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【ウラヨミ】ホリエモン餃子店批判問題について

ホリエモンの餃子店批判問題

広島県の尾道にある餃子店に訪れたホリエモン一行の一人が、マスクをせずに入店しようとしてお店と揉めました。「食べる時はマスク外すんだからいいでしょ?」と主張するも、「入店できない」と言われる。客と揉めていたため、店主が対応すると、堀江氏であることに気付いて「堀江さん?」と言うが、「今堀江って関係ねぇだろ!」と怒鳴りだした。

調理しなければならない為、早く騒動を終わらせたい為、「面倒臭いんで帰ってくれ」と言って出て行ってもらったそう。

その後、堀江氏はツイートで、

「マジやばいコロナ脳。狂ってる」
「ひどい店だな。害悪しかない」

と発信したことで、問題が拡大してしまいました。

お店には、無言電話や嫌がらせの電話が相次ぎ、メディアやYoutuberがやってきたりして、店主の奥様が怯えてしまい、夫婦で営業している為、一人では営業できず、10月からは一時休業をしています。

休業した後も、堀江氏は

「晒してないよ」
「知らん人がわざわざ店を調べてクレーム電話まですることまで予見しなきゃいけないとかおかしくね?」

というようなツイートをしているそうです。

この批判問題は、ニュースにも取り上げられ、Youtubeなどでも、ホリエモン批判の動画などが多く見られます。


悪気はなくても傷つけたのは事実

有名人の発言は、良くも悪くも影響力が強く、たった一言で大人気店になることもあるし、お店が潰れるきっかけになることもあります。潰れないまでも、今回のように騒動に巻き込まれ、営業停止になる事態になることだってあります。

有名であれ無名であれ、堀江氏も個人には変わりませんが、一言の影響力は違います。その影響力を自覚していなければ、何気ない一言が、大混乱を招くことだってあります。少なくとも堀江氏は、オンラインサロンを運営していて、一定のディープなファン、つまりホリエモン信者を抱える教祖のような存在だと言えます。

そういう立場にして、自分の発言で「知らん人が・・・」と発言するのは、少し無責任で、虫がよすぎるのではないかと思います。

「自由に生きる」とは言っても、その行動によって、業が生まれます。私も大好きな『コードギアス』という作品がありますが、行動に責任を取らなければ、後々「倍返し」されてしまうというものです。

このテーマについては、ちょうど【道楽舎】でコラムを配信したところです。


道楽家・ホリエモン?

特にホリエモンは昔から、その言動で注目を浴び、常識に捉われない発言が多くみられます。

彼の生き方は、間違いなく「既定路線」ではなく、一つの「道楽家」と言えます。上記にあるように、彼の言動は常識に捉われず、自分自身で築いてきた考え方があるからです。学べるところは多くあるとも思いますし、たまにホリエモンの動画を観たりもします。最近は観ていませんが(笑)
オンラインサロンが人気なのも、やはり堀江氏から学べることがあるからだと思います。

ホリエモンの生き方は「既定路線」ではなく、独自の道を歩んでいると思いますが、【道楽舎】の目指す「道楽家」ではないですね。

個人的に、ホリエモンは嫌いではありませんが、特別好きでもありません。ただ、ホリエモンのオンラインサロンに入りたいとは思わないし、一緒に何かしたいとも思いません。それでも、共感できることや、学べることはあり、ちょっと偉そうな言い方かもしれませんが、彼の生き方や考え方は認めています。

認めるところは確かにありますが、彼からはあまり「愛」を感じないので、手を結びたいとは思いませんね(^^;

私としては、自由に生きることはとても大事で、道中を楽しむ「道楽家」として生きていますが、誰かを貶めたり、傷つけることをヨシとはしません。「誰かの為に」何かをしようとは思いませんが、「結果的に誰かの為になれば」とは思います。

「道楽家」は、慈善ではなく、自己中でもありません。言うなれば「自分本位」でしょうか。


今回の問題をウラヨミ!

今回の騒動の焦点

今回の騒動は、コロナ禍によるものでもあります。

今や、マスク着用やソーシャルディスタンスは常識となっています。致死率も低いことから、新型コロナウイルスによる脅威は弱まりつつありますが、インフルエンザのように、感染することで、会社や学校を休まなければならなくなり、中には差別やいじめに発展することも考えられます、どちらかというと、そちらの方が、このウイルスの脅威と言えるかもしれません。

ホリエモンは新型コロナに対して、マスク不要論を提唱しています。それが正しいか間違っているか、良いか悪いかは別にして、それはホリエモン自身の考えであり、それを人に強要することはできません。今回の騒動のポイントの一つが、ここにあります。

正しくても、強要すれば悪にもなることもあります。仮に、ホリエモンの考えが正しく合っていたとしても、正しさが人を救うことはあっても人を幸せにすることはありません。たとえ間違っていていたとしても、人は救われることもあるし、幸せを得られることもあります。

発言することは自由ですが、たとえ正しい発言でも、強要することで問題になる、ということですね。


とても単純な話

ホリエモンが提唱しているように、確かにコロナ対策は過剰なのかもしれません。

ただ、今や感染云々というよりも、感染したことでの「社会的評価」のほうが大きいと言えます。

お店として、「マスク非着用の方は入店お断り」というのは、コロナ脳でもなんでもなく、お店を営業させるためルールに過ぎません。お店でコロナ感染者が出たとなれば、営業できなくなるのも必至で、信用問題に関わります。問題となった餃子屋さんに限らず、どのお店でも、入店の際には基本的にはマスク着用、消毒はしていると思います。だって、そうしなければ、営業できないから。

ルールとは、みんなが守ってこそのものです。

コロナ禍ということで、マスク着用や消毒ということが、特別のように感じなくもないでが、あくまでお店のルールであり、文句があるなら行かなければいいだけの話です。それを、「コロナ脳」だとか、お店を批判することは、お門違いです。傷つけるつもりはなくても、傷つけてしまったのなら、謝るのが人間です。子供でもわかります。

それに、「食べるときは外すんだから」は、いじめっ子の理論のようなもので、「どうせ壊れるんだから、壊してもいい」とも同義だと言えます。

今回のことで、ホリエモンに対する世間の評価は大きく下がったのではないかと思いますが、それは自身が撒いた種です。本人にとっては、痛くも痒くもなく、何とも思ってないかもしれませんが、今すぐどうにもならなくても、今回生み出した業は、いずれ代償を請求にくるかもしれません。


今回の騒動も、コロナ禍による影響の一つだと言えますが、ホリエモンの振りみて我が振り直して行きたいですね(笑)
「せいをおかげに」を提唱していますが、ホリエモンにも、被害にあった餃子屋さんも、今回の騒動から「せいをおかげに」するものがあれば、と思います。

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