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お笑い第7世代の活躍をウラヨミ!

今、お笑い界を席巻する「第7世代」。昨年までは、若手の人気芸人による流行りというkな時がありましたが、今年に入り、「第7世代」としての冠番組も増え、自信をつけた若手芸人がさらに力をつけたような感じがします。

「第7世代」とは、主に2010年以降にデビューした若手お笑い芸人を指すそうです(Wiki調べ)。

「第7世代」と一言で言っても、誰が該当するのでしょうか?まずは、第7世代芸人を紹介します。


霜降り明星

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「第7世代」という言葉の生みの親でもあり、2018年のM-1を最年少優勝を果たした、粗品とせいやによる漫才コンビ。粗品は、2019年のR-1も優勝し、二冠を達成しています。せいやもR-1ファイナリストになるなど、若手世代トップだと言えます。めちゃイケで言えば、ナイナイポジションで、霜降りが中心担っていると言えます。


ハナコ

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2018年キングオブコントを最年少で優勝した、秋山、岡部、菊田によるトリオ。岡部の演技力を生かし、秋山が構成し、菊田が名前の通り花を添える、というようなコントでしょうか(笑)

菊田不要論もあったりしますが、元々は秋山・菊田コンビだったところに、岡部が加入しトリオになりました。それがきっかけで、スターダムにのし上がり、第7世代筆頭の存在だと言えます。


3時のヒロイン

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女性芸人No.1を決める、THE W2019年の王者。かなで、ゆめという踊れるモンスターを指揮する福田麻貴による三人組。海外ドラマの吹き替え風の芸が得意で、コントトリオとして演技力が高い。リーダーの福田麻貴は元アイドルだっただけあって、芸人としては綺麗なルックスの持ち主。タイプで言えば、「ちょうどいいブス」でお馴染み、相席スタートの山崎ケイさんのようなタイプでしょうか。個人的には麻貴ちゃん好きです(^^)


四千頭身

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ゆるい系のトリオ漫才師。第7世代の中でも22歳と一番若く、後藤、都築、石橋の三人構成。私の姪っ子が大好きで、今年の正月帰省した時に、公開ライブがあり、姪っ子に頼まれたので一緒に見に言ってきました。


最近は、バラエティ番組などで、ネタだけではなく体を張る芸も増えています。そして、ファンを大切にすることで有名で、出待ちのファン達とも必ずファンサービスの時間を取るそうなので、大好きな方は、チャンスがあるかも?


かが屋

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マセキに所属する、ウンナンイズムを受け継ぐコント師。加賀と賀屋、合わせてかが屋と言いますが、何と言っても演技力に定評がある。2019年のキングオブコントでは、惜しくも4位でしたが、優勝を期待されるコンビです。個人的にも特に好きなコンビで、キングオブコントでもいつか優勝すると思っています。


宮下草薙

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ネガティブ漫才で一躍人気になった宮下と草薙の二人。草薙はリアルにネガティブだそうですが、人気が出た今、きょどる姿が可愛いと、女性からも人気が高い。バラエティで活躍してきていて、ネタを見る機会が減りつつありますが、第7世代と呼ばれるには相応しいコンビ。


ガンバレルーヤ

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賞レースなどでは目立った賞はないが、バラエティには欠かせない、よし子とまひるの女性芸人コンビ。コントのクオリティとしては、正直劣ると言わざるを得ないが、バラエティとしては、群を抜いている。今でも一緒に住んでいる仲良しコンビ。


ミキ

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M-1でもファイナリストに常連になってきた、昴生と亜生の兄弟コンビ。芸風は違うが、中川家の後を継ぐ兄弟コンビは、漫才はもちろん、ロケやバラエティでも大活躍している。正直、芸風的には第7世代っぽくはないが、実力は折り紙付き。


ぺこぱ

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2019年のM-1で披露した肯定漫才で一躍地位を確立した、実は苦労人のぺこぱ。キャラ作りに迷走した松陰時太勇と、今でもジャニーズに入りたいシュウペイのコンビは、バラエティでも活躍している。松陰寺の肯定ツッコミは、新しいスタイルとなっている。ただ、今のテレビには使い捨てられる可能性があるので、大事にして欲しいところ。


EXIT

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渋谷系チャラ漫才で、第7世代の代表格。介護士の資格を持ち、芸人としても苦労してきたりんたろーと、スキャンダルを乗り越えたピンクの髪のかねちーのコンビ。テレビ向けの芸風が見事にはまり、バラエティ番組には欠かせない存在に。


納言

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男女コンビで、「やさぐれ漫才」で他の芸人とは一線を画す。三度の飯よりもお酒が大好きな薄幸が、毒を吐いて漫才を始めるスタイル。ネタも薄幸が作っており、今の所、安部はじゃない方芸人と言われがちですが、彼次第で納言は化けるかも?


2010年以降の若手芸人という意味では、他にも条件があてはまる芸人はいますが、主な第7世代はこのメンツではないでしょうか。唯一、ぺこぱは2008年に結成ということで、売れたのが2019年のM-1ということで、飛び越えて第7世代入りを果たしたとか(笑)


これから期待の第7世代

個人的に今ハマってるのが、「ぼる塾」です。

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4人組の女性芸人なんですが、メンバーの酒寄さんは育休の為、テレビでは3人での活動がメインとなっております。左は、元欅坂のエース・平手友梨奈似のきりやはるかさん。真ん中がリーダーでツッコミのあんり。右が最年長の田辺さんです。この3人はとても仲が良くて、観ていて嫌な気がしないんですよね。ネタは特別面白いわけではないんですが、普通に笑っちゃうはるちゃんが可愛いし、あんりの安定のツッコミ、田辺さんのベタなボケは、飽きずに観ていられるんですよね。徐々にテレビにも出てきていますが、今後間違いなく売れてくると思います。

ただ、あんりの結婚願望が強い為、結婚するとなったら、お笑いを辞める可能性も・・・。いつまで観られるかわからない「ぼる塾」を、ぜひ注目しみてください!


第7世代の功罪

「第7世代」という言葉が生まれ、一気に若手芸人に焦点が当たり、バラエティ番組にも引っ張りだこになりました。もちろん、賞レースで優勝している実力者や、若い感性を生かしたオリジナリティの高い芸人でもありますが、あまりに勢いが凄いのではないでしょうか。

ある意味、「第7世代」というパワーワードが生まれたことで、それがブランディングとなり、実力以上の活躍を見せているように感じています。

その活躍により、被害を被っているのが、「第6.5世代」と言われる世代です。

『アメトーーク』でも第6.5世代というビミョーな間の世代として特集されました。

2019年のM-1準優勝したかまいたちや、ジャングルポケット、パンサー、三四郎など、第7世代のちょい先輩が出演しましたが、有名どころで言えば、和牛や、ニューヨークもその世代でしょう。

第7世代の活躍を見ると、どうしても霞んでしまいがちですが、第6.5世代の芸人も、十分活躍しているように思います。ただ、第7世代のあまりの活躍によって、来ていたはずの仕事を取られたりもしていて、芸人同士にとって「第7世代」の存在は、決して望まれるものではないでしょう。

世代的には、ぺこぱは一番先輩に当たりますが、昨年のM-1で爪痕を残したことで、逆飛び級のような形で「第7世代」の一員になりました。通常以上に売れないと第7世代には慣れないのでしょう。


結局生き残るには実力がいる

一見、うまくいくのは良いことのように見えますが、数々の一発屋が花火のように散っていったように、「第7世代」にも、後に訪れるカタストロフィのように見えなくもありません。

ブームは、やがて過ぎ去るものなので、いずれ、「第7世代」というブランディングも廃れていくでしょう。

それでも生き残っていく芸人は、実力がある芸人だけだと思います。

これは、「第7世代」だけに限らず、ビジネスにおいても同じことが言えます。

ブームを生み出したり、ブームに乗ることができれば、成功はしやすいことでしょう。ただ、ブームというのは、追い風に乗るようなもので、実力以上の力を発揮するものです。追い風ありきでは、向かい風が吹いたら、吹き飛ばされるかもしれません。

目先の利益に捉われて、ブームに乗ろうとしたり、「第7世代」を目的にしたとしても、長くは続きません。


売れるには、持続とタイミングがいる

たとえ、第6.5世代であったとしても、実力さえあれば、いずれ「第7世代」を超える活躍をすることだった十分にあります。

たとえば、「千鳥」はM-1常連でしたが、当時は今ほど売れてはおらず、キャラもの、ロケ芸人として燻っていました。しかし、実力はあるのはもちろん、スタイルを続けていくことで、今の地位を築きました。様々な苦労を乗り越えてきたからこそ、今の千鳥があります。

現状を嘆いて、「第7世代」を批判したところで、どうなるものでもありません。アンチ化して、それで仕事を取ったり銭を稼ぐようになってしまっては、なおさら厄介です。「第7世代」を、利用して売れるのは、多少楽な道ではありますからね・・・

何事も、運やタイミングがあります。どんなに実力があっても、タイミングが合わなければ、うまくいくものもうまくいきません。

「運を引き寄せる」とも言いますが、いつそのタイミングが来てもいいように、「今できること」を持続して、実力がつけていくことが、成功の1番の近道になるんだろうと思います。

分不相応な成功を求めないのであれば、例え遠回りのように見えても、自分にとっての一番の近道であり、幸せな道だと言えるのではないでしょうか。


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