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いつもお伝えしていること

気学鑑定をする際、常にお伝えしていることがある。それは、誰もが全ての要素を持って生きている、ということだ。それぞれの人が持つ星にはたしかに特性や役割があるけれど、他の特性や役割も同時に持っている。しかし、生まれたタイミングやその後の環境などで、性格や傾向値として現れやすいものがある。鑑定では、今のその人がどんな傾向値を持っているのか、どのくらいその人らしく生きているかについて、所感をお伝えしている。

私が常に目指すのは、いつのタイミングで申し込んでくださった方も、気学鑑定を受けた後に「今の私は素敵だし、これからもっと良くなるんだ」と思っておられる状態である。その時どんなに迷っていても、自分らしさを認め、受け入れるための糸口を掴めることが大切だと思う。仕事や立場など、環境によって変わるものがあったとしても、自分らしくあれているかどうかが揺らがなければ、何をやってもストレスになりにくい。同じ星の人どうしであったとしても、その人らしさやその時お伝えしたいと感じる要素は全く異なっていたりする。でも、伝え方が違うだけで、根底の部分にあるものは変わらない。

学び始めた頃の講義ノートを読んだり、先生の本を読み返す度に、自分の気付きのポイントが変わっていることを感じる。古代中国から伝わる普遍的な学びなのに、時代と人が変われば、受け止め方や視点は変わる。先生はかつてこう仰っていた「古くから変わらない学びに触れる以上、世の中の流れにしっかりとついて行くことが肝要だ」と。自分らしさを活かせるかどうかは、今、そしてこれからの社会にどんなあり方が求められているかを知ることともつながっているのだと思う。

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