スクリーンショット_2019-12-19_19

【ウラヨミ】「MONSTER IDOL」の行く末

水曜日のダウンタウン「MONSTER IDOL」

以前【ウラヨミ】クロちゃんは重要なサンプルというコラムで取り上げた、水曜日のダウンタウンの名企画「MONSTER IDOL」ですが、昨日の放送で、4人デビューメンバーが決まりました。

グループ名は「豆柴の大群」と言い、デビュー曲は「りスタート」で、今日発売とのことです。早速Youtubeに上がっていたので、貼っておきます。

あらかじめ言っておきますが、私はクロちゃんが好きでもなんでもなく、このアイドルになんの思い入れもありません。ただ、以前のコラムでも言ったように、この企画は、とても素晴らしい「研究サンプル」なんですよね。

「サイコパス」という存在がどういうものか。「ジョーカーゲーム」とはどういうものかということを、見事なまでに見せてくれています。

サイコパスに権力を持たせた今回の企画

以前の「モンスターハウス」でも、クロちゃんのサイコパス性が発揮され、その恐ろしさや狡猾さ、身勝手さなどを実感されたことだと思います。その結果、二人の女性に告白し、見事に撃沈したクロちゃんは、「としまえん」で晒し者にされるという罰ゲームを受けました。ハプニングによって途中で強制終了となりましたが、番組を見ることで溜まりに溜まったヘイトをどのように解消するのかと思っていましたが、そのようなオチでした。

私たちはテレビでこのサイコパスの姿やジョーカーゲームの様子を観られるので、ヘイトが溜まり、制裁を加えたくなりますが、その渦中にいる人は、その毒牙に気付かないものです。

実際、今回の「MONSTER IDOL」は、権力を手にしたサイコパスが、アイドルを目指す女の子の弱みにつけ込むジョーカーゲームが繰り広げられました。
プロデューサーとしてアイドル好きのクロちゃんがアイドルをプロデュースできるということでしたが、クロちゃんの一番の目的は「彼女を作る」ということでした。アイドル育成という名目で、好きなアイドルを育成しながら、彼女を作ろうとしていた。その為に、クロちゃんに気に入られようとするお気に入りの女の子の真意を確認する為に、「合格」を餌に、一人の女の子をスパイにしたりしていました。

見事に、「アイドルになりたい」という弱みをつき、自分の目的を果たすような狡猾な「ジョーカーゲーム」でした。

「MONSTER IDOL」の行く末

もうデビューは決まっているので、テレビで見ていた私たちは、一人良い思いをしていたクロちゃんへのヘイトが溜まっているわけですが、今回も、ちゃんとオチが待っていました。

今日発売のデビュー曲は、ジャケットが3種類用意されていました。

「続行Version」

画像1

「解任Version」

画像2

「解任&罰ゲームVersion」

画像3

というものです(笑)
これは、どの種類が一番売れるかで、クロちゃんがプロデューサーを続行できるか解任かということを、視聴者に委ねるというものでした。

おそらくは、「解任&罰ゲームVersion」が一番多いのではないかと思いますが(笑)、逆に「解任Version」の必要性があまりなくなったかのように感じたのは、わたしだけでしょうか?

どんな罰ゲームかはまだわかりませんが、この手法により、想定よりもCDの売り上げは増えるでしょう。話題にもなり、CDの売り上げも上がる。ある意味、サイコパスであるクロちゃんを見事に転がす「水曜日のダウンタウン」こそが、一番の「ジョーカー」かもしれません。

実は、続行or解任については、賛否両論あり、「もうクロちゃんから解放してあげてほしい」という声もあれば、「売れる為にはクロちゃん続行の方がいい」とか、どっちもどっちです。

売れるかどうかは自分の実力次第

まぁ、本当に売れるかどうかは、彼女たちの実力次第ではありますが、「モーニング娘。」がアサヤンでデビューした時のように(懐かしい・・・)、既に知名度もあってブーストがかかっているので、最初はそこそこ売れると思います。でも、彼女たちがこれからどうなっていくかは、彼女達次第です。

文字通り体を張って、どうにかデビューすることはできたので、彼女達の苦労が報われたのは、良かったなと思います。本当に良かったかはわかりませんが・・・。

道楽家としては、道中を楽しむことが重要で、結果に捉われ道中を疎かにすることは道理に反します。なぜなら、ゴールすれば、その道は終わってしまうし、本当に大切なものは、道草にこそあるからです。彼女達が、デビューというゴールと引き換えに、色んなものを失ったと思いますが、また新たな道が始まったとも思うので、クロちゃんが解任されても、道中を楽しんでいってほしいと思います。解任前提で話してますが(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?