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散文 そんな朝

雨でも降っているかのように街は灰色に覆われた
少しだけ寒く湿った空気を吸いながら足を進める

風に木々が煽られ踊っている
髪が顔に張り付くのを手で払う

今日の仕事をあれこれ考え
無事に終わるように思いを巡らす

やるしかないか

少しだけため息をつくと
どこからか空き缶が転がりどこかへ行った

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