それでスムーズだったんじゃないかと予測する。
そして、市内で一番大きい郵便局は確かにメリットもあるけど、どことなく職員の皆さんが冷たい気がします。なので他の郵便局に行く方が言語が完璧じゃない私にとっては気が楽でした。
ただ、英語できる人がいる確率下がるという矛盾は多分あります。Googleマップとかで検索するとposte italianeとposte italiane SPAっていうのが出てきますが、おそらく申請ができるのは(*2016年当時は)SPAだけです。最初にキットをもらった郵便局はSPAじゃなかったので。

8. 滞在許可証待ちながら次の国へのビザ申請!?

余談その3。滞在許可証ができていないのに、次のセメスターで行くフランスのビザが必要になることが発覚!!! はい。シェンゲンの協定のおかげで3ヶ月以内なら域内の他の国にもイタリアのビザで滞在できます。が、3ヶ月以上だとやっぱりビザがいると・・・。
マジですか。またお金かかるんですか。EUの市民権があればEU圏内自由にビザなしで行けるのに? まあ確かにシェンゲン協定ってEUとは別物だけど? ということで問い合わせ開始です。これはまた体験記その2としてまとめます(もうすぐ公開)。

9. やっとできた滞在許可証

さて。このノートの公開が(*2016年)11月でないことからすでにお気づきかと思いますが、許可証できたでーってSMS、(*2016年)12月23日に来ました。しかもこの日に来てなーって書いてある日付はすでにフィレンツェ旅行決定してる日時・・・これ年明けでも大丈夫かな? って思ってたら、滞在2年目の友だちが取りに行くのは少し遅れても大丈夫だよって教えてくれたので年明けに行くことを決めました。

いよいよ滞在許可証の受け取り!!!!!! (*2017年) 1月5日、取りに行って来ました。人多いかなーとか思ってたけど、年始だからか人は少なめ、入り口のところで何番に並べばいいか確認していきました。
窓口で、許可証取りに来たことを伝えるとすぐに封筒から出してくれて、両面に書いてある情報に間違いがないかチェック。それから指紋のチェックみたいなのもやって、許可証をもう一度コンピュータで操作して(多分有効にする作業か何か)、終了!10分もかかってないんじゃないか? 割とあっさりしてたな。でもこれで! あと一ヶ月しかここにいないけど許可証ゲットです!! 長かったー。来週にはフランスのビザ取りに行くけどね笑

以上、イタリア滞在許可証取るまでの記録でした。長かったね。うん、とても長かった。毎セメスターこんな感じの事務手続きをしないといけないのかと思うと、課題よりもこの作業の方が負担だと感じます。EU市民じゃないってこういうことなんだね笑

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