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(2024年2月)ソラマチでみた大道芸 後編

(つづき)

ご高齢(←ちょっと失礼)の大道芸人の人は、年齢5、6歳と思われる男児の手を取ると中央へ連れ出しました。
男児の一つ一つの動作が可愛らしいし、なによりそれをうまく引き出す大道芸人の人。
大道芸人の人と男児の二人で、直径20cmほどのボールを使った芸をしてみんなから拍手をもらっていました。
大道芸人の人から男児へ風船で動物をプレゼントすることに。
見ている子どもから
「らいおん~」と声が上がれば
「今日はライオンはお休みなんだよね」
「きりん!」と声が上がれば
「キリンいいね~、だけど今日は欠席なんだって」
ほとんどマギー○郎状態。
黄色の細長い風船をねじりながら作ることになった動物は「病気になった犬」
病気になった犬。
子どもが病気になった犬をもらって喜ぶでしょうか(笑
なぜかわいい犬ではなく、病気になった犬なんだ。
なんか、いちいちオモシロイ。
そして無事に、胆石ができた病気になった犬が完成し男児に手渡されました。
男児は少し複雑な表情を見せましたが、それなりに嬉しそうに元いた場所へ戻っていったので良かったです。

今度は、ベビーカーに乗せた子どもと一緒に見ていた男性を連れ出しました。
大道芸人の人と男性による二人のショータイムです。
大道芸人の人はボーリングのピンのような道具を男性に軽く投げると、男性はナイスキャッチ。
受け取った道具を男性から大道芸人の人に投げると、大道芸人の人がナイスキャッチ。
再び大道芸人の人から投げ渡されると、男性がナイスキャッチ。
男性から大道芸人の人へ、ナイスキャッチ。
それがだんだん早くなり、一本の道具が二本に、やがて二本の道具が三本になって、男性と大道芸人の人でジャグリングをしている形に。
見せ方が上手です。
たぶんやってた男性も、うまくできて嬉しくなっちゃうんじゃあないかな。
そんな流れで、ついに一輪車が登場。
いよいよです。
大道芸人の人が一輪車に乗って、男性から先ほどの道具を投げ入れてもらうというシチュエーション。
しかしここで思いがけない展開が。
なかなか一輪車に乗れません。
時折「がんばれ~」というかわいい声援も聞こえる中、瞳に不安と心配がこもった子どもたちの視線がありました。
何度か挑戦するも、乗れない。
すんなり一輪車に乗れないのは、この大道芸人の人、ご高齢だからなんだろうか。
なんとも言えない緊張感。
大道芸ってこんな不安を抱えながら見るものなのだろうか(笑
それでもがんばる大道芸人の人。
大道芸ショーの流れは完全に途切れてしまった感じではあり、そこから出た大道芸人の人の言葉。
「時間がない人は帰ってください」
そんなこと言うのフツー?w
おもしろすぎる。
緊張の中でも笑いを忘れない。
一輪車に対して苦戦を強いられる大道芸人の人ではありましたが、それでも果敢にチャレンジしついに一輪車に乗ることに成功!
男性から投げ入れられた道具でジャグリングをしてグランドフィナーレとなりました。

目を見張るほどの多くのお客さんがいたわけではありませんでしたが、前列に座った子どもたちはみなニコニコとした表情を見せていました。
大道芸というと若い人が頑張ってるイメージもありますが、ベテランの大道芸人の人もその味わいが楽しいです。

おわり

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