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【障がい者の働く場】共同(共働)作業所

現在は、就労継続支援A・B・(生活介護)型事業として、障がい者の方の働く場が制度化されていますが、それまでは、障がい者の就労の場がなく、卒業後は家の中に居るしかない状況におかれていました。

保護者や関係者が立ち上がり《就労の場》として、共同作業所(共働作業所)作り運動が全国的に拡がりました。

私の住む市でも、当初は数人の利用者や保護者により、《共同作業所》として開設されました。

自治体や社会福祉協議会等の協力は大きかったと思います。

その作業所では、クッキー作りを始めました。数種類のクッキーがあり、私も最初は義理?で購入しましたが、市販でも通用するような大変美味しいクッキーでした。知人にもプレゼントしました。

 当初は、保護者があちこちに声かけして、段々と口コミで販売が拡大していきました。

こちらの作業所のことではありませんが、数字に拘りのある自閉症の方が、こんな時に才能を発揮するそうです。

小麦粉の量を量る時とか、1gの差も許さないで、きちんと間違いなく量ってくれるので、作業所の責任者が、「本当に大変助かります。この人に任せたら、絶対に間違いがないので、本当に安心なんですよ。」と、話されました。

なるほど…と納得しました。その方の発揮できる特性を活かせれば、その方も作業所も活きるのです。

様々なハンディがあっても、その方の居場所作りを整えることが大切なことです。

*現在は就労の場として、A型事業は雇用契約を結び、給料が保証されるようになりました。就労者にとっては大変な生き甲斐になっていると思います。


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