ぼんやりしたイメージ
Twitterは便利で色んな記事を見る事が出来るとこが良いなと思います。
自分の仕事に関係するような記事の場合に自分ならどうするか?という事をよく考えます。
自分ならどうするか?というのはその目的は本当に正しい事なのか?他にアプローチする手段はないのか?それによるメリット、デメリットは?実現可能か?次に繋がる何かはあるか?等々それはもう色んな事を考えます。
特に気を付けているのはぼんやりしたイメージでなんとなく良さそうだと捉えていないかというとこです。
農業分野というのは利権というか既得権益が多すぎてデジタルトランスフォーメーション(DX化)が非常に遅れています。
ボクがこの分野で唯一成功したと思っているDX化は個体識別番号だけです。あれは奇跡のシステムでよくこんなことが出来たなと驚いたと共にやれば出来るじゃないかと思いました。
他に農業分野で本当のDX化が出来たという事例がありましたら教えてください。
ボクがいつも思っているのは最前線で働く人達がぼんやりしたイメージで動いて結果、DXというものを誤解しているなということを心配しています。
真のDX化というのはこの個体識別番号を超えるものを出す事です。
どうでしょう?皆さん、不可能に思えて来ませんか。これはそれぐらい完成されたシステムで超える必要はありません。このメリットを最大限に引き出して活かすやり方が正しい事であると我々は認識しています。
先日、宮崎県が牛の顔で個体を識別するAIを活用した飼養衛生管理の研究を開始すると発表されました。
スマホで顔を写すとその牛の情報や移動歴、投薬履歴、治療歴等が見れるそうです。
なんとなく便利そうに思いますでしょうか。
記事をよく読むと個体識別アプリの開発と総合防疫管理システムの構築とあります。
ボクはシステム屋なので色々考えるのですがこの顔認証システムで鼻紋も取らなくて良いし耳標も打たなくて良いと言うならそれは素晴らしいもので生産性が上がるなと思うのですがかなりというかめちゃくちゃ問題だらけなのを作っている方が認識しているのだろうかと心配しています。
手段が目的になってしまうとなかなか上手くいきません。何かやらなければと思うのであればそれはやはり現場で汗して働いている方々の事を常に頭の片隅において考えて欲しいなとちょっと個人的には思います。
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