昔の友達と話すのが「苦痛」と感じることが増えたことについて。
去年ぐらいからかな?
10年〜15年ぶりぐらいに学生時代の友達と会う、または電話で話すという機会が何度かあった。
もともと会う予定をしていたこともあったし、あるきっかけで急に電話がかかってきて話すこともあった。
学生時代にできる友達は、今大人になってからできる友達とは性質が違う。
久しぶりに会っても気軽に話すことができるし、気を使わない。
街中で見かけた時にはじめは「話しかけようかな、スルーしようかな」と少し緊張もするけど、いざ話しかけると1分ぐらいで昔の「あの感じ」に戻ることができる。
学生時代の友達は一生ものっていうのは本当だななんて思う。
ところが去年あたりから、久々に会う友達の印象が変わってきた。
なんていうんだろう。
共通するのは、ちゃんとキャッチボールできていない感。
僕はどちらかというと話を聞く方が多いし、質問をして話を引き出して「うんうん、それで」というポジションをとってしまうことが多い。
自分のことをどんどん話しまくるというタイプではない。
だから仲の良かった友達も、僕に色々話してくれる人が多い気がする。
昔はそれで良かった気がする。
それでお互い釣り合ってバランスが取れていたのかもしれない。
でも、10年〜15年ぶりに会って、聞き役の感じでいると、無茶苦茶しんどくなる。
今までと同じように話を聞くのは好きだけど、キャッチボールさせてくれよ、って思う。
何回お前がボール投げるんだよって思う。
俺が投げたボール気付いてる?って思う。
久々に会ったんだから、話を聞きたいこともあるけど、話を伝えたいことだってある。
だから聞き役から、話役になって、また聞き役になって、次に話役になって・・・というのが普通の在り方なんだと思う。
でも、最近会う昔の友達とはそれができない。
ずっと相手ばかり話、僕が話を始めようとするなら、話の途中で遮られる、または「ふーん、俺はね・・」という感じで相手のターンがまた始める。
こんなことがすごく多い。
おそらく友達はそんなに変わっていない気がする。
多分、変わってしまったのは僕の方だ。
ふと今思い出したのは、同窓会の飲み会での場面。
男性は30人ぐらい集まったけど、ほぼ全員片手にタバコ、片手にジョッキという感じだった。
その光景を見てバカらしくなって、禁煙をしたことがある。
あの感覚に近いのかな。
もう聞き役だけで友達関係を続けるのは辛い。
なぜかわからないけど、そう思うようになってしまった。
それが、良いことか悪いことかわかんないけど、はっきりとわかるとことは、昔のような友達関係で成り立つことは難しいということ。
少し悲しい気もするけど仕方ないんだよな。仕方ないんだ。
きっと今接するべき友達っていうのもいるはずだ。
その友達は過去に作った友達かもしれないし、これから出会う友達かもしれないんだから。
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