シェアハウス・ロック0423

【Live】絹の道行軍とタケノコ掘り

 体の具合が悪い。金曜日からだ。
 木曜日、77歳のお爺さんの「宗教的自叙伝」の編集作業を8時間ぶっ続けでやって以来である。その日の夕食は、若干食欲がないものの、一合飲み、パラパラとつまみも食えた。翌日からがいけない。翌金曜日は、朝のコーヒー以外なにも受け付けない。固形物はまったくだめ。食欲がまるでわかない。一日なんにもできなかった。
 ところが翌土曜日は、市民講座で、「絹の道を歩く」というものに参加予定の日だったのである。朝コーヒーしか飲めないのに、予約もしてたので、敢行した。なんだかんだで、山道を一万歩以上歩いた。この荒療治がよかったのか、昼は駅前のラーメン屋でもやしそばを半分くらいは食えた。夜は、日本酒一合のみ。つまみは全然無理。
 日曜日はタケノコ掘りの日である。まいどおなじみケイコさん、初出のコウジロウ(夫妻)、おばさん、私である。前日は山道をあるいたが、山道とはいってもまだ道なんで多少は楽だった。ところが本日は山そのもの。道もない。
 タケノコはよく採れた。いままで4年ほど行っているのだが、過去全部合わせたより採れた。そこは「観光タケノコ掘り農園」で、この日が今シーズンの初日だったこと、もうひとつ、今年はタケノコは「表」だったことによるのだろう。タケノコにも、表、裏があるんだよ。知ってた? ああ、私らが慣れてきたってのも大きいな。
 タケノコは採れたが、昼飯はコーヒーだけ。夕飯は、つまみをほんの少し食った。ふと思いついて、夕食に酒を飲むのをやめてみた。それで、少しは食えたのだろう。
 翌月曜日、すなわち昨日は優秀。朝は、普段の朝食をこなせた。コーヒーを飲み、パンを焼き、食い、ヨーグルトも食べた。そこで、いきなり疲れが出て、昼食まで眠った。いびきをかいて寝ていたという。
 昼は、マエダ(夫)がつくった牛筋カレーを普通量食べた。優秀。
 夜は、マエダ(夫)からいただいた温泉豆腐というもの、タケノコ狩りの帰りに寄った「道の駅」(東京でただひとつという)で買った「のらぼう菜」(八王子特産)と豚バラの炒め物。獲物のタケノコを煮たもの。完食ではないものの、まあまあ優秀。この日も、酒はやめてみた。
 本日、火曜日はレギュラーな朝である。まあまあ回復したという手ごたえがある。朝食も普段通り。
 まあ、年を取ったてえことですな。編集作業8時間ぶっ通しなんて、どちらかと言えば仕事が楽な日の仕事量だったからね。
 それと、若いころ恒常的に奴隷状態で働いていたので、そのあたりで私の体が、疲れを処理する仕方が違ってしまったのかもしれない。通常、乳酸や尿酸が疲れの元なのだろうが、どうも私の場合、「疲労素」とでもいったものにしてまとめ、それに関しては棚上げという処理ができるようになり、その代わり、「疲労素」を一度、乳酸なり、尿酸なりに分解したあとから、疲れが来るということになっているのではないか。月曜日の昼間に眠ってしまったというのは、まさしくそうだと思われる。

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