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【ウラヨミ】水ダウで評価爆上げの鈴木もぐらさんから学ぶ

『CMホントドッキリ』

今週放送された、『水曜日のダウンタウンSP』で「CMホントドッキリ」という、「ドッキリのようなホント」という検証がありました。

おいでやす小田、バイキング小峠、ナダル、銀シャリ橋本、空気階段鈴木もぐらの5人が、仕掛けられました。

その内容は、コカ・コーラの檸檬堂という商品のCMの話が来るが、どう考えてもドッキリのような内容で、途中で疑ったら失格というものでした。

このラインナップを見て、優勝は絶対に鈴木もぐらだろうなと思っていましたが、案の定、もぐらさんが見事CMを勝ち取りました。

そのCMがこちら

TBS限定で見られるCMだそうなので、TBSを見ていたら見られるかもしれませんよ!

まだ水ダウを見ていない方は、TVerで無料で観られるので、こちらからチェック!


鈴木もぐらが勝てた理由

注目したいのは、なぜ鈴木もぐらが勝てて、私ももぐらさんが勝つと確信していたのかです。

鈴木もぐらさんといえば、700万円の借金があり、お金にだらしない。今では家族で暮らしていますが、奥様からは見放されていて、別居していました。また、仕事の遅刻も多く、時間にもだらしない。謝り慣れていて、土下座するのも自然でプライドもない。そんな鈴木もぐらさんは、「クズ芸人」と言われていました。

そんなもぐらさんが、なぜ勝てたのか?その前にまず、他のメンバーが勝てないとわかっていた理由を。

おいでやす小田
M-1準優勝から、一気に知名度が上がり、CMにも起用されるようになった。仕事的にも経済的にも余裕が出て来始めたので、ドッキリを強く疑ってしまうだろうと。ドッキリだと思ってしまえば、自分に求められているであろう、叫ぶツッコミをするのではないか。結果、一番目に脱落となりました(笑)
バイキング小峠
ドッキリマスターとも呼んでいい程、ドッキリを仕掛けられており、水ダウでも、何度も仕掛けられました。おそらく、いち早くドッキリだと見抜くだろうと思いますが、ドッキリ慣れしていて、どんなオチなのかを知るまで、ドッキリに乗っかるというスタンスなので、乗るだけ乗って、最後はツッコむだろうと。
ナダル
言うまでもなく、無理でしょう(笑)。テレビには必要なキャラとして言いますが、ナダルさんは、正真正銘のクズ芸人です(笑)。それは、芸人としての価値にはなっているので、全然良いと思います。ただ、どんなにやる気があっても、プライドも高いし、ドッキリだとわかれば最後までやることはないだろうと思い、予想通りの結果に(笑)
銀シャリ橋本
可能性があるとしたら、橋本さんだろうなと思っていました。ただ、生粋のツッコミなので、途中で堪えきれずに突っ込んでしまうだろうなと。ちょっと予想とは違う結果でしたが、CMを獲得できなかったのは残念でしたね(^^;


「金が目的」と言う原動力

では、鈴木もぐらさんが勝てた理由です。

それは、鈴木もぐらさんが、借金クズ芸人だったからです。
他のメンバーよりも、お金一番欲しかっただろうと思います。今では、家族で暮らせるようになり、子供も二人目が生まれる予定だそうです。なおさらお金が必要で、番組で、「お金に目が眩んだ」と言っていましたが、それが何よりの理由です。

もぐらさんには、お金が必要なのです。ドッキリ慣れしていなかったり、CM現場にも詳しくないということもあったと思います。しかし、1番の理由は、「お金のため」です。

「お金目的」というのは、一見悪く見えがちですが、言い換えれば、「積まれたお金の分は仕事する」ということです。
今話題のアニメ『呪術廻戦』に登場する、「冥冥」というキャラがいます。

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出典:『呪術廻戦』/芥見下々 集英社

このキャラは、お金で動く守銭奴のようなキャラなのですが、このセリフにあるように、お金で動きます。そして、もらったからにはきっちり仕事をするキャラです。そこに善悪は関係なく、たとえ相手が悪者だろうが、よりお金を積まれた仕事を引き受ける、というものです。

「お金目当て」だと、がめついと思ってしまいますが、見方を変えれば、報酬をもらえるなら何でもやる、とも言えます。どれだけ能力があったり、やる気があったり、正義感があったりしても、思い違えば途中でやめたり諦めたりしてしまうものです。しかし、報酬目当てであれば、報酬以上のことはしなくても、その分の仕事はしっかりとやります

もちろん、時給で働くアルバイトなどは、サボったりもするでしょう。かく言う私も、アルバイト時代は、いかにうまくサボるかを考えたものです(笑)。時給による働き方には、そう言う問題が付きまといますよね。

ただ、今回のもぐらさんの場合は、そういうものではないので、死に物狂いで仕事を取りに来るだろうと思いました。もぐらさんは、いい意味でプライドがないので、恥ずかしいことは、疑わしいことでも、平気でできてしまいます。その結果、見事CMを勝ち取りました。


物事の表と裏で見え方は変わる

その放送を受けて、仕事に取り組む姿が「ピュア」だと、評価や高感度が爆上がりしているのだと、ニュースにもなっています。

個人的に、鈴木もぐらさんが好きなので、CMをやるのはもぐらさんだと確信していました。確かに、もぐらさんはピュアな部分があるかもしれませんが、ピュアだから、と言うよりむしろ、借金があり、家族も増えると言うことで、お金が必要だったから、多少怪しくても疑わなかったんだと思います。

「お金目当て」と言うのは、必ずしも悪いことではありません。それ以上のことをしないかもしれませんが、報酬を得るためなら、努力を惜しまないものです。


『コンフィデンスマンJP』に見る「裏と表」

そう言う意味では、私がオススメしている『コンフィデンスマンJP』も、そうなのかもしれません。失敗すれば、オケラ(無報酬)になってしまいますが、お金をだまし取るために、徹底的に準備をして、経費もかける。その結果、多額の報酬を得るわけです。ただ、経費をかけすぎて、成功しても赤字になることもありますが(笑)。ただ、ダー子達は、私も理想とする生粋の「道楽家」でもあるので、その道中こそ、一番楽しみにしています。お魚ちゃん(対象)は、あくまで目的地でしかなく、どのような道筋を作るか、ということを一番楽しんでいるのでしょう。

少し話が逸れましたが、借金があることも、お金目的であることも、時には人に「ピュア」だと思わせるところがあるんだなぁと、もぐらさんとニュースから教えられました(笑)


【表】だけに捉われてはいけない

お金が好きなら好きで、その分しっかりと仕事していれば、誰も文句は言いませんよね。生活していれば、誰しもお金が必要になるわけですから、少なからず「お金目当て」であるはずです。

ただ、注意すべきは、「人のためになるのだから」とか、「世のためになる」とか、聞こえのいいことを第一にかざしてくる人の方が、よっぽど信用できなかったり、胡散臭かったりしますよね(^^;

物事には表と裏があり、「借金クズ」というマイナスな【表】に対して、その分お金のためならしっかりと仕事する、というプラスな【裏】が垣間見れました。同じく、理想のような【表】を持ち出してくる場合、相応の【裏】もある、ということを知っておきたいものです。見方が変われば、見え方も変わる
【表】だけを見るのではなくて、【裏】を見るようにしたり、【ウラヨミ】して、物事の本質を捉えて、誰かの思惑で動かされたり、煽動されたりしないように心がけたいですね。

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