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吉澤ひとみ ひき逃げ事件のタブーとアイドルの闇

連日、元モー娘。の吉澤ひとみ容疑者による事件が報道されてますね。ちょっとの供述までいちいちニュースになるのは凄いなぁと思います。そして、芸能界も引退されることとなりました。

今回の事件で、あまり触れられていない事に気付いてしまったので、炎上覚悟で申し上げます。
まぁ、炎上するほど閲覧されてないでしょうけど(笑)

まず始めに述べておきたいのは、決して吉澤容疑者を擁護するつもりも、改めて非難するつもりもありません。起きた事件は間違いなく犯罪で、償うべき事です。

その上で、タブーと思われる発見がありました。

もう見た方もいると思いますが、フライデーが独占入手したドライブレコーダーの映像に、事故の瞬間が映されていました。そこでは、供述を裏返すことが映っており、被害者とぶつかった瞬間が映されています。

それで、気付いた人はいますか?被害者の方が信号無視していたことに。

まだ、赤信号で車の右折表示があり、その状態で渡ろうとした所、吉澤容疑者が運転する車両が突っ込んだ訳です。道路交通法上、いかなる場合も歩行者は被害者になるので、法律上は被害者ですが、この事故自体は、防げた事故だったと言えます。

もう一つ断っておきたいのは、被害者の方々を非難するつもりも、吉澤容疑者を擁護するつもりもありません。起こるべくして起こった事故だからです。どうかは知りませんが、おそらく飲酒運転は以前からしていて、いつかこういう事故が起こるだろうと言われていました。

おそらくそうでしょう。しかし、この事故自体は防げたはずです。

ある意味、色んな不運も重なった事故なんだと思います。

まぁ、完全に吉澤容疑者が悪いので、歩行者の信号無視に関しては一切触れないのでしょうけど、全体像を見た時に、違和感を感じたので、申し上げました。また、報道の仕方も、マスコミの闇を感じざるを得ません。


そもそも、なぜ吉澤容疑者がこうなってしまったのか。
タッキーのコラムでも伝えたことですが、吉澤容疑者は、今ではママタレとして活動していましたが、以前はモー娘。に所属したアイドルでした。
加入した時は15歳で高校1年生でした。既に人気絶頂で、入った時からチヤホヤされていた訳です。7年活動し、リーダーも務め、22歳で卒業した訳ですが、その後も活躍し、ママタレになりました。

そりゃ人生変わりますよね。劇的に環境が変化してしまうと、順応するのは難しいです。

よく、宝くじに当たって、いきなり億単位のお金に手をして人生がめちゃくちゃになった人もいますが、一発当てようとして、本当に一発当ててしまうことは、実は大変なことなんでしょう。手にする幸福が大きいほど、失う不幸も大きくなるものです。不相応な成功を手にすることは、大抵の場合失うことが多く、より不幸になっていくケースがほとんどです。お笑いでも「一発屋芸人」と言われる人たちがいますが、その後は無残な存在になってしまう場合が多いです。

そういった闇を、吉澤容疑者が抱えていたのは間違いなく、そういった社会や芸能界の闇に流された存在だったのは間違いないでしょう。ただ、それは吉澤容疑者だけがそういう存在ではないので、防ぐことができたものだと思いますが、ここ数年で、芸能人、特にアイドルやアイドルだった人の起こす事件が増えてきています。おそらく、もっと増えるでしょう。

それは、本来の自分ではない姿を望まれ、仮面を着け続けて活動しなければならない芸能人、特にアイドルという存在は、その抑圧が大き過ぎるのです。

個人ではどうにもならない部分があるので、下手に「アイドル」にはならない方がいい、と述べておきます。アイドルになるということは、そういうことなのだと。

時には、仮面を着けることもあると思いますが、より本来の自分でいられる状態でいることが、重要だと思います。役を演じ続けることは中々できません。

メンバー事件でもそうですが、この事件も、そういった「アイドル」だったことが背景にあり、タブーとも言える様々な要因によって起こった不幸な事故だと思っております。今後、吉澤容疑者がどのように生活していくのかはわかりませんが、強い向かい風を受けることは仕方ないでしょう。しかし、差し伸べる手があってもいいと思います。

ある意味、吉澤ひとみさんも、被害者と言えるかもしれません。もちろん、アイドルになったのは、自分の判断ではありますが。しかし、アイドルになる、ということは、そういうことなんでしょうね。

だた吉澤容疑者を責めるのではなく、今まで楽しませてくれたこともまた事実なので、そのことを帳消しにするのではなく、良いことも悪いことも合わせて、本人も、周りも見るべきなんじゃないかなと思います。

被害に遭った方も、大事には至らなかったようで何よりですが、被害者にならないようにする為にも、飲酒運転をしないのはもちろん、信号も守りましょうね。

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