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花の便りが届く季節は近いのに

近くの家の庭に、白木蓮の木がある。蕾が少しだけ顔を覗かせていた。また別の家には、山茶花が咲いている。
これから蝋梅や沈丁花とか、次々と花の便りが届けられる季節を迎える。本来は、心弾む季節が訪れる筈でした。

今年は、心弾むような気分にはなれない。年明け早々に、石川県能登半島の地震災害が起きて、多数の人々に被害が及んだ。

亡くなられた方も多い。
家族と共に、妻の実家に一家5人で帰省されていた夫は、妻と子ども3人を亡くされている。一瞬にして。

災害は、今では何処で起きても不思議ではない。その災害は、私の住む町だったかも知れない。今は、そんな風にしか思えない。

これは、石川県能登半島の問題ではありません。いつ自分の住む町に襲ってくる災害かも知れない。

簡単にいく話ではないかも知れないけど、この寒空の中、先ずは暖かい場所に移動して、せめて少しでも日常を取り戻して欲しい。

やはり長く住み慣れた地域を離れることは、地域住民の絆が切れることに不安があるでしょう……

取り敢えずは、地域住民が希望され、安心して暮らせる方向が叶うよう心より祈念いたしております。

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